第24話 とうきょう(前編)


はじめに


こちらに出てくる団体名、個人名、地名は実際の物と一切関係はありません。

某映画をパロっているだけです。

そして、この物語はフィクションです(今更)


ーーーーーーーー


図書館の中を探索し、こんなものを見つけた。青く光る石に紐が付いており、首から掛けることが可能になっている。


それが4つ。


ヘラジカ、ヒグマ、タイリクオオカミ、

あともう一つはオオカミの能力を手助けするキリンの為の物だろうか。

何となく重要な気がしたので持っていくことにした。




「これ、何ですか?」


僕は博士の事に詳しいツチノコに実物を見せて尋ねた。


「これはサンドスターの原石だな。

これがあればサンドスターの要素が無い向こうでも呼吸できると言ってた」


「そうですか...」


「かばんさん!」


声の主はリカオン、自身の復元能力でもって、アライさんを元の姿に戻していた。僕が駆け寄り上から覗く。


「アライさん!!」


光に若干包まれてはいるが、その姿はアライさんだった。


「う〜ん...」


「元の姿に戻せましたよ!かばんさん!」


「リカオンさん...!ありがとうございます!」


目を覚ましたアライさんぼんやりと

僕の顔を見つめる。


「あっ、かばんさん、私の復元能力で

復活した物は記憶を失ってるんですよ」


「そうなんですか?」


それを聞いて一瞬複雑な思いになったが、ここに来て文句を言っても仕方ない


「僕はかばんです。あなたは、アライグマのアライさんで、水の力を使える。

そして、僕達の大切な仲間です」


「アライさんっていうのか・・・」


額に手を当てながら起き上がる。


「アライさん、僕と一緒に戦ってください」


今度はキョトンとした顔を見せた。


「お願いします...!」


「別にダメじゃないのだ...」


「ありがとうございますっ!」


僕は手を握った。

そして皆の方を向く。


「本当に、ごめんなさい...

僕が弱い所を見せたから、博士さんの

いいなりになって、皆さんを大変な目に合わせてしまって...」


「気にすんなって」

ツチノコがそう言って宥める。


「そうだよ!かばんちゃんは本気じゃなかったもん!」

サーバルも擁護してくれた。


「僕は、お詫びとして...

人間とフレンズの関係を守る為に、博士さんの元へと行きます」


「俺達は此処で待ってる...、気を付けろよ。流石に海の向こうまではどうなってるか俺もわかんねーし...

場所はわかってるのか?」


「何となく...、多分行けるはずです」


確証はないが、何故かそんな気がした。

僕は先程見つけたサンドスターの原石を仲間に渡す。


「サーバルちゃん...」


「何処までもついて行くよ!」

親指を立ててみせる。


「アードウルフさん...」


「じっ、自分なりに頑張ります!」


「アライさん...」


「なんかよくわかんないけど...

やってみる...のだ?」


「島の皆さん...、僕が帰るまでの間

お願いします」


「わかった。俺とリカオンとPPPがいりゃあ、まあ何とかなるだろ」


ツチノコは腕を組んでそう言った。


「あっ、皆さん出発の前に...」


リカオンが僕の肩に手を置く。


「あっ、能力で...、ありがとうございます」


「私に出来る事はこのくらいですから」


サーバル、アードウルフにも行った。


僕は竜を出して乗る。

他の皆もそれに続いた。


「皆さん...、行ってきます」


僕達は皆に見送られながら、

フェネックさんと一緒に行こうと約束したこのパークの外...

そこへと向かったのだ。

















一方その頃、パークの外では...


