第43話 預言者シズの家出(後編)




 預言者シズは、自分を勇者だと思い込んでいるマッチョマン、トウジに攫われた。

 勇者の選出に異を唱えたいトウジであったが、シズにそんな権限も、神に異を唱える事もできない事を知り、そのままシズを返す事になる。

 そんな中、シズから提案したのは「トウジが勇者である」という預言のでっちあげ。

 その預言のでっちあげの交換条件は、シズを遊びに連れて行く事。

 提案を聞いたトウジは、怪訝な顔をした。


「別にその位なら構わんが……どうしてそんなことを?」


 条件に文句はないが、わざわざそんな頼み事をする理由が分からない。

 あっさりと楽な条件に飛びつかずにその理由を尋ねようとする辺り、トウジは根は悪い人間ではないのだろうとシズは考える。

 シズは餌をちらつかせての交渉をした事を少し恥ずかしく思った。

 この人ならば事情を話せば聞いてくれるのではないか、そう考えて、素直に話す事にした。


「わ、私……ず、ずっとお城にいなくちゃいけなくて……よ、預言者だから、そ、外に出たり、遊ぶのも禁止されてて……い、一度、お、お城の外で遊ぶのが……夢だったっていうか……。」


 預言者一族は色々な掟や風習にがんじがらめになっている。

 天の神の声を聞く為に、身なりや食事、日頃の行動にも様々な厳しい制約があり、仕える城からも出ることはかなわない。

 唯一の娯楽は城の図書室にある本を読む事ぐらいである。

 その制約故に、シズには外の世界や、普通の人の娯楽というものに強い憧れがあった。

 なかなか人と接する機会もないせいで、うまく回らない口で必死に紡いだ言葉。

 トウジはその言葉を聞いて、怪訝な顔をすっと緩めた。


「そういう事か……。」


 そして、トウジはニッと笑った。


「その取引に応じようッ!!!」


 返事を聞いたシズも慣れない笑顔でにへらと笑った。

 預言者と自分を勇者と思い込んでいる男との取引は成立した。

 トウジはスッと立ち上がり、シズに手を差し伸べる。

 その手をシズは何も分からぬままに取った。

 ぐいと少しだけ強く手を引かれて、シズは椅子から立たされて、そのままひょいと抱えられた。


(これって……もしかして、お姫様抱っこというやつ……!?)


 シズも本で読んだ事のあるシチュエーションまんまのお姫様だっこ。トウジはシズを抱えたままに、小屋を飛び出し走り出す。

 思わぬ速さで、冷たい風がシズの頬を撫でる。


「ぴっ! は、速っ……!」


 鳴き声のような悲鳴を上げるシズは、更に身体がふわっと浮き上がる感覚にぞっと背筋を冷やす。

 たん、と地面を蹴ったトウジは高く高く跳び上がっていた。


「た、たたたたた高いッ!!! お、おち、おちちちちち……!」

「暴れるなッ! 落ちるぞッ!」

「ぴいいいいいい! お、おおおお落とさないでッ!」


 一足で、周囲の木々を見下ろす程に跳び上がる。

 その高さを見て目を回しているシズの肩に、トウジはぐっと力を込めて手を添える。


「怖いなら下を見るなッ! 上を見ろッ!」


 トウジの言葉を聞いて、シズは恐る恐る上を見る。


 そこにはいつもよりも近くに感じる星空があった。

 窓枠に囲われていない一面の夜空は、本で見るよりもずっと高く、ずっと美しく、シズは思わず息を呑む。

 高さに対する怯えが一瞬で吹き飛ぶ程に、シズの感動は大きなものだった。


 怖さが消えると、頬をつく少し冷たい風も心地良く、ふわりと浮くような不思議な感覚も今まで味わった事のない体験のようで楽しく感じてくる。


「……か、風が気持ちいいですね……。」

「そうだなッ!」

「……そ、空も綺麗で……。」

「そうかッ!」


 お姫様抱っこをされながら、美しい夜空を駆ける。

 本で読んだようなシチュエーションに、シズは思わずにやついてしまった。

 

