枯れればまた咲く 伍
殿との会話も久しぶりで
2人とも会話が弾む、話をしてる殿はとても表情豊かで楽しそうだ
勿論、僕も楽しい
会話をしながら殿の家へ向かう途中も
お店が立ち並ぶ道を歩く為周りも賑やかだ
???「あら、これはまぁ珍しい人が居りますなぁ。あんさんお酒は要りませんかな?」
柊「そっちも、こんな周りが騒がしい時に表に居るなんて珍しいね?巴(ともえ)さん。」
そう言って声のするほうを見ると
髪は白くロングヘアー、前に少し垂れた狐耳と尻尾が生え黒い着物を身にまとった白い肌のスタイルの良い狐娘が居た
見た目は20歳くらいで本当は100歳である
巴「妾も、商売はするさかい。致し方なくやっておるのじゃ。」
赤い口紅が塗ってある口がそう答える
柊「そうだなぁ、、イツキ残りのお酒ってもう無かったよね?確か。」
イツキ「そうだな。もうきらしてたはずだ。」
柊「それなら巴さん、いいお酒入ってるかな?」僕はにっと笑った
巴「そりゃ妾が揃えたお酒じゃ、殆どいいもんしか売ってませんもの。気に入ったのを選ぶが良い。」
殿「私これがいいなぁ」
柊「なんで殿が選ぶんだよ…」
巴「あら、流石殿はんいいお酒を選びなさるわ柊も見習った方がよいの?」
人差し指で僕の鼻を巴さんがつついた
殿「ほらみなさい貴方、私を少しは見習うべきよ。」
殿は僕の耳元でそう呟く
柊「…ねぇ、イツキ僕この二人といるといっつもペース乱されるんだよね。」
イツキ「息があってるからな二人とも。」
柊「ほんと、、姉妹にしか見えない。」
巴・殿『さぁ?どうでしょうね?』
二人がくすくす笑う
女の子は何考えてるか…分からない
表情から感じ取られたのかイツキまでふっと鼻で笑った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます