第二次宇宙大戦

ネコ エレクトゥス

第1話

 地球外で生まれた人達が人類の多勢を占めるようになっていた紀元5000年代のこと、先の宇宙連合軍との大戦に敗れた地球同盟軍は宇宙の主導権を賭け最後の決戦に臨む準備をしていた。しかし彼等の装備や戦法は古風であり、どこか死ぬためだけに戦いに挑んでいるようでもあった。そう、地球の人類の起源としての地位は変わらないし、誰もが地球にノスタルジーを感じているのは確かでも、もはや地球の常識は宇宙の常識ではないのだ。地球同盟軍は徹底的に叩き潰された。

 その後地球は宇宙のただの観光地の一つとなった。


 しかし地球の美しい原風景は残った。京都の寺院群、万里の長城、エジプトのピラミッド、中東のモスク、パリのノートルダム寺院、そして花が咲き虫が飛ぶ美しい自然。それならば地球同盟軍の敗戦は結果として宇宙にとって良かったのだろう。




               おまけ:木星有人探査

 木星の有人探査をするのに懸念材料の一つとなっていた宇宙船乗組員の食糧の確保は、宇宙船乗組員をインドのヨガ行者にすることによって決着を見た。しかも彼らならどんな重力Gにも耐えられる!いや、少なくても耐えてるように思われる。

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第二次宇宙大戦 ネコ エレクトゥス @katsumikun

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