第05話 コルレオーネ・ファミリーのようならよかった

 警察官が、二人。

 そのうちの一人が、車載無線で会話をしている。


「ええ、ええ、アニメマニア同士の、アニメキャラが好きとか嫌いとかいう争いらしいんですけどね、ええ、はい、はい。いえ、一人でした。少年がブリーフまる出しで……」


 警官の横には、ズボンを上げた山田定夫。

 あまりの辱めを受けて、肩を縮めてなんともいえない表情でずっと下を向いていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る