第4話 新太陽電池による居住と生活の変化 ①

 新ソーラーエネルギーの発明により家屋事情が一変する。

新ソーラーパネルは元々透過していた太陽の電磁波を採取するという特性がある為、法律上では地下に埋める事が義務付けられる。(解り易く述べるのであれば、暫くは他国より優位に立つ為に情報を渡さない様セキュリティ付きの鉄の扉付きのコンクリートの中に設置させておくのである)

新ソーラーパネルのサイズ畳一枚(一畳)程度の大きさで、旧アパート(二階建て6室程度)の夏冬の家電フル稼働を賄える分の電力は有し、余剰電力は故障・破損時の補填にする為に電線を通し外に送ってる。これによりどこかでパネルの故障があっても電線から電力供給できるのである。

不動産屋も商売上電気代は0円のオール電化にして客を呼び込む形を採ってきているところが多くなる。

 新ソーラーパネルはそれ自体のセキュリティがかなり厳重になっており、決められた手順と専用工具で解体しないと壊れる、内臓のGPSが指定された範囲から出たり・GPS自体が異常があると盗難と判断され自動的に内用液が混ざり壊れるように出来ている。特に近隣諸国が躍起になって技術を盗もうとするが余計なことをすると必ず解析不能になるまで壊れるシステムを採っている為かなり苦労はしているようである。金で研究者や従業員に情報提供を言い寄ろうとするが、日本を好む(日本を侵略・悪く言う国が嫌いな)人間で構成されていた為情報もそうそう出ない様である。(というより、NET等で親日国かどうか大体の人が分かっている、政治上でも親日な取引のある国には前向きな話が持ち上がっているので、盗む真似が必要ないのである)

 

話をパネル利用に戻すが、居住より工場や公共施設での設置が急がれている、緊急はもとより、通常電力まで”敷地内で安定して発電”できる為に設置待ちの企業や自治体が今か今かと待ちわびている。

 

ここで、新ソーラーパネルに合わせて強化された無線充電が開発される。室内のかなりの範囲で常時充電状態にできるようになる。この時代のスマホバッテリーは内部で2~4分化され1つは使用し、使用してない電池を無線で充電する。この切り替えにより劣化を緩和するのである。 


 そして、新太陽電池がある程度いきわたる頃、外資系のファストフード店がここぞとばかりに打って出る。それは、新ソーラーパネルの電力の一部店を利用する客の端末(PC・スマホ等)の無線電源をサービスするというものである。最初に声を上げるのはインパクトがあり、メディアにも多く取り上げられることにより大反響を呼ぶ広告になったという。これに続けと”人に来てほしい店舗・施設”は新ソーラーパネル

の増設に力を入れる。歩いているだけで充電できる謳い文句の商店街や商業施設がワイドショーのインタビューを受けそこそこ人を呼び込むことに成功したようである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る