「これより、緊急閣僚会議を行います」


「これは一体どういう事だね。尾崎くん」


「吉崎首相、今からご説明するので」

尾崎 幸信おざき ゆきのぶ//防衛大臣】



「本日、午前10時45頃小笠原諸島の上空、我が国の領空内で国籍不明の飛行機が確認されました。米軍に問い合せましたが、アメリカの物ではないそうです」



「それは...、UFOとかそう言った類の物では?」

吉崎 慶吾よしざき けいご//内閣総理大臣】


「いえ、自衛隊のレーダーにもちゃんと反応しています。

ここで問題なのが、その飛行機が我々の無線応答に応じない事です。本土攻撃をされるかもしれないし、ここに来る前に撃ち落としても、問題になるかもしれない」


「では、尾崎くんとしては、ほかの指示を仰ぎたい訳だね?」


「そうです。なるべく早急に。

場合によってはJアラートを発令しなければいけません」


「ちょっと、待ってくださいませんか?」


「何ですか、内田法務大臣」


「我が国には、憲法9条があります。

例え、国籍不明の飛行機であっても

自衛隊が武力攻撃を仕掛けたら、

新崎内閣の信頼は崩壊しますし、諸外国からは物凄いバッシングを受けかねません」

内田 祥子うちだ しょうこ//法務大臣】



「武力攻撃を仕掛けられた訳じゃないしなぁ...」


「私からも一言言わせてくれ」


「どうした」


「もし、相手を撃ち落とした事によって、戦争に発展したらどうするんだ。

ウチにそんな財力は無い。国民に増税がのしかかるだけだ。ここは相手の出方を伺う方が賢明じゃないのかね」

藤井 茂之ふじい しげゆき//財務大臣(副総理大臣)】



「先ずは...、様子見か...」



「自分もそうした方が良いと思います」

福原 健介ふくはら けんすけ//官房長官】



「全く...、こんな展開なんかの映画でも見たぞ?」

三上 誠みかみ まこと//文部科学大臣】


「取り敢えず、ここは様子見で行きましょう。臨機応変に対応する事が政府として重要だと思います」

小野 智美おの ともみ//厚生労働大臣】



「他の者と同じ、様子見一択だね。ま、農林水産省は今回の一件とは

無縁な気がするが」

金田 権蔵かねだ ごんぞう//農林水産大臣】


「ちょっと待ってください」


尾崎は立ち上がった。


「まだ一人来てません」


そう言ったと同じタイミングで部屋に

駆け込んで来た。


「たたたた、大変ですっ!」


「も、本宮くんじゃないか」


「はぁ...ヤバいですよ、これ!」

本宮 祐希もとみや ゆうき//環境大臣】


本宮は数枚のコピー用紙を卓上に広げて見せた。


「何だねこれは...」

福原は目を細めて見る。


「気象庁からのデータですよ!

偶々小笠原の方で、職員がいて、ともかく、まだこの世界で発見されていない新物質があの飛行機の通った後にっ!」


「新物質?それは人体に影響は?」

吉崎首相は慌てた様子の本宮に目を合わせず尋ねる。


「わかりません...、データを

国内の研究機関に送ってフル稼働で調べて貰っている所です。ただ、放射性物質ではないです」


「放射性物質じゃないだけまだマシですね…」


内田は疲れきった声を出した。


「じゃあ、様子見ってことでいいんじゃないですか。業務に支障が出るので自分は帰らせて頂きます」


三上はそう言うと部屋を出ていった。


「厚労省も、今日中に終わらせなければいけない業務があるので」


小野も、三上に続いて出ていった。


「しかし、そんな飛行機如きで閣僚会議を開くなんて、臆病な国になったもんだ」


そう不服を口にしながら、金田も退出した。


「では、様子見で行こう。この事は国民には知らせない。尾崎くん、自衛隊は何時でも動けるように準備しろと命じておけ」


「は、はい...」


「また何かあったら頼むよ」


吉崎は立ち上がると福原、副総理である

藤井と共に部屋を出た。


残ったのは内田と尾崎、そして本宮だけになる。


「ああっ、どうしてこうも緊張感の無い堕落した集団になっちまったんだよ!」


本宮は年齢が若い事もあってか感情的で納得行かない様子だった。


「仕方ないわよ、法律もあることだし。今は首相の指示に従うしかないでしょ」


そう息を吐くと内田も“先に失礼”と言って部屋を出た。


「尾崎さん...」


「本宮さん、ちょっとおもったんですけどね」


「はい?」


「もし、相手が“未知の力”を使ってきたら、自衛隊は勝てると思いますか?」


「未知の力って...」


「どれだけ技術力をもってしても、

絶対に勝てない相手...。

不躾な質問ですが、貴方ならどう立ち向かいます?」


「・・・自分も相手と同じ、対等な力を得ればいいんじゃないですか」


少し意外な返答で尾崎は驚かされた。


「まぁ、僕はそんな戦争もどきなこと

好きじゃないですけどね。

...気象庁と連絡取ってきます」


本宮はそう言ってやっと部屋を出ていった。


部屋に取り残された尾崎は、再度感慨深い様に真っ青な青空を見つめた。












「この飛行機はサンドスターを加工したサンドスターバイオを燃料としている...」


「そして、そのサンドスターバイオは

空気中に入り混じってサンドスターの無い環境下をサンドスターのある環境にして、フレンズが生活できる空間を作り出すのです」


「島で作ったサンドスターを空気中に放出する機械を全国に設置して、

ヒトを追い出せば、我々のユートピアの完成なのです。助手」


「夢が膨らみますね。博士」


「でもまあ、人間の作る料理を食べたいですからね。“すし”や“てんぷら”が気になるのです」


「それは、“トウキョウ”を我々の物にしてからのお祝いで頂きましょう」


「そうですね、助手。そろそろ、

“ヨコハマ”の上空なのです。あなたの能力をヒト共に見せつけてやるのです」


「了解です。博士。我々は」


「賢いので」









《神奈川県横浜市中区 山下公園》


地上にいる者達は突如として現れたその

飛行物体にスマホのカメラを向けていた

SNS上でも一気にその話題で埋め尽くされる。



助手はそんな事を気にせずドアを開け、

外に出て、羽を羽ばたかせる。

黒い玉を取り出した。


“エニーロ デ マルーモ ”


