第13話、新たなる目標へ

 小さな万力に挟んだ芯金を、トランペットのベルに差し込む。

 指で、凹んだ個所に当たる芯金の先の感触を確かめ、ぐっと押さえながらベルを滑らせると、凹んだ部分が押し出されて来た。

 力加減をしながら、カタチを整える。


「 ・・わあ~、凄い! こうやって凹出しするんだ。 へええ~・・・! 」


 作業を見入っていた高井は、感心したように言った。

 細かい仕上げをしながら、辻井が言った。

「 大きなベルの凹出しには、芯金の先に、ローラーがついたヤツを使うんだ。 重いから、今日は持って来てないけどね。 ペットの小さな凹出しくらいなら、これで充分だよ 」

 傍らにいた、杏子が言った。

「 あと、この子のバリトンも見てあげて下さい。 最低音が出にくいの。 タンポは塞がってるんだけど・・・ 」

「 多分、キーのバランスでしょう。 塞がるタイミングの問題だと思いますね。 ・・ほら、これでどう? 遠目には分からないよ 」

「 わあ~、有難うございます。 見て、見て、杏子先生。 あんまし、分かんないようになったよ! 」

「 有本・・ さんだっけ? もう、落とさないでね 」

「 はい。 気を付けます。 すみませんでした 」

 高井は、万力から芯金を外す辻井の作業を手伝いながら言った。

「 直子は、まだいいよ。 イスの上から落としただけだもん。 有希子なんて、1年の時、階段から落としたのよ? メイナード・ファーガソンモデルみたいに、ベルが、こ~んな上向いてたよ 」

 辻井が、冗談交じりで言った。

「 ハイトーンが、良く出るようになったりして・・ はい、次はバリトンかな? 楽器、ここに置いて 」

 吉井が、楽器を作業台の上に置く。

 辻井は、杏子の方を向いて言った。

「 杏子先生、この机、便利ですねえ。 久し振りに青雲さんに来たけど、前は、こんなの、なかったですよね? 」

 バリトンのネックを抜きながら、高井が言った。

「 杏子先生と、体育倉庫にあったのを持って来たんです。 大きくていいでしょ? ・・杏子先生、あたしも、こんな小っちゃな万力、欲しいなあ 」

 杏子が答える。

「 あなた、この前・・ 定盤も欲しいって、言ってなかった? 」

「 だって、スライド修理する時に、要るもん。 理香のトロンボーン、やっぱ凹出ししないと、ダメだよ 」

「 理香って・・ 垣原さん? 」

「 そう、例の、スライドが引っ掛かるヤツ吹いてるの 」

「 もう1本、テナーバスなかった? 」

「 あるけど、ロータリーが戻って来ないよ? 」

 杏子が、腕組みをしながら答えた。

「 ヘンな感触があったけど・・ やっぱ、ロックしちゃった? う~ん・・ この際、修理、出すかなあ・・ オイルラップしないと、ダメみたいね 」

 バリトンの調整を始めた辻井が、ロー・キーの調整ネジを緩めながら尋ねた。

「 その2本の楽器、同じメーカーですか? 」

「 同じよ? そこにケースがあるけど・・ 型番も同じじゃないかしら。 ・・ん? もしかして、辻井さん・・ ヘンな事、考えてない? 」

「 ・・バレました? 楽器屋がこんな事を推薦しちゃ、イカンのですがね 」

 高井が聞く。

「 何、何? ナニ2人で、良からぬ相談してんの? 」

 杏子が言った。

「 ・・高井さん、合奏室行って、垣原さんの楽器の外管だけ、持って来てくれる? 」

「 はあ? 外管だけ? ・・あ! もしかして、中管だけすり替えようっての? 」

「 ビンゴ~、合えばの話しだけどね・・! イケる可能性は、高いわよ 」

 高井は、合奏室へすっ飛んで行った。

 辻井が、吉井に言った。

「 はい、バリトン終了! やっぱりタイミングが悪かったね。 ちょっと、吹いてごらん? 」

 吉井は、ストラップに楽器を下げると、試奏してみた。 太い最低音が、部室に鳴り響く。

「 杏子先生、出た、出たあ~! すっごい音ォ~、何か、頭ん中が、カユイ~ 」

「 木管の中では、あなたが、一番低い音を出すのよ? 頑張ってね! 」

「 はいっ。 テナーの明美は経験者だから、あたし、頑張んなくちゃ。 早く、美里センパイみたいに、きれいなビブラートかけれるようになりたいなあ・・ 」

「 焦らないでね。 木管も、まずはロングトーンよ? つまんないかもしれないけど、基本をサボッちゃダメ。 あとで差が出るのは、どれだけ基本練習をしたか、によるのよ? 」