 やがて、がくんという軽い衝撃と共に身体を打ち付ける冷たい風は収まった。

 そこでトウジはシズを降ろす。

 降ろされ、上を向いていて下に気付いていなかったシズが見たのは、一面見渡す限りの何もない雪原。城の中にいただけでは見られなかった景色であった。


「……ここは?」

「すまんな。世俗の遊びというものには疎くてな。教えられるのは此処しかない。ここは俺が普段特訓やストレス解消に使う場所だ。」


 トウジはザクザクと雪を踏みしめ前に出る。

 シズもその後に続いて雪を踏む。今まで踏みしめた事のない感触だ。


「此処には何もない。誰も居ない。そして、とても静かだ。どれだけ暴れ回ろうとも、声を上げようとも、誰にも知られる事はない。」


 トウジはどさっと雪の上に寝転ぶ。


「走り回るも良しッ! 寝転んで夜空を眺めるも良しッ! 大声で日頃の鬱憤を叫ぶも良しッ! 此処には貴様を邪魔するものは何もないッ! 自由にしろッ!」


 「自由にしろ」。

 そう言われたシズは何をしていいのか分からずに、とりあえずトウジを真似して雪の上に寝転んで見ることにした。ひんやりと冷たい雪に身体が沈み込む。寒い筈なのに、少し心地良い不思議な感覚。

 その体勢のまま夜空を眺める。邪魔するもののない空は、窓から見た夜空よりもずっと広く見える。


「そ、空って、こ、こんなに広いんですね……。」

「声が小さいッ!!! 聞こえんッ!!!」


 雪に埋もれているからなのか聞こえているがあえてそう言っているのか。

 シズは普段人と話さない為に非常にボソボソと小さな声で話している。

 声を張る事など全くないしどの程度大きな声を出せばいいのか分からない。

 普段はその加減が分からず、僅かな話をする機会でも声を出さずにいたのだが……。

 今日は周りには無駄に声を張る男、トウジしかいない。

 ここなら多少振り切った声を出しても誰にも迷惑を掛けない。


 すぅっと息を吸いこんで、シズはできる限りの声を絞り出した。


「空って!!! こんなに!!! 広いんですね!!!」

「そうだなッ!!!」


 お腹の中のどんよりとした空気を一気に吐き出せたような感覚。

 入れ替わるように冷たく綺麗な空気が流れ込んでくる。

 たった一回、大声を出しただけで見える世界が変わって見える。

 

 大声を出してもトウジ以外には誰も返事も反応もしない。

 そこで初めてシズは自由を自覚できた。 


 ざくりと雪を掻き分け身を起こす。

 感じるがまま思うがままに雪原を歩く。暗闇を照らす星空との下で、光って見える白い雪の上を、気ままに走り、時には転んで、好き放題に転げ回った。

 転んでも痛くない。寒くて冷たい。溜め込んだものを全て吐き出すように大声を出す。

 いつもは笑い方が分からず、不細工な引き攣った笑顔しか作れなかった預言者は初めて心からの笑い方を知った。




 どれ程の時間が経っただろうか。

 いつもなら部屋に戻る時間も、食事の時間も、眠りにつく時間も決められている。

 時計を見ながら、次にくる時間にいつも気を向けて、時計の針に急かされるように生きている。

 しかし、ここには時計はない。

 普通であればもう眠らなければならない時間は過ぎているだろう。しかし、小言を言う世話係も此処にはいない。


 雪にどさっとうつ伏せに埋もれて、シズは雪の冷たさを噛み締めた。

 その様子を見ていたトウジは、うつ伏せに埋もれるシズの横へと歩いてきて尋ねる。


「普段自由がないというのは、英雄王の指示なのか?」

「いいえ。英雄王様は良くして下さっています。あくまで預言者一族の、掟のようなものです。」


 英雄王はあくまで庇護者。シズを縛り付ける数々の因習は預言者一族のものである。 


「それに逆らおうとは思わないのか?」

「それは無理ですよ。だって、預言者これは私にしかできない事だから。」


 預言者に代わりなどいない。親兄弟全て含めて、一つの時代に一人しか存在できない。シズが預言者の役割を捨てられるのは、子をなし、子供に預言者の力を譲り渡した時のみである。


「お前以外に代わりがいたら、お前は預言者を辞めたいと思うのか?」

「…………。」


 シズは言葉に詰まる。

 「預言者を辞めたいのか?」と問われる事自体が今までなかった。何故なら、預言者はなる、ならないと選ぶものではなく、なってしまうものだから。

 辞めることなどできない、生まれた時からそうであると決めつけられた役割だから、辞める辞めないなんてものだとは思っていなかった。

 しかし、改めて問われると「辞めたい」という言葉は出てこなかった。


 此処にはトウジ以外には誰もいない。

 今なら素直な言葉が出てくるとシズは思った。


「……辛い事はたくさんあるけれど、辞めたいとは思いません。私にしかできない事をやっている事は誇らしいと思います。求められるのが神の言葉で、私はその中継役としか思われていないとしても、誰かに必要とされるのは嬉しい事だから。」


