第34話 偽勇者に春が来る
前世で己の希有な才能を活かせぬまま生涯を終えた人間達。
そんな人間を女神ヒトトセは哀れみ、彼らにその才能を活かせる新たな世界での生を与えた。
所謂"異世界転生"というやつである。
雪と氷の大地デッカイドーにも、転生者が四人送り込まれていた。
その内の一人、"殺戮"の才能を持ちながら、平和な世界で己の才能をひた隠しにして一生を終えた"殺戮の勇者"ゲシ。
彼は女神から転生特典として"世界の書"と呼ばれる世界の設定書を受け取り、デッカイドーに転生した。
"世界の書"は知りたい情報を字引すれば、その内容が全て記載された謂わば攻略本のようなもの。(但し、女神ヒトトセの抜けた性格故か結構な頻度で誤植がある)
この
生まれながらにして、まるで返り血が目立たなくするかのように、赤い髪を持って生まれてきた。
今ではその赤い髪を長く伸ばし纏う衣服も赤中心。この世界での親から貰った形見の赤いマフラーは常に肌身離さず持ち、"殺戮の勇者"ゲシはとある泉を訪ねて居た。
彼は女神ヒトトセにより"殺戮の勇者"の称号を与えられたものの、デッカイドーにおける"勇者"には数えられていない。
デッカイドーにおける"勇者"とは、あくまで英雄王ユキの任命を受けた三人を指し、ゲシ含む転生者達は該当しないのだ。
転生者四人の内、三人は既に交流しており便利屋として既に名を知られている。(転生者のもう一人の行方はゲシ達にも掴めていない。)
奇妙な力を操る怪人である彼らは"イレギュラー"などと呼ばれており、中でも荒事に長けたゲシは"血染めの刃"の異名で恐れられている。
今回ゲシが泉を訪れた理由は、その"勇者"云々の話に関わってくる。
ゲシとしては自分達以外が勇者と呼ばれている事には不満を感じていない(一部プライドの高いやつは気にしているようだが)。
しかし、この勇者の役割とやらにゲシは引っ掛かる事があったのだ。
"世界の書"の勇者の項目にはこう書かれている。
『各々が世界を破滅から救うために必要な力を持っている。』
この世界はとても安定しているようにゲシには見えている。そこからどうして破滅などというものが訪れるのか。
本当に世界が滅ぶのであれば、英雄王に選ばれなかったゲシにも無関係ではない。
"世界の書"には致命的な誤植が多すぎるので何かの間違いであればいいのだが、流石に気になったゲシは女神との交信して真相を確かめることにした。
女神ヒトトセと連絡を取る手段はない。しかし、代わりにこの世界には接触する女神が居る事が分かったのだ。
そういった経緯で、ゲシは女神と会えると言われる泉、カムイ山の"きこりの泉"を訪れたのだ。
この泉はゲシが前世で聞いた事のある"金の斧"の話に似た逸話の残る泉なのだという。
実際に、この泉に何かものを投げ入れれば女神が姿を現すのだとか。
(ヒトトセと繋がりがあるかは分からねェが……試してみる価値はあるか……)
ゲシは程々に期待しつつ、きこりの泉にコインを一枚投げ込んだ。
スゥッと美しい女神が泉の中から姿を現す。
「あなたが落としたのはこの金のコインですか? それとも銀のコインですか?」
「自分は女神様にお会いしたく、この場を訪れました。」
ゲシは深々と頭を下げて、女神に敬意を示す。
泉の女神は面食らったような様子で、ゲシの礼を見ていた。
「自分は女神ヒトトセ様に、勇者の任を授かった者。名をゲシと申します。」
「あら、ヒトトセ先輩の?」
泉の女神の反応は、ゲシにも思いも寄らぬ嬉しい誤算であった。
ヒトトセと合う事ができれば理想だったが、それが叶わないので事情を知っている可能性のある女神を当たったのだが、まさかヒトトセの知り合いであるとは思わなかった。
(なんだァ? 意外と女神にゃあ横の繋がりがあるのかァ?)
女神は頬に手を当てて、何やら考え込んでいる。何か腑に落ちないといった様子である。
機嫌でも損ねただろうか? とゲシは少しだけ焦り始める。
女神……神という存在は、人間であるゲシにはとても理解の及ばない存在である。どんな事で気分を害するのか分からない……かといって、それに言及するのも無礼に当たるかも知れない。
ゲシはどうしようもなく女神の反応を息を呑んで待つ。
女神はにこりと笑った。
「今ちょうど、他の勇者も来てるところなのよ。会っていく?」
「え?」
ゲシは困惑した。
他の勇者も来ている……ゲシと同じ境遇の者ではあるまい。
恐らく女神の言う勇者とは、英雄王に選ばれた三勇者の方だ。
その勇者に会うか? という提案の意味をゲシは即座に理解した。
(不味ィ……! 英雄王の選んだ勇者を本物だと思ってンのかァ……!? 俺を偽物だと思われてるんじゃ……!)