「 はい、分かりました。 楽器の修理、ありがとうございました 」

 辻井に一礼すると、吉井は合奏室の方へ入って行った。

 入れ違いに、外管を持って高井が入って来る。 もう1台のケースを開け、スライドを取り出すと、中管を抜き取った。

「 ・・どう? 」

 杏子が聞く。

 何と、そのスライドは、ぴったりと納まった。

「 やった~、杏子先生、真空性もあるし、使えるよコレ! 」

「 そのまま、垣原さんに渡しなさい 」

「 OK~! 」

 高井は、再び合奏室に入って行った。


「 しかし・・ 1年生、たくさん入って来て、良かったですね。 何か、元気のいい子ばっかりだし、活気がありますね 」

 作業台の上を片付けながら、辻井が言った。

 杏子が答える。

「 みんな、いい子たちばっかり・・・! 私は恵まれてるわ。 廃部の危機も、当面はないし・・ これで、あの子たちが育ち、来年、また1年生が入って来れば、もしかして奇跡的に復活出来るかもしれない・・・! 」

「 まあ、人数が増えたと言っても、全員で21人ですからね。 出来る曲も限られてくるし・・ 指導、大変には変わりないですよ? 」

 万力を、作業台から外しながら、辻井は言った。

「 ・・わかっています。 これからが、ホントに大変なんでしょうね。 でも、乗りかかった船ですから、どこまで行く事が出来るのか、見届けてやるつもりです。 辻井さんには、またご迷惑、お掛けするかもしれませんが、宜しくお願いします 」

 杏子は、辻井に頭を下げた。

「 こちらこそ。 まあ、この前みたいな芝居の依頼は、やめて下さいよ? 」

 部室に、2人の笑い声が響いた。


 1週間後、杏子は合奏室に全部員を集め、ミーティングを行なった。

 新に、パーカッションとアルトにも、ポスターを見て来たという1年生が、入部している。 パーカッションは、鍵盤を主にやっていた経験者。 アルトは初心者である。


 3年生3人、2年生6人、1年生12人の、計21人。

 今度は、1人も欠けることなく集まっていた。


 指揮台の上に立った杏子が、皆に言った。

「 何とか、部活の認定人数を超えた為、廃部の危機は去りました。 新入部員確保の為に、頑張ってくれた上級生のみんな、ご苦労様。 あなたたちのおかげよ・・! そして、入部してくれた新1年生、これからのこの部は、あなたたちの肩に掛かってるわ 」

 何とか、全滅パートは消滅したものの、ユーフォニウムは、3年生の沢井しかいない為、彼女が引退後の秋以降は、また歯抜け状態となる。 来年、新1年生が入部してくる事を期待するしかないだろう・・・


 杏子は、今後の活動内容を検討したかった。

「 練習するといっても、何か、目標がなきゃダメよね? やっぱ、ステージよ。 体育祭や文化祭があるけど、ボランティアで養護施設へ演奏に行ったり、他校との合同演奏会とか・・・ 何か、プランみたいなもの、ないかしら? 」

 しばらく間をおいて、小山が言った。

「 夏のコンクールには、出場しないの? 」

 沢井も同意らしく、付け加える。

「 私も、そう思います。 3年生には、最後の夏だし・・ 出てみたいんですが・・ 」

 しばらく杏子は考え、やがて皆に質問した。

「 コンクールに出たいから、吹奏楽始めた人、手を上げて 」

 ・・誰も反応しない。

「 当然ね・・ そんな人、まず、いないわ。 でも、吹奏楽をやってる人の半数以上の人が、出場したいって言うの。 なぜ? 」

 部員たちは、静まり返っている。

「 1年生の子たちに聞くけど、経験者の・・ 河合さん。 中学の時は、コンクールに出ていたと思うけど、どうして? 」

 突然、振られた河合は、少々、戸惑いながら答えた。

「 えと・・・ 毎年、出てたし・・・ 当り前のように思ってたんですケド・・? 」

「 そうね。 ・・じゃ、藤沢さんは? 」

「 え・・? そんなの・・ 考えたコトなかったです。 出なきゃいけないような行事・・ だったような気がするんですけど・・ 」

「 クラの香野さんや、パーカスの立原さんも同じ? 」

 無言で頷く、彼女たち。

 小さなため息をつきながら、杏子は言った。

「 コンクール出場は、悪い事じゃない。 限られた曲に、時間を集中して練習をするのは、それもまた良い経験ね。 他校の演奏を聴くのも、勉強になるわ。 だけど・・ 出場するという事の、本当の意義を忘れてしまっている人が大部分じゃないかしら。 他の学校も出てるからとか、出ないと差をつけられたようでイヤだとか、毎年出てたから、とか・・・ 意味のない慣習に、何となく惰性で出場してるだけじゃないの? 」