助手の手が黒いオーラを放つ。

そして、その左手を民衆へと向けた。


黒い、言わば“ブラックホール”

それが放つ風は台風などの比ではない。凄まじい吸引力で、人々や草木を

無限に続く暗黒世界にへと引きずり込む


『助手、このままトウキョウへ向かうのです』


「了解です」


助手はその強大なブラックホールを出現させたまま、東京へ向かって移動したのだ。








「総理...、まずい事に」


神妙な面持ちで携帯を見せてきたのは

田村充副官房長官だった。

それを注意深く見ると驚かざる負えなかった。


「人が浮いてる....?何だこの黒いのは!しかも、す、吸い込まれてるのか」


「あくまでSNS上の噂ではありますが、少女の容姿をしていると...」


「そんな...、ありえん...」


「目標は現在も東京方面に移動中との事ですが...」


「こうしちゃいられん!直ちに緊急対策チーム立ち上げ、自衛隊を派遣させるよう防衛省に通達しろ!

生物学でも物理学でもなんでもいい!

とにかく関係しそうな学者を今すぐ官邸に呼び寄せろ!後福原くんに至急緊急の記者会見を開くように伝えてくれ!

それに神奈川県に被害状況の確認、

私は東京都知事と今後の対応について

協議する!」


一気に注文を言われた田村だったが、

聞き返す状況ではない。


「は、はい...!」












人、車、更には赤い電車まで吸い込んだ。

博士達は意外と早いスピードで進んでいた。


《神奈川県川崎市 上空》


上空からは、報道機関のヘリコプターが

その様子を中継していた。


「私は今現在、川崎市上空を飛んでおります。午前11時頃に突如、横浜に出現した飛行物体は物凄いスピードで、東京方面へと向かっております!


おや、飛行物体から誰か出てきました!

飛行物体に動きがあった模様です!」











「ラッキービーストのコンピュータを弄って自動運転装置を取り付けた会があったのです、これで真の力を見せつけることが出来るのです。恐れ戦くのです」







「!?、おい高度が急激に!」


操縦士の緊迫した声が聞こえた。

カメラが振り返った次の瞬間であった。


「きゃっ!?」


アナウンサーが素っ頓狂な声を出した。


「何かに引っ張られれる!クソッ!!」









ドカーンと、博士の後ろで爆破音とともに黒煙が立ち上った。








「博士の能力は、博士が意図した“生物”の重力を自由に操ることが出来る。

例え機械であっても人が乗っていれば

最大限の引力をその者全体に掛けることが出来る…。繊細で可憐な能力です」


「このまま進むのです。助手」


「はい」











尾崎は複雑な心境であった。

本当に人物に危害を加えてしまうとは

微塵も思っていなかったし、

自衛隊を防衛で動かすのは初めての経験だった。恐らく自分も含め、吉崎内閣は

大バッシングを受けるかもしれない。

しかし、国民が犠牲になっているのなら

病む負えないと、割り切ろうともしていたが…。


自衛隊の部隊は東京都側の多摩川河川敷に整列していた。

見た目は綺麗だが内部の指揮官は

絡み合った糸の様に、混乱していた。


「おい!あれは何だ!人かァ!?」


「空飛んでるぞ!?」


『...各自隊員に伝える。

たった今内閣が“飛行機”についての破壊措置命令が下った。飛行機については

直ちに破壊せよ。繰り返す。直ちに破壊せよ。

因みに今上空にいる二人に関しては

上からの指示を改めて出す』


「とりあえず撃てばいいんだろ、飛行機を...」


陸自の戦車は一斉に飛行機へ銃口を向けた。




「博士、奴らの目標は我々ではないようです」


「そうですね。助手。アレが壊されては... 、困るのですっ!」






「...!?」


戦車内部の隊員は重力の影響を受ける。


「隊長!何かに引っ張られてっ!

沈んでます!!」





「目障りなので、私が処理を行います」


「頼むですよ」





「なっ!?」



助手のブラックホールは重装備な戦車でさえも飲み込みを始めた。

多摩川が大パニックに陥っていた頃...





環境大臣の本宮は、驚くべき資料を気象庁で入手した。


「これは...」


「私の方でも調べたのがこれ...