この世界の人間からしたら、本物の勇者は英雄王に選ばれた三名だろう。
ゲシ達、ヒトトセに選ばれた四人はこの世界の人間からしたら勇者を騙る偽物だろう。
泉の女神は三勇者を知っているのだ。それ故に勇者を名乗った謎の男に不信感を抱いている。
そう気付いたゲシは、余計な嘘を吐かずに全てを話す事を決めた。
「申し訳ありません……! 自分どもは女神ヒトトセに勇者に選ばれたものの、この世界では正式な勇者には選ばれておりません……! 今女神様の元にいる勇者とは面識もなく……!」
「……あぁ! ごめんなさい! 別に疑った訳ではないのよ!」
女神はハッとして苦笑した。
「色々知っているでしょうし、まずは自己紹介から。私はオリフシ。あなたの知るヒトトセと同じ女神です。ヒトトセ先輩が転生を管理しているのは知っているから、ヒトトセの名前が出た時点であなたが嘘を吐いたとは思っていないわ。」
女神、オリフシは軽い口調で話す。どうやら気難しい女神という訳ではないらしい。
「ただ、ほら。ヒトトセ先輩ってちょっと……ね……なんか……あの……そう、ズレてるのよ。」
滅茶苦茶言葉を濁していたが、何となくゲシも言わんとしている事は分かった。
女神ヒトトセはズレている。
遠慮せずに言うならとんでもないアホのポンコツである。
誤植まみれの"世界の書"を受け取った時も、そもそもとても勇者とは呼びがたい怪しい奴ら(自分を含む)を勇者に任命した時も、ゲシは何となくそうだと思っていた。
「だから、多分……なんかこう……ね……手違いがあったと、うん、思うのよね。」
(嘘だろ……? 俺らが英雄王に選ばれなかったの、マジであの女神のミスなの……?)
凄く言葉を濁しているが、結構なやらかしをしているのだろう。
まさかとは思っていたが、オブラートに包んでも「手違い」と言える程のミスをカマしているとは思わなかった。というか思いたくなかったゲシ。
仲間の一人とは違い、ゲシは三勇者を勇者と認めているし、自分こそが真の勇者と名乗るつもりもなかったのだが普通にドン引きである。
「あっ、だからね! ほら、変な行き違いがあって勇者同士で争うのも良くないから、顔合わせした方がいいんじゃないかなって!」
「あ、ありがとうございます……。」
「すごく良い子だから! 女神、きっと仲良くなれると思うの!」
「あ、えぇ、はい。」
どうやら、女神オリフシは勇者と偽勇者の関係性を慮ってくれてるらしい。
その気遣いにゲシは戸惑いつつ……。
(……まァ、言われてみりゃそうだよなァ。)
オリフシの言うことに一理あるとも思った。
特に仲間の一人から「勇者はヤバイ奴」だと聞いていたので、今後無用な対立を避けるべきだとは思う。
そもそも、ゲシの今日の目的は勇者に関する質問を女神にする事であった。
(本物の勇者がいる中で『破滅』なんてェ不確定情報を話すのは無理かもしれねェが……女神のメンツを立てておきゃァ次に繋げやすくなるか? それに、勇者からも何かしら聞き出せるかもしれねェし。)
とりあえず今日は目的を果たさず、目的を果たすための足掛かりになればいいと計算する。
ゲシはそこまで考えた上で女神に答える。
「是非宜しくお願い致します。」
「良かったわ。それじゃあ、上がって上がって。」
オリフシはパンパンと手を叩く。
すると泉が割れ、泉の底へと続く階段が現れた。階段の先、泉の底には何やら建物のようなものが佇んでいる。
オリフシの先導の元、ゲシはその建物に向かう。
建物の中を見たゲシの第一の感想は……。
(思ったより庶民的だな……。)
庶民的、と言ってもデッカイドーの「庶民的」ではない。
どちらかというとゲシが前世で暮らしていた世界での一般家庭のような「庶民的」である。
奥に冷蔵庫を備え付けたキッチンが見えたり、家具もゲシの転生前の世界のようなものが並んでいたり、何より目に付くのはリビング?の中央に備え付けられたコタツである。
(コタツ、実は意外と流行ってンのか? というか電気通ってンのか?)
ついこの間も魔王(と"世界の書"が言っているおっさん)の家にコタツがあった。
ゲシはここ最近で二度目のコタツに目をやりながら部屋を見回す。
(勇者ってやつは何処に居る?)
