売れるってだいじ
夫はテレビ局の技術者です。
テレビ局とコンピュータというと、水と油みたいに感じるんですが、夫はテレビ局のIT技術者です。
最近、勉強のためにiPhoneを買い、ついでにわたしのも買ってくれました。
わたしはiPhoneのポケモンGO AR+にハマってるんですが、それはこの話とは関係なかったな。
ともかく、夫はいつものように、局の社報を持ってきてくれました。
社外秘でもなさそうですので内容を紹介します。
今回の社報は、西日本豪雨災害の話でした。
表紙に、広島県内のあちこちの豪雨災害状況の写真が載ってます。
「このままだと災害が起こらないのは運がいいかも」
気象予報士が、そんなことを言ったと書いてあるんですが、別のテレビ局で、(たしかNHKだったと思う)
「広島県は災害が起こりそうになるたびに警戒警報を出していた。でも、そのたびにたいしたことがなかった。
なので、今回もそうだろうと思っていた」
という被災者の証言が放送されていました。
警戒警報が、すっかり 「狼少年」 になってしまった訳ですね。
災害になりそうな天気図を見極めるスキルのある予報士はいなかったんだろうか。
高給取りだから辞めさせたのかな。
ありそうだよなー。
安全管理の面では、4年前の土砂災害の経験が生きた。
一方で4年前との大きな違いは、「自分たちの地域も取材して欲しい」という声が、
非常に多く寄せられていることだ、
と書いてあります。
これは、RCCのラジオ 「ごぜん様さま」 の横山アナウンサーも言っていたことで、
要するに、被害が広域なうえに交通網が寸断され、至る所に陸の孤島が発生したためなのです。
テレビやラジオで取り上げられると、そこは集中的に救助活動が行われるんだけど、
人命にすぐ差し障りのない被害(建物被害や避難所の不便さ)などになってくると、
どうしても手薄になっちゃう。
それに、休日やお盆などではボランティアも来てくれるけど、
平日は…… ということもある。
今回心強かったのは
この社報には、NNN各局の応援がありがたかった、と書いてあります。
発生の翌日には4局が広島入り、「危険な暑さ」 のなか、道なき道をかきわけて
被災地に入り、土砂のすさまじさ、遺族の悲しみ、ライフラインの寸断を伝えた、とのこと。
テレビ局だけに、ニュースへのこだわりがにじみ出ています。
その一方で「ニュースのウラを取るまでの作業」 に時間が取られ、
その間にガセネタがネット内を席巻する、という事態が今回もありました。
「○○らしいよ」 が、「○○なんだって」 ということになり、「○○に違いない」 となって、
誤解が広がっていくわけです。
こういう噂話を広げる人は、悪意がないからこまりもの。
しかもラジオやテレビを持っていない(または壊れた)人にとっては、ネットがすべてですから。
情報は、慎重に流しましょう。
情報はすべてを握る
高度に発達した世界に住んでいるわたしたちにとって、情報は命綱のようなモノです。
どこで、どんなものが手に入り、どうやったら自分を満足させられるのか。
結局 行き着くところはそこだろうな。
売れるってだいじ。
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