今は亡き想い 参


今日はは何だかいい天気で

こんな日は洗濯物を干したくなる


殿「あら四つ葉のクローバー…近々いい事あるかしら。」

庭のクローバーの中に偶然に見つけた四つ葉のクローバー

もうどれ程見てなかった事か

そんな事思っていると街の道から聞き慣れた声がする

蒼「にしてもザキさん動けたんだね~。」

ザキさん「巷で噂のザキさんだぞ、全然身体は鍛えてません!」

蒼「誇るとこ?それ…でもあいつらまた来るよね。」

ザキさん「ん~妖山の奴らは手に負えないとのがあんなにいんのかな奥地まで行ったことは無いから何とも言えないけど。」

殿「(妖山…)」

蒼「まぁこんな物騒な話はまた今度にしよう、もう眠いや。」蒼は目をこする

ザキさん「家に着いたら身体をスリープモードに切り替える。」

蒼「いつもスリープモードだけどね。」

ザキさんはズレた眼鏡をなおし蒼は欠伸をして家へと歩いて行く

殿「妖山ってあの人が居るって言ってた場所だよね…。」

ぎゅっと洗濯物を握りしめる

殿「きっともうこの街では会えないと思うしこの私が思い出せない何か分かるかもしれない。」

殿は胸の内で決心をした

妖山へと足を踏み入れる事を


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翌日 生憎の小雨が降る

しかし気温はさほど寒くはない

殿「行こう。」家のドアをガチャっとあけ番傘をさし妖山の方へ歩き始める

殿「大丈夫きっと私1人でやらなきゃいけない…思い出さなきゃいけない事なはずだから。」


柊「久しぶりの雨だね~何だかわくわくする。」

イツキ「昨日はあんなに晴れてたのにな。」

柊「イツキが居るから僕は寒くないけどね~」

イツキの尻尾に僕はくるまりながら寝っ転がる

イツキ「そりゃ俺の尻尾にくるまっていれば誰でも温かいだろう?」

柊「えへへ、それもそうか…雨がやんだらまた街に行っていい?」

イツキ「あぁいつでもいいさ。」

柊は尻尾を抜け出しイツキの前足の間に入っていく

少しだけ昼寝をしよう

そう思い目を瞑った


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