私、踊れない。なのに、踊り子さんばかり。
一昨日見た夢は、超絶メンヘラってた。
そういうことが似合わない人から、好き好き好き好き好き好き好き好き好き——と書かれたメールを貰う内容。「え、むり」それだけ思った。
昨日見た夢は、忘れた。曖昧模糊な感情しか残ってない。よくあるよくある。
今日見た夢は、フェスティバルな感じだった。まずは、私は何かの乗り物に乗って、宿屋のようなところへ向かった。
全体的に、妙なほど自然豊かな夢だった。
宿屋……だったのかな。わからないけど、日本的な建物で、池……湖の上に建てられてた。多分、ひょうたんみたいな形。『となりのトトロ』でサツキとメイが新しい家に行く途中で、橋があるけど、そこから眺める小川みたいな水だった。モネの池みたいな、藻が浮いているような、そんな感じ。大きな蓮の葉があった。
乗り物内の風景は覚えていないけど、駅を覚えている。朱色の柱があった。
神社にあるような石の道を進む。道は腰辺りまで土に囲まれていて、天には木の木洩れみがあった。
進んで行くと、さっき言った池。大きな石がこちらにあって、もう一つ、あちら側にもあった。頑張れば、届きそうな距離だった。
そこで別の場面。ここからは、宿屋のベランダだった。『千と千尋の神隠し』の千が饅頭食ってるシーンのベランダ部分に似ていた。松が傍に生えていて、大きく曲がっていた。私はその上に座って、隣に師匠と友人がいて、一緒に映画の話をしていた。「こういう映画が撮りたいよね——」なんてことを言いながら。妙な楽しさがあった。
私はなぜか、あちら側に行きたがっているのか何かだった。わからないけど、向かった。松を降り、大きさな岩に着陸した。辺りは深緑に反射する水。そこから、日本庭園にある池のような石ステップを三つ渡り、ストップ。思っていたよりも、距離が長かった。
あちら側へ向かうのを諦め、戻って宿屋のベランダから別のところへ向かった。
そこが、フェスティバルみたいなところ。
フェスティバルと言っても、広場でたくさんの人が集まっているだけだった。けれども中国のお正月に見る、真っ赤な龍があったから、きっとお祭り。人がせっかせっかと動かして、金色のふちをしたウロコが光っていた。天気は真っ青で、薄く灰色がかかってちょうどいい温度だった。
この広場は海の脇にあったのか、灰色の混ざった石畳みを進むと、海のようなものが見えた。丸く、山からの都会の景色を見り展望台のようであった。
広場はどこかの民族の方々ばかりがいた。現代的な服装の人も、ファンタジー系な少数民族の衣装を着た集団もいた。パフォーマンスのためなのか、夢の私も理由をわかっていなかった。
端の方まで、人の波をくぐり抜けながら真っ直ぐ進むと、同じ髪をした女性の集団がいた。緑色の方々、青い髪に、寒色系の衣装を着た者たち。様々な色の女性達はいた。青い者たちは、人魚。みんな、魔法が使えた気がする。キラキラしていた。
私は微笑みかけてくる彼女たちを物色して、金髪に赤い衣装のグループを選んだ。その中の一人に「君たちの髪を触っていいか?」と聞いた。全員で六人ぐらい。特別美人な訳でもなかったが、なぜか彼女たちがよかった。髪は少し茶色の混ざったブロンドで、セミロング。ヴァイキングたちのような人たちだった。いくつか、小さな三つ編みもされていた。あまり、綺麗な顔をしていなかった。普通な顔。美人でもブサイクでもなかったけど、笑顔が皆明るくて愛らしかった。
リーダーっぽい人が、変な人ねというように笑いながら「もちろんよ」と答えて、私はより近づいた。みんなクスクスと笑って、サラサラとは言いがたい髪を撫で、私に触れられるのを待っていた。
そこからは、覚えていない。
まぁ、全体的に意味不明な夢だった。言えることは、私はまた彼女たちに会ってみたい——という感情が残ったこと。
また、会ってみたい……。素敵な衣装だったから。それに、まだきっと触れられてないもの。
えーと、それだけ。
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