第312話 機動戦士ガンダムSEED DESTINY その3 一部パーツと成型色の差し替えで新型機編

 『DESTINY』語りも三回目、残りの主役ロボ(笑)に行ってみましょう。今回のサブタイトルは内容を読んでいただければ意味が分かるかと思います(笑)。


 キラの一号ロボは、前作の二号主役ロボであるフリーダムです。作中では二年経ってるのに、相変わらずの強さで無双していましたが、一瞬の隙を突かれてインパルスに敗北して破壊されたことは前述しました。破壊されてもしっかり核エンジンは安全停止させているあたり、さすがキラと言えるでしょう。


 実はキラは、これで機体が無くなったあと、カガリから「ストライクルージュ」という機体を借りて戦ったことがあります。これは前作一号主役ロボであるストライクと同型のカガリ専用機で、普段はフェイズシフト装甲が赤色なのですが、なぜかキラが借りたときは調整してストライクと同じ色になっていたという(笑)。要するに前作一号ロボの同型機です。ところが、既に二年経っていて、設定上はザフトの量産機って既にストライクより高性能ってことになってたんですよ。それで実際に戦ってみたら、キラの能力をもってしても多数を相手にしたら歯が立たず、ボコられて大破という結果になりました。借りた物なのにきちんと返せなかったという(笑)。


 そしてキラが得た二号ロボが「ストライクフリーダムガンダム」です。名前のとおりフリーダムの改良機で外見はフリーダムから大きく変わってないように見えます。関節部パーツが金色になっていてスペシャル感があるほか、ドラグーンシステムを追加しています。


 アレですね、同じロボの金型流用して一部成型色変えて、パーツ追加して別ロボという技法はタカラが『ダイアクロン』や『トランスフォーマー』でも多用した技法ですし、バンダイもMSVの頃から結構やってますんで(笑)。


 ……と書いてからネットでググってみたら、意外にもプラモは新金型じゃないかというのを見たのですが。それも評判が悪い方で(笑)。


 作中では、出てきたらとにかく無双。無敵ロボでした。そういう意味では、やっぱフリーダムと変わらんという(笑)。


 これに対して、アスランは作中で四種類の機体に乗っているという。うち二種類はザフトの量産機なので、これはあとで改めて語りたいと思います。


 一号ロボは「セイバーガンダム」。これは完全新型機です。変型機ですが、変形後の飛行形態はイージスよりカッコ良くなっています(笑)。初回にかいた「オペレーション・タイトロープ」のときにバラけたインパルスと一緒に飛行形態で洞窟を飛び抜けていました。


 ……と書いたのですが、新垣すぎ太様から「セイバーは別に陽動をやっていた」とご指摘を受けました。確認してみると確かにそのようです。何でこんな記憶違いをしてたんだろう?


 決して弱い機体ではないのですが、乗ってた頃のアスランが散々迷ってたせいで、あまり強い印象が無いという(笑)。最後もキラのフリーダムに完敗して両手両脚を切り飛ばされて大破、修理不能という状態になりました。


 これに対して二号ロボの「インフィニットジャスティスガンダム」は、これまた要するにジャスティスの後継機で、全体の印象は同じです。もっとも、今回ググってみたら細部は意外に違ってたんですね。


 こっちは、アスランの迷いが無くなったせいか、とにかく強ロボだったという。強敵相手だろうが、危なげなく戦っていた印象がありまして。最終的にはデスティニーを大破に追い込むわ、ミネルバは撃沈するわと大活躍です。前作『SEED』ではジャスティスが自爆して大量殺戮兵器ジェネシスを止めてたんですが、今回の巨大レーザー砲レクイエムは外からビームでぶち抜いてぶっ壊してます(笑)。


 とにかく、このストライクフリーダムとインフィニットジャスティスは、終盤に出てきて美味しい所を全部持ってった機体なんですよね(笑)。そらキラが主人公でアスランは副主人公って言われるわ(笑)。


 なお、こいつら初期発表のときは「スーパーフリーダム」「ナイトジャスティス」って名前だったのが変わっています。これ、某巨大掲示板で「スーフリ」と「ナージャ」って略されたせいじゃないかとか思ったり(笑)。


 リアルタイムで見てた人なら知っているんですが、この当時に大学の悪質なコンパサークルで連続集団婦女暴行事件が起きており、それを起こしたサークルの名前が「スーパーフリー」、略して「スーフリ」だったという。


 また、今の『プリキュア』シリーズの枠で放送されていた女児向けアニメに『明日のナージャ』というのがあったんですよ。これが、不幸な少女がけなげに生きていくという「70年代アニメかよ」とツッコみたくなるような当時としては非常に珍しいタイプのアニメでして(笑)、某巨大掲示板でAAネタにされていたという。ちなみに、これの後番組が初代『ふたりはプリキュア』です。


 それで、某巨大掲示板で「ナージャじゃスーフリに勝てるわけがない」「ナージャはスーフリにもて遊ばれるだろう」みたいに揶揄されてたんです。まあ、キラとアスランの関係性から言ってもそうなるだろうというのは非常に説得力があったのですが(笑)。


 それで改名したんじゃないかとか勝手に思ってたんですが、今回ネットでググってみたらストライクフリーダムの改名理由はやっぱりスーフリのせいだろうって説が有力でしたね。インフィニットジャスティスの方は同名のパチスロがあったからってことになってましたが。


 さて、次回は残りのガンダム系機体について語りたいと思います。

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