 何か言いた気な部員の雰囲気を察知しつつ、杏子は続けた。

「 確かに、最後の年を迎えている3年生の気持ちは、理解出来るわ。 でも、それって、思い出作りでしょ?  どうせ作るなら、もっと楽しい思い出、作りなさいよ。 1年生が半数以上の今の部の状態で出場したって、結果は銅賞よ? そんな思い出、作りたいの? 確かに、少ない人数で苦労して出場した、っていう思い出には、なるだろうけど・・・ 」

 杉浦が言った。

「 あたしも3年生で、最後の夏になるケド・・ 別にコンクール出場には、こだわらないけどね。 大体、パーカス、3人しかいないんだよ? マトモな演奏、出来るワケないじゃん。 ・・みんな、ソコんところ、理解してる? 」

 同じ3年の沢井や、神田に問い掛けた後、他の部員たちを見渡す、杉浦。

 

 ・・・非常に、冷静な意見である。

 確かに、パーカッション・パートの人数を多く要する最近のオリジナル曲を演奏する事は、かなりの無理があるだろう。

 1年生が入部し、安心していた上級生たちは、ある意味、浮足立っていた。 現状の理解・把握を、すっかり忘れていたところがあったようである・・・


 杏子は続けた。

「 コンクールは、学校行事で言えば、テスト勉強よ。 ・・私は、そんな思い出より、キャンプや文化祭なんかに相当するような思い出を、いっぱい作って、みんなには卒業して行って欲しいと思うの 」

 鶴田が聞いた。

「 杏子先生には、何か考えがあるの? 」

 しばらく考え、杏子は言った。

「 ・・演奏会、やってみない? 」

 部員たちは、顔を見合わせた。

 一番驚いたのは、沢井のようだった。 目を丸くして、杏子に尋ねた。

「 え、演奏会・・ って・・ 私たちのですかっ? 」

「 そうよ。 決まってんじゃない 」

「 え・・ でも・・ 何曲も要るだろうし・・ そんな事、人数の少ない私たちで、出来るとは思えないんですけど・・・ 」

「 やる前から諦めてて、どうすんのよ 」

 沢井は、それでも不安を拭い切れないようだ。 困惑した顔つきで言った。

「 私たち、人前で演奏するのに慣れてないし・・ 例え、パーカスに負担の掛からないポップスを主体にした演奏会でも、何曲も演奏するんですよね・・・? とても無理だと思います。 それに・・ 会場費、すごくお金かかるんでしょ? お客さんだって、何人来てくれるか、分かんないし・・ 」

 杏子が答える。

「 学校の体育館でやるのよ。 もちろん、入場無料でね。 お客は、あなたたちのお友だちとか、お母さんやお父さん・・ 兄弟や、近所の人とかね。 アットホームな演奏会にするの 」

 神田が言った。

「 そう言えば、ウチのおじいちゃん、あたしの演奏、聴いた事ないのよね。 いつも、聴きに行きたいって言ってっけど、演奏なんて、1度もした事ないし・・ っていうか、演奏出来なかったもんね。 人数、いなかったから 」

 杉浦が答える。

「 アンタ、人に聴かせれるような演奏、出来るの? 」

「 失っ礼ね~っ! あたし、意外とテクニシャンなのよっ? スライド鉄砲で、ピンポン玉、10メートルは飛ばせんのよ? 参ったか 」

「 参らんわ! そんなモンっ 」

 杏子が、2人の間に入った。

「 はい、ストップ! またお腹、痛くなっちゃうから、そこまでにしてね・・! 集客数は、問題じゃないの。 演奏会の開催に向けて、こんなに頑張った、という思い出を作るコトが大切なのよ。 人数が増えたとは言え、たった21人・・・ この状況でも、演奏会を開催し、それなりの演奏が出来たのであれば、それは、あなたたちにとって今後、とても大きな糧になると思うの 」

 鶴田が言った。

「 演奏会だったら、お客さんは、あたしたちの演奏を聴きに来てくれるんだもんね? コンクールは違うもん。 やり甲斐、あるかも 」

 隣に座っていた高井が、杏子に尋ねる。

「 でも、杏子先生・・ 演奏会って、曲の練習するだけじゃないよねえ? 開催に関わる事、全てをやんなくちゃならないんでしょう? 」

「 そうよ。 演出や会場設営、台本に裏方スタッフ・・ 駐車場係りも、要るわね。 チラシを作る人、それを配布する人、また、いつ配るか、その宣伝活動を計画する主任も要るわ。 全部、自分たちでやるの。 あ、あと、プログラムの制作も・・! ハッキリ言って、コンクールに出ていた方が、ずっと楽ね。 でも、そういう思い出を作る事の方が、私は、コンクールに出場するより、はるかに意義のある事だと思うの・・! 」

