平成三十年六月五日

 このたとえようのない虚しさは、またどこかから新たな虚しさを呼んでやってくるに違いない。そんな気が、なんとなくした。/平成三十年六月五日。じつに一か月ぶりの更新となる、こちらの所感。はたして、この文章の羅列に意味はあるのか。自分で書いていてかなり怪しい。/最近少しどこか物足りなさを感じるが、それは何で埋め合わせればいいのだろう。これまでと同じように時間を過ごしても、やはり得られるものなど、ほとんどといっていいほどない。他人様の産物をありがたく目にするとき、新しい世界が開けた気がするが、それもほとんど気のせいのような感じがする。もちろん無駄とは言わない。それぞれ考えたことはおのおのの財産となっているはずだし、誰かにとってもそうであるはず。しかし、この僕にとっても、はたして皆と同じく糧にすることができているだろうか。確認方法もわからないので、ひとまず自分の中で、きっとそうなんだろうと決めつけることをここで覚えたいと思う。ほとんど通り過ぎているが、たまに自分にとって大事なものを見つけられることを信じて、またやり過ごすことを、これでもかというほど繰り返していくんだろう。そのほかは、たぶんない。/ここまで書いて、全然ちゃんとした文章になってない気を覚えてしまった。たいへん雑かつ勝手ではあるが、本日はここで筆を擱かせていただこう。/終

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る