第225話 新世紀エヴァンゲリオン その8 サービスサービスぅ編
エヴァ語りも8回目、残りの女性キャラ行ってみましょう。なのでサブタイトルはミサトさんの名ゼリフから……と思ったのですが、コレ以外ってあまり印象が強くないという。ググってみたんですけど、しっくり来るものが無かったんですよね。ちょっと意外でした。ただ、このセリフって予告とかオンリーで本編じゃ使ってないんですよねえ(爆)。
さて、その
じゃあ、憧れのお姉さんポジションかと言われると、断じて違うと断言できるくらい、プライベートでの生活態度がボロボロです(笑)。だらしがなく、酒飲みで、汚部屋で、料理が壊滅的に下手。自分の家にシンジとアスカを同居させますが家事は全部シンジに押しつけていました(笑)。
それが、ネルフ戦術指揮官として一旦制服を着ると、ビシッとした軍人になるという。また、家を出たときにはプライベートでもカッコ良いお姉さんに変貌します……酒飲むと話が変わりますけど(笑)。
この人は、以前に加持リョウジと付きあっていて、作中でもよりを戻しかけます。実際、ニャンニャンしてるシーンもあります。それなのに「よりを戻した」と確定してないところが大人だったり(笑)。
その一方で、シンジに対しても「保護者」の枠を超えた関係を少しだけ見せることがたまにありました。ただ、これが「シンジに発破をかける」ためなのか「少しはその気があったのか」が微妙という。
本人はセカンドインパクトに遭遇した唯一の生き残りということで、体に傷跡が残っていたりします。心にもトラウマが残ってたりしますが、それを乗り越えてネルフや人類補完計画の真実を追ったりしてもいます。
基本的に狂言回しの
ただ、そのせいで非常に重要なポジションにあるにも関わらず、奇妙に「第三者」感があるんですよ。「シンジ、レイ、アスカ」の「チルドレン」からは一線を引かれていて、その一方で「ゲンドウ、冬月、リツコ」のネルフ司令部中枢ラインからはハブられているという。その意味では典型的な中間管理職の悲哀を帯びてたりもするんですね。
長い黒髪とナイスバディを持つ美女ではあるのですが、年齢が二十九歳。リアルタイム当時では結婚適齢期ギリギリの微妙なお年頃という。このボーダーライン、どんどん上に上がってるんですよね。私が幼少期には「クリスマスケーキ」なんて呼び方があって二十五歳だったのが、この二十世紀末頃には三十歳がボーダーラインになっていて、今じゃあもう少しあがっているという。閑話休題。
声優は『美少女戦士セーラームーン』で主役の月野うさぎを演じて当時人気絶頂だった三石琴乃です。この頃はまだ若手のイメージでしたが、このミサト役で一皮むけた印象がありました。
エンタメ史的に言うと「若手女性指揮官」の
さて、少し文字数が足りないので、ほかの重要キャラである
ミサトと加持の大学時代からの友人で、いわゆる「博士」ポジションの人です。エヴァの開発責任者で、ネルフのメインコンピューター「マギ」の管理責任者でもあるという。「博士」らしく常に冷静沈着です。
それでいて、金髪の美女で、これまたナイスバディ。目の下の泣きぼくろがチャームポイントです。こちらは、ギリギリで三十歳を超えているというところがミサトとの対比で面白いところですね。
そして、何とゲンドウの愛人だったという。しかも、この人の母親である赤木ナオコもゲンドウの愛人だったんですよ。これが作中で明示されてるんですね。
その母親に複雑な愛憎を抱きつつも、自分もゲンドウの愛人をやっているという。
しかも、母子ともそれがまったく報われていない(爆)。ゲンドウの心は常に亡き妻ユイと、その遺伝子を持ちよく似た風貌のレイに向けられているという。
一番酷いのは、そのレイの「一人目」がナオコに向かってゲンドウの言葉を伝えるシーンですね。レイがナオコを「婆さん」と呼んで、ゲンドウの「婆さんは用済みだ」を言ってしまうという。それで逆上したナオコが「一人目」を絞殺した上で自殺するんですね。だから、本作第1話から登場して爆死したのは「二人目」なんです。
正直、母親がこんな目にあってるのに、どうして本人までゲンドウの愛人やってるのか、まったくわからんのですよ。私には女心というのは複雑すぎます。
本人もレイのクローン体を破壊してることからも、ゲンドウへの思いが打算とかではないことがわかるんです。
それで最後も劇場版では結局はゲンドウに撃ち殺されるという。
この人については、心底理解不能なので、それ以外の論評はしようがないです。
さて、次回はその不可解なる黒幕、碇ゲンドウについて語りたいと思います。今回も締めはこれ。
「この次も、サービスサービスぅ!」(爆)
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