部屋の中を見ても勇者らしき人物はいない。
コタツに埋もれている……という訳でもないらしい。
そうであればキッチンか、はたまた部屋の奥にある扉の方にいるのだろうか。
そう思っていると、部屋の奥の扉が開く。
「女神様……流石にこれは恥ずかしいです……。」
姿を現した人物を見たゲシの横に風が通り抜けた。
現れたのは一人の女性。
ひらひらとしたワンピースに身を包み、ふんわりとした髪の柔らかい印象を与える美女であった。
あどけなさを残した可愛とも、凜々しい美人とも言える整った顔立ち、抜群のスタイルにピンとした姿勢。
(可憐だ……。)
ゲシは初めて異性に対してその言葉を思い浮かべた。
(こっちが本物の女神……?)
目の前にいる本物の女神に割と失礼な事まで考え始めていた。
「キャー! やっぱり女神の見立て通りね! ハルちゃん似合ってる!」
「ちょ、ちょっと! 女神様、その人誰ですか! 此処だけの秘密って言ったから着たのに!」
どうやらこの女性、女神オリフシに何か言われて無理矢理服を着せられたらしい。
その恥じらう姿を見たゲシは思った。
(可愛い……。)
見た目、反応全てがゲシのドストライクであった。
オリフシはゲシに手を向ける。
「こちら、ゲシさん。私の女神の先輩に選ばれた勇者さんなのよ。」
「よ、よろ、よろし、よろしく……ゲ、ゲシです……。」
あっさりと女神の先輩に選ばれた勇者と紹介した。
変な誤解は生じないか? と心配する余裕は最早ゲシにはなかった。
続けて、オリフシは女性に手を向けゲシの方を見た。
「あちら、ハルちゃん。英雄王ユキに選ばれた勇者さん。」
「え、勇者!?」
ゲシは記憶を辿る。
英雄王に選ばれた勇者は確か三人。
"
つまり、この目の前にいる可憐な女性は"
(この人が"剣姫"……!?)
とても剣を持ちそうもない可憐さから、ゲシは耳を疑う。
(でも確かに"姫"って感じはするかもしれん……。)
しかし、すぐに納得した。
「ハ、ハルです……よろしく。」
恥ずかしそうに剣姫ハルは言う。
(声も透き通るように美しい……。)
既に一挙手一投足にゲシは惹かれていた。
言葉を失うゲシの肩をぽんと叩いて、オリフシはニヤリと笑う。
「どう? ゲシさん。ハルちゃん可愛いでしょ?」
下世話な笑みを浮かべるオリフシ。
ゲシはそこで、オリフシの狙いが「勇者同士の顔合わせ」ではない事に気付いた。
(この女神……自分がコーディネートした女の子を見せたかっただけか……!)
オリフシは可愛いか聞いているのではない。可愛いと言わせたいのだ。
女神のお見合いを薦めてくる親戚のおばちゃんみたいな笑顔を、ゲシは前世で見た経験がある。
女神の思惑に気付いてしまった。しかし、思惑に気付いたところで……。
(ノーって言える訳がねェだろ……!)
実際可愛い。そして、何より自信なさげに恥じらっている女性を前にして「可愛くない」なんて言える訳がない。
ゲシは顔を赤くしながら口を開く。
「か、可愛いです……。」
ハルはカッと赤くなる。その反応を見たゲシも更に赤くなった。
(なんだこの空気……!)
ゲシは流石にお見合いみたいな事をさせられるのは想定外すぎた。
「まぁまぁ、とりあえずゲシさんもお掛けになって。」
オリフシが背中を押してくる。押されるがままにコタツに押し込まれる。
ゲシをコタツに押し込んだオリフシは、スカートの裾を抑えて立っているハルの傍により、何やら耳打ちした。
すると、ハルは大きな声をあげる。
「む、無理ですって!」
「まぁまぁ。大丈夫よハルちゃん。材料はあるでしょ?」
「そ、そうじゃなくて……! 材料の問題じゃなくて私なんかの料理を知らない人に振る舞うなんて……!」
ゲシがぴくりと反応する。
(ハルさんの料理を振る舞う……?)