まさか、何年も前の資料に残ってるとはね...」


「未知なる物質...、サンドスター?」


古い新聞のスクラップ記事を差し出してきた。文面だけなので、日付はわからない。


「その名前は、抹消された」


本宮は顔を見上げる。


「どういう意味だ...?古屋」


「あなたも私も生まれて無かったから

知らなくて同然。知っていたとしても

口に出したら…、即逮捕だもの」


古屋 涼子ふるや りょうこ//気象庁長官】


古屋は誰もいない会議室で本宮と話を始める。


「一体何があったんだ?」


「2090年、小笠原諸島の南西で大規模な噴火があった。そして新たな島が出来上がった。

その島から噴火する物質は少々特異だった」


「それが...、サンドスターか」


「動物を人間化する物質だった。

それは今後の医療技術や科学発展に繋がると世界中から注目された...

それの研究と調査の一環として

総合娯楽施設“ジャパリパーク”が2100年にオープンした。華やかしくオープンしたパークは22世紀の新しい希望の光と言われた」


「22世紀の新しい希望の光...」


「ええ。パーク経営も順調に行っていたみたい。けど2120年、想定外の事が起きた。セルリアンと呼ばれる生命体がパークで発生。大問題になった」


「それで、経営が追い込まれたのか?」


「追い込まれるどころならいい方。

人々を襲い未曾有の大規模災害を引き起こした。自衛隊の戦闘機まで投入したけど、討伐には至らなかった。

結局、それを倒したのはパークのフレンズ達だったんだけど」


「フレンズ...、今東京にいる奴か」


「ええ。どういう経緯であんな“力”を手に入れたかは知らないけど」


「ところで、どうして口出しがダメになったのか知ってるか?」


「あのセルリアン事件の後、パークは封鎖された。けど、元が動物でありトキなどの貴重動物...そして、サンドスターは遺伝子からもその姿を形勢することが可能で絶滅した動物も復元することも出来た。そのせいで“彼女たち”は心無い人間に狙われた」


本宮は血の気が引いた。


「動物って言っても、人の形してるんなら殺人じゃないか...」


「そう。だから国連はあのパークの島を全ての地図から消す事を採択した。

衛星写真からもね。そして、密猟を防ぐために連合国軍が防衛ラインを定め、外部からの侵入を防いだ…

日本政府も存在隠しにひた走った。

その結果が言論や情報統制なのよ」


「2120 年の閉園からざっと98年後

“隠し玉”がやって来た訳か...」


「どういう意図で来たかは知らないけど」








《東京都千代田区富士見町 上空》


「この景色は圧巻なのです」


「そうですね。助手」


博士達の周りからは黒煙と破壊された建物。東京の街は一瞬で姿を変えた。


「“コッカイ”はもう少しなのです。

飛んでいるモノは全て助手が処理してくれましたからね」


「お役に立てて光栄なのです」




「そこまでですよ!」


博士達はその声の方向を振り向いた。


左、右、上...


「下ですよ」


薄い黄土色をした4階建ての小さい建物の屋上に、その人物は立っていた。


「お久しぶりです。博士さん」


「かばん!?」


「いつの間に...」


「灯台下暗しって言葉知ってますか?」


僕は少し笑いを浮かべた。


「そ、それ位知っているのです」


かばんは竜と一体化する。


「...くっ、邪魔しに来たのですね。

助手、やってやるのです」


「かしこまりました」


右の手から白いオーラを出す。


「いいですか。かばん。

私の能力は、吸収。そして、放出ですよ」


助手はその右手をかばん達に向ける。


「アライさん...二人を...、サーバルちゃんとアードウルフさんを守ってください」


「わかったのだ...」


「かばんちゃん...」


「すみません...ホント...」


「別れの挨拶は済んだのですか?力の差を思い知るのです」


「来るよっ!」


助手は右手を開き白い穴、ホワイトホールを出現させた刹那、今まで吸収したものを放出した。


ズドドドドドドッ!


凄まじい音ともに、


車、街路樹、自転車、銃弾に勿論、人も


残酷非道な雨を降らせる。


かばんはタイミングを見切っていたので上空へ。

アライさんも水力で浮上する。


助手の攻撃を受けた周囲は、炎に包まれるのと同時に破壊された。

かばんのいた建物は原形を留めていない


「人を傷つけるのは辞めてください」


「小賢しい。博士の邪魔立ては

四獣守護神であり右腕の私が許しません」


「助手、そこの雑魚は任せるのです。

私は作戦を進めるのです」


「はい、お任せを」




「助手さん、ここであなたを止めて見せます」


「やれるもんならやってみなさい」


東京の陽が傾き始めた上空で、

かばんと助手の戦いが始まったのだ。

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