第3話俺 彼女いるぜ!

ぼくは 生まれてはじめて彼女ができて

とても 嬉しかった

誰かに自慢をしたいくらいであった

まぁ ボッチなんで 自慢をする相手はもちろんいない

新美 満理子さんか…

マリちゃんとか呼んでいいのかな?

そんなことを考えているうちに 

どんどん 妄想が進んでいった

まぁ ぼくは 残念ながら人間になってしまった

人間ほど 素晴らしくて 価値のあるものではないのに

偶然 人間になってしまった

だから 人の名前を呼ぶなんて事は ぼくにはできない

同じ 人間の分類の中に入るのかもしれないが

その人間の中に 卑田正男と その他という分類があり そのあとに 男と女という 分類がある

この表現のしかたであると ぼくの性別に、興味を持つ人もいるかもしれないが

ぼくは 男だ

まぁ 性別とかの仕組みは 人間と同じだ

まぁ 普通の人間ではあるが 普通の人間であることを 認めたくないから

このように グチグチ言っているのだ

もし ぼくが人間であるのなら

まわりの人は 神となるだろう

まぁ そのくらい ぼくの 他人の間には 差があるのだ





よし!

これで ぼくは リア充だ!

あぁ 吐き気がする

おえっ!

吐いてしまった

そういえば ぼくは リア充アレルギーであった

自分が リア充であることに対しても アレルギー反応が起こるなんて!

学校にいる人みんな ぼくより幸せそうな顔をしている

そのため その顔を見るたびに 吐き気がする

ぼくは 生まれたときから 幸せになれないと決まっていたのだろう

それなら まわりの人を ぼくより不幸にして 

相対的に ぼくが 一番幸せになってやると いつも思っていた

彼女ができてからは このような考えをしていたことが 恥ずかしく思えてきた


恋人の力ってすごいね

おえっ!

また 吐いた

付き合うというのも大変なんだな~と付き合ってみて思った

なぜなら 吐き気が止まらないからだ!

もう 誰か止めてくれ!

まぁ 普通の人間なら 吐き気ではなく 興奮で鼻血が止まらないのだろう

そんな 付き合ったり キスしたり そういう行為で鼻血を出す人間は 愚かだな🎵

あっ すみません

人間様 今のは たまたま 口が滑っただけで…

申し訳ございません!


吐き気は 付き合って一ヶ月たったら おさまった

付き合って 一ヶ月のときに 

記念に彼女がペンをプレゼントしてくれた

ぼくは 何も プレゼントはしなかった

お金がないのでね

それに 一ヶ月記念とかでプレゼントを交換するという 変な儀式をするカップルがいるということは 聞いたことはあったが まさか 自分の恋人がそういうことをやる人だとは思っていなかった

そして 一ヶ月記念の日にお出掛けをすることになった

場所は 水族館だ!

なに 入館料が1000円以上だと!

まぁ 初めてできた 恋人のためならと思い 高い入館料であるが ぼくは頑張った

貯金がすべてなくなった


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