まさか、と口に手を当てるゲシに、オリフシはにんまりしながら尋ねてくる。
「ゲシさん、ハルちゃんのお料理を食べてみたくないですか?」
「是非ッ!!!」
即答であった。どうやらオリフシはハルに料理を振る舞うことを提案したらしい。
ハルは料理に自信がなく、見ず知らずの相手に振る舞うのには抵抗のあったようだが、女神から食べたいか聞かれて嫌とは言えないし、そもそもこんな美人の手料理ならゲシとしては万々歳である。
ゲシの勢いの良い返事に対して、ハルは戸惑った様子であったが、再び女神に耳打ちされてハァと溜め息をついた。
「……分かりました。下拵えの残りはあるのですぐ用意します。」
そう言ってハルはキッチンへと向かった。
オリフシはその姿を見送ってから、自身もコタツに入り込む。
そして、ヒソヒソ声でゲシに話しかけてきた。
「……正直な話、ハルちゃんの事どう思います?」
「……可愛いです。」
「……でしょう? ……困った事に中々周りは分かってくれないのよ。」
「……見る目のない奴が多いんですね。」
「……でしょう! ……ゲシくんは分かってくれて嬉しいわぁ。」
どうやらハルは周りからは可愛いとは思われていないらしい。
(嘘だろオイ。美的感覚どんだけズレてんだこの世界。)
ゲシは信じられないと顔をしかめた。
「……あの子の料理ビビるわよきっと。」
「……ビビる?」
「……フフフ……正直な感想をお願いね? あの子自信がないから、第三者の意見を聞きたいの。」
「……は、はぁ……。」
女神がビビると評するレベル。
恐らくは「あの子自信がない」「第三者の意見を聞きたい」という言い回しからしても、「上手い」方向にビビるレベルなのだろう。
ゲシの期待は否応なしに高まる。
(あれだけ美しく、勇者に選ばれる程なのに、料理まで上手いのか……!)
緊張しながらゲシが待っていると、やがてハルが皿を持ってくる。
「……どうぞ。お口に合えばいいのですが。」
持ってこられたのは予想外のものであった。
白身魚のソテーらしきものに、小洒落た添え物とソースが掛かった、レストランに出てきそうな一品。
家庭料理的なものが出てくるかと思いきや、ガチガチのプロっぽい料理が出てきてゲシは唖然とした。
オリフシは得意気に話し始める。
「まずは白身魚だけ、その後はソースを付けて、そして好みで野菜のムースと一緒に。さ、試してみて。」
「は、はい。いただきます。」
ゲシは言われた通りに料理を口に運ぶ。
無言で続けてソースと共に口に運ぶ。
そして、最後にムースも口に運ぶ。
ゲシは頭を抱えた。
(……マジでビビったわ。)
覚悟はしていた。その上で期待を上回ってきた逸品にゲシは言葉を失った。
「どう? どうだった? どうどう?」
横でオリフシが顔を覗かせてウキウキしている。
もっと余韻に浸らせろと危うく口に出るところで、ゲシは言葉を飲み込んだ。
「…………すごく、美味しいです。」
絞り出す様に感想を述べる。
あれこれ食レポをする事もできない至上の美味。
人は本当に美味しいものを食べると言葉が出てこない……ゲシは未知の体験をしていた。
続けて食べていく。
気付くともう料理はなくなっていた。
女神やハルの前でなければ皿を舐めていただろう。それくらいに、もっと欲しいと思わせる程の美味であった。
「お口に、合いましたか?」
ハルが恐る恐る聞く。
これだけの逸品を出しておきながら自信がなかったらしい。
それであれば、必要な返事は決まっていた。
「最高に美味しかったです。」
ゲシは満面の笑みで答えた。
ここまでの満面の笑顔を作ったのは恐らく前世の幼少期くらいだというくらいの顔である。
「良かった……。」
ハルが安心したように笑う。
その笑顔を見たゲシの胸に凄まじい衝撃と鈍痛が走った。
思わず胸を抑えるゲシ。バクバクと心臓が暴れ回っているのが分かる。
それは今世におけるゲシの初恋であった。
「あれ? ゲシくん、顔真っ赤よ? 服装と髪の毛と相まって全身まっ赤っかよ?」
「え? あッ、あーッ! コタツでのぼせちゃいまして!」
慌てて取り繕うゲシ。頭が沸騰しそうな熱さに今になって気付く。
「ちょっとッ、熱さでクラクラしてきたんでッ! そろそろ失礼しますッ! ご馳走様でしたッ! お邪魔しましたッ!」
「あれ? 女神に話があったんじゃなかったっけ?」
「また後日お伺いしますッ!」
ゲシはバッと深々と頭を下げて、シュバババと女神宅を飛び出した。
泉の階段を昇り、もう少し進んだところまで走り抜けた後に、ようやく息を切らしながら足を止める。
未だ頭から離れないのはあの笑顔。
「ハルさん……。」
容姿は抜群、控えめで恥じらいのあるおしとやかさ、勇者として羨望を集め、料理まで上手な完璧な女性。
ゲシもここまで来れば流石に自身の気持ちを自覚できていた。
偽勇者はこの世界に生まれ変わった初めて恋をした。
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