夏の奇跡

夏と思い出の描写が秀逸。
それだけで真冬の現在でも夏を感じる。
そして、そこに自然に佇むミネおばあちゃん。
おばあちゃんは、孫を待っている。
ずっと待っている──

胸を締め付けられるような思い。
よし子の思いも強く伝わる。
誰の思いも間違っていない。

奇跡であってくれ──強くそう思わせる作品です。
読む時はハンカチ用意。

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