 シズは心の底からの本音を絞り出した。


「そうか。」


 トウジは短く一言だけそう答えた。

 暫く互いに黙り込む。二人ともそれぞれが何かを考えている。

 やがて、思い立ったようにトウジがどさっと雪に座る。


「俺は生まれながらの役割や、周りからの目を意識して、思うがままに生きられない事は馬鹿馬鹿しいと思っている。」

「え?」


 シズは起き上がり、トウジに目線を合わせるように座る。


「俺が前世でそう生きたから。死ぬ時にどうして思うように生きてこなかったのか後悔したから。だからこそ、俺はこの二度目の人生を、思うがままに生き、周りの目を思うがままにねじ伏せようと決めたのだ。」


 そういう設定、だと思っていたシズにも妙に重々しく聞こえる真実味を帯びた言葉。それにシズは聞き入っていた。


「闘わなければ勝ち取れない。お前は後悔しない生き方をしろ。」


 何故トウジはそんな話を始めたのか。

 それが分からなかったシズであったが、彼の言葉は何度もシズの頭の中に響いていた。


 トウジがゆっくりと立ち上がる。

 そして、何もない筈の雪原に目を向けて、にやりと笑った。


「どうやらお迎えのようだぞ。」


 トウジの視線を辿れば、その先には一人の男が立っていた。

 トウジと比べればかなり線の細い、しかしガッシリとした体格の男であった。

 シズでもその男が只者ではないと分かった。

 刺すようにビリビリと伝わってくる男の強い敵意を受けて、その実力を見抜いたトウジはずんと前に踏み出し名乗りをあげる。


「我は、デッカイドーの怪人"イレギュラー"が一人ッ! 女神ヒトトセより"闘争の勇者"の称号を授かりし者ッ! 未だデッカイドーにて一敗ッ! 武闘者共はッ! 我を恐れッ! "豪鬼ごうき"と呼ぶッ! 我が名は……"トウジ"ッッッ!!!!」


 その名乗りを聞いた男は、その無感情に見えた目を僅かに大きく開き、驚いた用に口を開いた。

 しかし、すぐに無感情な顔に戻り、名乗りを上げる。


「…………勇者"拳王けんおう"、ナツ。預言者様を取り戻しに来た。」


 どうやら預言者が誘拐されたという情報は既に認知されていたらしい。彼はその誘拐犯の追跡者らしい。

 勇者ナツ。端的に告げられた言葉を聞いて、今度はトウジが驚いたように目を見開いた。

 続けて、にやりと口元を歪ませ不敵に笑う。

 トウジはシズを振り返る。


「あの取引はなしだ。」

「……え?」

「あの男をつり出せただけで十分だ。感謝するぞシズ。」


 シズの方に戻り、勇者と名乗った男ナツには聞こえないように顔を寄せて囁く。


「預言のでっち上げはもう要らない。城で事情を聞かれたのなら、俺に連れ去られたとでも言うといい。」

「え? え?」


 戸惑うシズを余所に、トウジは再びナツと向き合い立ちはだかる。


「我こそが、女神ヒトトセにより選ばれた真の勇者ッ!!! 英雄王などという凡愚に選ばれた、偽りの勇者よッ!!! 貴様を勇者などとは認めぬッ!!! ここで貴様を倒しッ!!! 我を勇者と世界に認めさせるッ!!! いざ尋常に…………勝負ッ!!!」


 構えを取るトウジに呼応するように、ナツもまた構えを取った。


「…………来い。」


 次の瞬間、一瞬で距離を詰めたトウジとナツの拳がぶつかり合った。


 ドウッ!と凄まじい衝撃と共に雪が舞い上がる。

 その風圧に思わずシズは身を屈めた。


(え? 勇者? 取り戻しに来た? もしかして……私が誘拐されたと思って、勇者様が私を取り返しに来たの? それじゃあ、トウジさんは私の誘拐犯だと勘違いされて……。)


 実際攫われるような形にはなったが、そもそもがシズからその誘いに応じた。そして、遊びたいと交渉を持ち掛けてここで長い時間を過ごしていたのはシズの我が儘だ。


(あっ……。だから、トウジさん、さっきあんなこと……。)


 「俺に連れ去られたとでも言うといい。」

 そのトウジの一言の意味がようやく飲み込めた。

 つまり、シズの家出のような一連の失踪事件の犯人を、自分に押し付けていいと言っているのだ。自分で望んで抜け出した、とシズが答えればきっと叱られて、より自由が奪われるだろうと思って。


 勇者ナツの凄まじい技の数々に、トウジは互角に撃ち合っている。

 設定だと思っていた真の勇者というのもあながちハッタリではないと思える程に、その戦闘力は凄まじいものであった。


「…………何故、こんな事をした。」

「無論ッ!!! 偽りの勇者認定を覆させる為ッ!!! だがッ!!! それも最早不要ッ!!! 貴様をこの場で倒しッ!!! 我こそが勇者であると証明するッ!!!」

「…………残念だ。同じ、、仲間になれると思っていたのに。」

「な……に……!? き、貴様ッ……さては"虚飾の」


 ズドン!とナツの拳がトウジの腹に叩き込まれる。


「ぐはっ……!」


 トウジはその場に崩れ落ちる。

 

「な、何故だッ……!? 何故ッ……!」


 ナツはその姿を無感情な顔で見下ろしている。

 シズの目にはそれは、追い込まれたトウジにトドメを刺さんとしているように映った。


(ダメ……! 違うの……! 止めなきゃ……! 私が説明すれば……!)


