一粒のトウモロコシ。それを食べる鳩と、忘れられたノートブック。
エゴはクランベリーで、バナナはビスケットの上にキャラメル、雪見だいふくの外の餅の部分を上に被せて、レンジでちょっとチンしたイメージ。
いやね、酔っている人と一緒にいると、飲んでいないのに、自分まで酔ってくる。
深夜の繁華街ではキャッチをしている黒服さんたちが数人いるけど、誰をキャッチするのか、無人の道を見つめているだけだった。
真っ赤な看板の彩るチャイニーズな材料を売っている店は、なぜか開店していて、店先ではダンボールに入った豚足が並んでいた。
風俗店らしき店のお姉さんたちは、チラシを配っていた。寒そうな格好をしながら、私に渡されず、酔った師匠たちにスッと差し出す。
ごめんなさい、お姉さんたち。その人たち、私の客なの。そんなことを言ったら、どういう表情をするんだろう。違うんだけど、ちょっと笑えてきちゃう。(お姉さんじゃなくて、師匠たちの表情ね)
無人ながらも、派手な看板が輝く道をスキップで抜けていくと、危ない雰囲気ばかりがして、昼とは違った香りがした。溶け残っている雪に転けそうになりながら、二種類の煙草がブレンドされた匂いが残る、コートで駆けてみる。
今書いている小説と、『王国』を思い出して、おかしみを覚えた。あ。私、これを書く予定なのね。ふふっ、楽しい。そんなことばかり考えながら、疲れた瞳に景色を刻んだ。
るんるるるーん。
ハトは凄いんだぞ。カラスももちろんだけど、ハトもなんだ。都会に適応できること自体、凄いこと。ゴキさんたちも、すげぇよな。ネズミとかよりも、多いしね。すげぇよ、まじ。
感謝はいらぬ、謝罪もいらぬ。
ただ、感想だけが欲しい。
——どう?
それだけ聞くから、そうして欲しい。
ぐわぁああああああ!!!!!……眠い。
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