楽しかった。夏は、まだ終わってない。

 暑いから更新が遅くなるといいながら、なんだか短い期間で何個か投稿しているから、やっぱり私は何一つ、未来のことがわからないんだと、認識した。


 太陽は既婚者。

 月は未婚者。突如として浮かんだこと。

 太陽はお母さんだから、どんな日でも私を包み込もうと努力してくれる。嬉しい時も、迷惑な時もあるの。

 月は私みたいな子。現れては、世界に飽きて、どこかに沈んでいく。さっきまでいたのに、どこへ行っていたの? 冷たい視線で、無視をする。

 月の方が好き。太陽は眩しすぎて、見つめることができないから。熱を帯びた微笑みよりも、視線の曖昧な瞳の方が美しい。

 けど、私がお母さんになったら、月よりも太陽に寄り添うのかもしれない。そんなの、嫌だけど。

 友人に「あなたのエッセイに書いていいよ」って言った思想。結局、言った本人も書きたくなったっていうね。草だね。


 月の女神は私を見つめ、その月餅のような丸い瞳でころころ笑ってくれるだろうか。兎たちよりも美しく、麗らかな皮膚からは、地球の知が詰まっている。

何を思って、羽衣を揺蕩わせるのだろう。何を眺めて、紅の引かれた唇を震わせるのだろう。触れたい気持ちに苛まれ、月と同じ、形となり、眠りへと、誘われていく。


 月の住人になりたい。かまぼこシェイプの、彼女の世界に。


 ———


 ゆずの香りが口内で広がっていく。液状の夏の味。美味しい。喉の痛みもなく、胸元に火花は飛び散らない。泡を含んだ氷が揺れ、暖かな空気に触れた。

 楽しかった。癒された。足に砂がぱらぱらくっ付き、思わず笑みがこぼれ出た。

 ミニ旅。

 水のある街をたんたんと歩き、目的地に向かってく。一番好きなサンダルは小指を痛み付けて来るけど、歩く。日差しが全身に降りかかり、触れられた箇所を湿っていくけど、歩く。歩きまくる。

 スタバでランチを奢ってもらい、テラスで雀たちを眺める。見つめる。楽しむ。暑い。けど、うまい。

 楽しんでいる人と街を歩くのは、とっても楽しい。笑ってちょうだい。話してちょうだい。月だけが私たちを見つめていた。半分よりも、大きな形。まん丸よりも、かけてる形。

 今日の月は、どうだろう。


 朝起きて、歯を磨く。気持ち悪さが込み上げてきて、終わらせる。口元を手で抑えるも、気持ち悪さ。急いでトイレへ駆け込み、しゃがむ。粘り気を帯びた唾液と、不快な音だけが込み上がる。あ、消化されて何も出ないんだ。ちょっと、笑いそうになった朝だった。


 仕事に向かう気力が生まれない。師匠、ごめんよーーー!!!!

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