第314話 機動戦士ガンダムSEED DESTINY その5 怪獣大戦争編

 『DESTINY』語りも5回目なのですが予定を変更いたします。前回ラストで今回はザフトの量産型について語ると予告したのですが、応援コメントでみかんあき様からガンダム系でひとつ重要なヤツを語り忘れていたことについてご指摘を受けたので、まずはソレについて語りたいと思います。何でこういうサブタイトルになったかは、お読みいただければ分かるかと(笑)。


 その忘れていたガンダム系最後のMS……と言いたいのですが、こいつはむしろ可変MAと言うべきでしょう。「デストロイガンダム」です。『DESTINY』のガンダム系MSって大抵はザフト製かオーブ製なんですが、こいつは連合製ですね。


 とはいえ、コレ、実は「ビグザムから変形するサイコガンダム」と要約できるというシロモノだったりします(爆)。いや、本当にそうなの!(笑)


 最初にMA形態で登場したのを見たときには「逆関節ガウォーク足のビグザム」にしか見えなかったんですよ。色が黒いので「でっかいウォドム」というおもむきも無いではないですが、馬鹿デカいビーム砲積んでる上にビームもはじくんで、やっぱりビグザムかと。


 そしたら、こいつが変形して黒くてデカいガンダムになったんですよ。誰がどう見たってコレはサイコガンダムでしょう(笑)。


 しかも、乗ってるのが「悲劇の強化人間ヒロイン」系のステラ・ルーシェだったりします。どう考えてもフォウとサイコガンダムをなぞっているだろうと。


 弱点もビグザムやサイコガンダムと一緒で、足元に潜り込まれての近接格闘攻撃に弱いという。ステラが乗っていた初陣では鬼神の如き強さで暴れまくったのですが、その後に量産されて何機か出てきたものの、そこでは接近戦に弱いという弱点を突かれて、結構あっさりと倒されていたりします。


 さて、こいつと一緒にザフト量産型MSを紹介するのは何か変なので、今回の残りは連合系MAの方を紹介したいと思います。


 まずは「ザムザザー」。カニです(爆)。デカくて硬くて、その割には機動力や攻撃力もあったりします。ナチュラルひとりでは操縦し切れないようで、複数のパイロットが操縦していました。


 こいつは陽電子リフレクターという対ビームバリアを積んでいて、戦艦が搭載する大型陽電子ビーム砲も跳ね返します。この技術がデストロイにも応用されているんですね。


 つまり弱点も同じで、接近されてビームサーベルをコクピットに突き立てられて撃破されています。こいつも何機か出てきましたが、初登場時以外はザコでした。


 その次に出てくるのが「ゲルズゲー」。アラクネです(爆)。ザムザザーっぽいデザインの本体の上に連合系量産型MSダガーの上半身が乗っているという、ガンダムシリーズでは前代未聞の不気味デザインだったりします(笑)。これも複数パイロットが操縦していました。


 ザムザザーより更に防御寄りの機体で、遠距離からのビーム砲は完全に防御します。弱点も同じで近接攻撃には弱いため、こいつの防御を突破するために、例の「オペレーション・タイトロープ」で秘かに近づいて奇襲する必要があったという。


 上半身が普通のMSなんだからビームサーベル持たせれば近接戦闘もできそうな気がするのですが、なぜか装備にビームサーベルが無く、やっぱり接近戦に弱いという(笑)。


 こいつも初登場時は強敵感があったのですが、二度目以降はそれほどでもなかったように思えました。やっぱり再生怪人は弱いのかな(笑)。


 とにかく、こいつらはいずれ劣らぬ「怪獣感」のあるMSやMAでして。そういう意味で言うと元々からして「ジオン獣」だったMAとしては非常に正しいデザインをしているとも言えます(笑)。まさか二十一世紀にここまで怪獣っぽいMAを見られるとは思いませんでしたよ。名前も「ザムザザー」とか「ゲルズゲー」とか凄く怪獣系っぽいですし(笑)。


 ということで、この頃に初登場した『SEED』系の新型MSやMAの名前は結構おぼえてない割に、ザムザザーとゲルズゲーの名前は一発でおぼえました。それだけのインパクトがあったんですね。


 逆に、連合系とかオーブ系の量産型MSなんて大して印象が残ってないんで、ロクにおぼえてません。オーブのムラサメも一応ガンダム顔してる上に飛行形態に変形するって凄い量産型MSだし、一応カオスガンダムを撃破するという殊勲も上げてるのに、Wiki読むまでそのことコロッと忘れてましたし(爆)。


 ということで、ガンダムとザフトの量産型以外で印象に残ってるのは、この怪獣どもばかりだったという(笑)。


 今回は少し短めでした。次回は改めて今度こそザフトの量産型MSについて語りたいと思います。

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