第263話 勇者王ガオガイガー その14 それが勇者だからだ!編
「君たちに最新情報を公開しよう!」
ガガガ語りも14回目、そろそろ巻いて行きたいと思います。今回は味方の濃い面々ということで、
まず大河長官なのですが、とにかく「濃い」です(笑)。キャラデザからして太い眉毛に大きな目と角張った顎と、やたらバタ臭そうな外見だったりします。ただ、身だしなみはダンディで普段の言動は非常に紳士的です。
しかし、ことGGGの長官として活動するとなると、とたんに言動がやたらと熱血的になります(笑)。ただ、まあ、これは指揮官として味方の士気を鼓舞しているのかなあという気はします。また、結果や成果からすると判断が間違えていたことは非常に少なく、少なくとも指揮官としてはコンボイ司令官よりは有能です……って、これ褒め言葉になってない!(笑)
そういうギャグを飛ばしたくなるくらい、言動の根源が精神論なんですよ。「あとは勇気で補えばいい!」と成功率の低い作戦を許可しては、それで結果として成功すると「それが勇者だからだ!」で締めるという(笑)。いや、結果的には、ほぼ百パーセント近く成功しているので、指揮官としての判断は的確だったということになるんですけど。
前にも書きましたが、これは単なる精神論ではなく、その前にやるべき準備や対策は全てやりつくした上での発言なんですね。人事を尽くした上での精神論なので、ロクに準備もせずに精神論に頼っているのではないという。その点から考えると、やはり有能なのでしょう。
また、精神論者ではあっても、人命尊重については誰よりも重んじており、死地に部下を向かわせるときでも、生還させるための努力は最後まで怠っておらず、自分自身が死地に立ったときでも最後まで諦めることは決してありません。
戦闘指揮以外では、そうした熱血的な要素を見せることは実は少なく、きちんと組織運営をしています。表向きの仕事は「宇宙開発公団総裁」で、護のお父さんが勤めている組織の最高責任者となります。このため、護の社会科見学の際には大河長官が自ら護を案内してお父さんの仕事ぶりを見せたりしていました。こちらの仕事では、桜さんという美人秘書が補佐しています。
GGGの組織運営者としても、きちんと仕事をしている様子については、実は作中で描写されています。前半のGGG「ガッツィ・ジオイド・ガード」って国の秘密機関なんですが、国家組織なので何と国会で活動について答弁しないといけないんですね(笑)。その様子がしっかりと作中で描写されているんですよ。ガイや火麻参謀、麗雄博士も一緒に国会に呼ばれて長官の横に控えていました。公式サイトの年表には「特別国会」と書いてありましたね。
後半の「ガッツィ・ギャラクシー・ガード」は国連の組織に改編されたんですが、やはり国連総会で答弁したりしてるんじゃないかなとか思ったり(笑)。
基本的に本人は戦わない人なのですが、宇宙開発公団ビルに勤める人々がゾンダーに洗脳されたときには「チタンヘッドドライバー」――要するにメタルウッドのゴルフクラブ(笑)――で戦おうとしていました。
実はドラマCDの設定だと、昔はヒーローとして活躍していたこともあったようで、本人の戦闘力も決して低くはないようです……が、そのドラマCDを聞いてないんですよねえ。
やたらと暑苦しい人ではあるのですが、ある意味では「理想の上司」だったりもするんですよね。
その部下の
そのゴルディマーグが初起動したときには、いきなり火麻参謀からの命令を拒否しています。要するに頑固でワガママなんですね。その上、思い込んだら独断専行で勝手な行動をとったあげくに失敗して肝心のところで行動不能になっているという。
モデルになった火麻参謀自身がゴルディマーグの態度に業を煮やしているのですが、普段の態度からして火麻参謀そっくりだと他人には思われているという(笑)。
この人も大河長官と同じヒーローとして活躍していたようです。モヒカンにサングラスの
前線に出張っては味方の救助を行ったり、現場で戦況を確認して的確な指示を出すなど、決して無能な人ではありません。
……ただ、『銀英伝』のパトリチェフ参謀への評価と一緒で「決して無能じゃないが、参謀としての才能が一番無いんじゃないか」という印象があるんですよねえ(笑)。
ああ、何てことだ麗雄博士まで行けませんでしたよ。次回は麗雄博士や雷牙博士など、天災系――と誤変換してしまったのですが、これも間違いではないなあとか思ったり(笑)――の味方キャラについて語りたいと思います。ということで……。
「次回も、このサイトでファイナルフュージョン承認!」
「これが勝利の鍵だ!」 → 獅子王麗雄
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