枯れればまた咲く 参


イツキ「そろそろ着く、柊降りろ。」

柊「はーい。よっと」


イツキから勢いよく飛び降り過ぎて

少し僕はよろめいたが降りた地面のすぐ足元に…

柊「!見てみてイツキ、四つ葉のクローバーあるよ!」


僕の指さした所には四つ葉のクローバーがポツリとあった


柊「お前はひとりぼっちで居るのに力強くここに居るんだなぁ」クローバーをつつきながらボヤく

イツキ「あんまりつついてやるな。強くあっても限界は誰にでもあるからな。」

柊「そうだね、ごめんねクローバーさん。」


クローバーに話しかけイツキの方を見ると

イツキはいつもの大狼の姿から人間の様な姿になっていた


眼は片方翠色のままで片方は白く

長い髪の毛はしたの方で束ねてあり服装は白と灰色の巫覡の様である

獣人化している部分は無く唯一犬歯がちゃんと鋭いという事だけ


柊「そのままでいた方がモテるんじゃない?」

イツキ「モテるためにこの姿になっているわけじゃない。それに魔力を使うからこのままは俺が面倒だ。」


柊「イツキがその姿だと僕がイツキの子供みたいに見られるんだもの。」


僕の髪の毛は白く少し前下りのボブっぽい

そして髪の毛の一部は薄緑色の毛が混じってて

瞳は片方白く片方金剛色をしている

獣人化してる膝から下は狼なのでそれ以外の場所で

獣人化してると言えば犬歯が少し発達しているくらいだから

この姿のイツキと歩いてると親子や兄弟と思われる


イツキ「俺があのままで街を歩く方が問題であろう。」

柊「まぁそれもそうなんだけどね」

僕は頬をかきながら

イツキと街へと入っていった


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る