 気付けばシズは飛び出していた。

 そして、先程初めて出した時のように、必死で声を絞り出す。


「だめーーーー!!!」


 その声を聞いたトウジとナツが同時にシズの方を見た。

 ざくざくと、よろめきながら走ってくるシズ。

 何事かとその様子を見ていたトウジとナツの間に、シズはぜぇぜぇと息を切らしながら割り込んだ。


 割り込んだは良いものの、慣れない運動をしたせいでゼェゼェと息を切らしてしまいなかなか言葉が出てこない。

 更に、息切れしていて呼吸が乱れているため、思考が纏まらずに頭がぐるぐるしている。

 事情を説明しようと思うのだが、言葉がうまく頭の中で作れない。


 そんな時に、ふと浮かぶのは、普段から自分が覚えている使い回された定型文のみだった。


「わ、私の為に争わないでッ!!!」


 べたべたな恋愛本に出てきそうな台詞を言ってからシズは気付く。


(何言ってるの私……!?)


 ちらりと勇者ナツの方を見ると真顔だった。

 続いてトウジの方を見るとこちらも真顔だった。

 一人、お笑いで滑ったみたいな空気になり、耐えきれなくなってシズはその場で膝から崩れ落ちた。


「………………もしかして、誘拐とか、ではない?」


 台詞云々は置いておき、誘拐犯と思われた男を必死に庇い立てするシズを見て、ナツは考えながら言葉を紡ぎ出した。

 ゼェゼェと息を切らし、両手で顔を抱えながら、シズはこくこくと頷いた。


「………………ハァ。」


 深く溜め息をつくトウジ。

 何か諦めたように身を起こし、目の前の勇者に話しかける。


「俺の都合で連れ出した。連れて帰ってやってくれ。」


 尚もシズを庇い立てするような言葉を聞いて、ナツはしばらく考えた後に、こくりと頷く。


「…………分かった。……預言者様、戻りましょう。」


 ナツはシズに手を差し伸べる。その手を見た後、シズはトウジの方を振り返る。


「……どうして、私を庇うような事するんですか。」


 トウジはフン、と鼻を鳴らして言う。


「俺が連れ出したのは事実だ。それに、俺を悪者にしておけば丸く収まるだろう。」

「でも、それだとトウジさんが……。」

「構わん。元々この世界でもはみ出し者だ。余計な小言を食らいたくなければ素直に言われた通りにしろ。」

「どうして、私なんかの為にそこまで……?」


 ガッと乱暴にシズの頭にトウジは手を置く。 

 ごつごつとした手がわしわしと頭を撫でた。


「別にお前の為じゃない。不自由が大嫌いだからだ。それでウジウジしている他人を見るのもうんざりする。これは俺の我が儘だ。」


 トウジはナツの方を見る。


「風邪引かない内にはやくコイツを連れ帰れ。誘拐犯の確保よりも、預言者を連れ戻すのが先だろう? その間に俺は逃げさせてもらう。」

「…………そうだな。」


 ナツはひょいとシズを抱える。

 シズはトウジに何かを言おうとしたがそれ以上何も言えなかった。

 ぐっと拳を握り付きだしたトウジを見て、何も言わずにシズは拳を突き出し返す。

 次の瞬間、トウジはドン、と地面を蹴り瞬く間に姿が見えなくなった。


「……帰りましょう、預言者様。」

「……はい。」


 シズを抱えて、ナツは帰路につく。


「……あの男は、どういう男でしたか?」


 細いながらも力強い腕でシズを抱えて音も立てずに静かに走りながらナツは問う。

 太い腕と乱暴な振動を思い返しながら、シズはもう会えるか分からない誘拐犯の事を思い返す。


「良い人、だと思います。」


 シズはドキドキしながらその言葉を告げるかどうかを考える。

 そんな彼女の中で思い返されるのは、トウジに言われた言葉であった。


 『闘わなければ勝ち取れない。』


 その言葉を胸に秘め、シズはぐっと拳を握る。


「私は……。」





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る