私の好きな方々の声が好き。

 日常に溢れる香りが好き。

 爽やかな歯磨き粉、ラベンダーの香りがするクリーム、シャンプー、自分の匂いが付いている枕(落ち着く)、革製の靴や鞄、ミントティー、乾く前のマニキュア、塗りたてのペンキ(シンナーっていうのかしら)、少し古めの本、ペン類、削りたての鉛筆、化粧品(特にファンデーション辺り)、出たばかりのお風呂、街を歩いている時にする甘ったるい煙草、シナモンロール、チョコレート、ミントの香りがするリップクリーム(この前使い切ってしまった)、ホットミルク、出来立てのパン、毛皮(友人のフードに付いているやつ)、淹れたてのコーヒー、そのほかもろもろ。


 嫌いなのは、蝋燭の燃え始めと終わり、百合、バラの芳香剤、甘ったるい香水、嫌いな子、教会、水を入れ替えていない水槽、薬品を混ぜ合わせたばかりの石鹸(乾燥前)、母のクリーム、レモンの香りがするリップクリーム、お酒(人が飲んだ後の)、味の強い食べ物(カレーとかたまに嫌になる)、納豆(匂いのせいで食べれない)、デパートの化粧品売り場。

 あとはなんだろ。大抵の人が嫌いな匂いとかだね。


 ブーンッと弾けて飛んでった、

 ころころころころ転がった


 ついこの間『ドリアン・グレイの肖像』を読み終わってほくほくしているのです。結果、面白かった。最初の方、うわぁ……ちょっと無理かも(昔の話だから)と思いましたが、読みやすくてすいすいと最後まで読めてしまい、あららワイルドさん流石です(翻訳した方のおかげでもある)、なんて思ってしまいました。ワイルドさん、同性愛の罪で逮捕されたようで、本作の方を読んでいる時も「これは、そういう……」とそれらしい空気が漂っていた。いやね、好きな話だったよ。

 ハリーさん、良い感じ。ぜひ彼とお話がしてみたいと思ったもの。クラブへ行ったら、会えるでしょうか。招待状を持っていないと、入れないかしら? まぁ、なんでもいいや。とにかくとにかく、楽しめた。


 今日はいつもはしない(通常時は緑色のシンプルなもの)ピアスを付けて、特別な気分を味わった。帰り道に友人が先生に捕まって、一緒に帰れなかったから寂しかった。けど、クラスメイトが彼女と一緒にいるのを見て嬉しくなった。(その子、自慢げだったから、私まで笑ってしまって、悲しさも吹っ飛んでしまったの笑)


 私は今日を満足した。寝ても悔いなし。

(あなたが何時に読むのか知らないけど、私が書いた時は夜なの。だから言わせて)

 おやすみ。素敵な夢を見れるように。素敵でなければ、せめて鮮やかに、艶やかに、華やかに。

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