 星川が言った。

「 他の学校の子たちが、吹きたくもない課題曲を練習してる時に、あたしたちは、衣装どうしようかとか、加奈センパイが、パンフレットのイラスト制作してたりとかしてるのね・・ 何か、面白そう・・・! 」

 小山は、すかさず言った。

「 あたし、宣伝係り! 色んなお店、知ってるよ? 片っ端から、廻ってあげるっ! 」

 沢井は、まだ慎重な様子だ。

「 ・・ホントにお客さん、来てくれるかなあ・・・! 面白そうだけど・・ 初めてだし、ホントに私たちだけで、出来るかなあ・・ 」

 杏子が言った。

「 やってみなきゃ、分からないでしょ? まずは、計画よ。 演奏の技術は問題じゃないわ。 自分たちで作り上げる事に意義があるのよ? 計画の段階で無理があれば、中止にすればいいんだから 」

 神田が、沢井に言った。

「 恵子、やろう、やろうっ! 面白そうだよ! 」

「 う~ん・・ やってみたい気は、するんだけど・・ 」

 杉浦も言った。

「 恵子、やってみようよ。 杏子先生もいるし、何とかなるって。 無理な事と分かってたら、杏子先生、最初から言わないって! 」

「 ・・出来たら、ホントにいいんだけど・・ 出来るかなあ・・ 」

 杉浦が、力を込めて言った。

「 出来るって! あたし、何か・・ そんな気がして来たよ。 恵子、演奏会を開いた最初の部長になるんだよ? 」

「 あ・・ それ、なんかイイ・・! 」

 杏子が言った。

「 そうね・・ 確か、青雲ブラスでは、定期演奏会はやった事ないはずだから・・ 最初かな? でも、定期演奏会って、何か、堅苦しい感じよねえ・・ そうねえ・・ ファミリーコンサート、って名前にしようか? 」

「 決定、決定~っ! 第1回、青雲学園吹奏楽部ファミリーコンサートよっ! 」

 神田が気勢を上げた。

 杏子は他の部員たちの様子をうかがった。

「 他の子たちは、どう? 2年生は、賛成みたいね・・ 新1年生たちは? 」

 藤沢が言った。

「 堅苦しいコンクール曲の練習より、楽しそう。 毎年、夏は大変だったけど・・ 今年の夏は、ちょっと違う夏を体験出来そうかも 」

 自前のクラリネットを抱えながら、香野も言った。

「 コンクール辞退は、ちょっと残念だけど・・ 冬のアンサンブルコンクールやソロコンに出場すればいいし・・ 銅賞もらうより、身近なお客さんの拍手もらった方が、確かに気分は良いですよね 」

 杏子は言った。

「 ・・じゃあ、これで決まりね! 色々と、問題は出てくると思うけど、1つ1つ、クリアして行きましょう。 あなたたちの演奏会なんだから、あなたたちが楽しまなきゃ、ダメよ? 衣装も、露出が多くなければ、どんなのでもOKよ! 」

「 あ! じゃあ、あたし・・ 」

「 お姫様かいっ! そんで、あたしは甲冑なんでしょっ? 」

 神田の声をさえぎり、杉浦が言った。

「 加奈~、やっと理解してくれようになったんだあ~っ! あたし、カンゲキ~! 」

「 理解しとらんわ、そんなんっ! っていうか、したくもないし! いい加減、そのこだわりに、あたしを引き込むの、ヤメてくれる? 」

 また、総天然の神田と、杉浦による漫才が始まったようである。

 神田が、誇らしげに言った。

「 もう落ち武者シスターズじゃないんだよ? 新生、るんるっ子シスターズ! どうっ? かわいくしてみたの 」

「 ナニそれ! また、どうっ?って、ヤに決まってんじゃない! 思っきし、バカっぽいネーミングだし 」

 神田は人差し指を立て、左右に振りながら言った。

「 ノン、ノンっ! ネーミングとのギャップが、インパクトを与えるのよ! 」

「 はあぁ~っ・・? ナニ言ってんの、アンタ・・ ワケ分かんない。 大体、どこにギャップがあんのよ。 ネーミングもキャラも、まんまじゃん! しかも、甲冑との関連性、ゼロ! 」

「 加奈はね、甲冑、似合うと思うからイイの! きっと、カワイイよ~ 」

「 何で、甲冑着て、カワイイのよっ? あんた、脳ミソ、付いてんのっ? 」

「 ウチは、合わせミソだよ? 」

「 ぬあぁ~、もういいっ・・! 」

 この日から、1年生は神田の事を、天然先輩と呼ぶようになった。

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