第224話 新世紀エヴァンゲリオン その7 あんたバカァ!?編
エヴァ語りも7回目、ヒロインのひとり
さまざまな面でレイと対照的な少女になります。感情的で強気で一見すると快活な性格。明るい茶色のロングヘアと青い目。弐号機の色に合わせたプラグスーツは赤。
この茶色のロングヘアをダブルのポニーテール(全部まとめないのでツインテールと呼ぶと少し微妙)にしているんですが、不思議なことにイラストやフィギュアだと髪色がオレンジになってることが多々あるんですよね。イメージとしては、そんな感じなんでしょうか……って、Wikiによると本来設定は金髪だけど画面上の見栄えの関係で明るい茶髪になったとか。
エヴァのパイロットであることにプライドを持っており、「自分が一番上手くエヴァを操れる」ことを心のより所にしていたフシがあります。そのため、最初はシンジやレイを下に見ていますが、やがてシンジの方がシンクロ率が上がって強くなっていくことに焦りを見せてもいました。
そのプライドというか、エヴァを心のより所にしていたのは、実は心を病んだ母親から
一見快活で社交的に見えたものの、内実はかなり深刻な他者不信があって、それを表面的な快活さで糊塗していたという。一皮むいてみたら、父親に
そのシンジとは、ミサトの家で同居することになるというラブコメ展開(笑)。また、第7使徒イスラファエル戦において、初号機と同時に敵を攻撃しなければいけなくなったために、息を合わせるためシンジとユニゾンの練習を行ってから、だんだんと親しくなっていったという。
恋愛面では年上の
そのためか、シンジを恋愛対象として見るようになった感じはあるのですが、微妙に気持ちがすれ違ってしまってるんですね。
その一方で、エヴァのパイロットとしては自信を喪失してシンクロ率が低下し、とうとう起動すらできなくなるという。第15使徒アラエルによる精神汚染や梶の死亡の影響もあって、TV版の最後は病院で廃人同様になったまま最終回に行ってしまうんですね。
結局、エヴァのパイロットとしての自己存在をおびやかすシンジに対しては最後まで素直になれず、シンジの方でもアスカを微妙に意識しつつも、恋愛というよりは肉欲の対象として見てしまっているという。劇場版でのシンジの「最低だ」のシーンとかですね(笑)。
だから、劇場版では最後に二人だけ生き残ったのにシンジがアスカを殺そうとして、それに対してアスカが「気持ち悪い」と一言吐き捨てるという絶望的なエンディングになってしまったのかなあと。
なお、エヴァのメインキャラの名字は軍艦を元にしているものが多く、例えばレイの「綾波」は旧帝国海軍の駆逐艦なんですが、アスカの場合は旧帝国海軍の空母「
アスカの声優は、以前に『ジェイデッカー』のレジーナのところでも触れたように、宮村優子です。レジーナでデビューしたあと『ウエディングピーチ』でもメインキャラを当ててますが、一番の出世役はやはりこの『エヴァ』のアスカ役でしょう。これで人気爆発して一躍アイドル声優として大活躍していました。オリジナルソングの「根性戦隊ガッツマン」とか聞いてたなあ(笑)。Wikiによると漫画原作もやってたんですね、コレ。そして、Wiki読んでたらセガサターンの『マリカ~真実の世界~』なんて誰も知らないようなドマイナーゲームのヒロイン「神崎マリカ」も演じていたなんてことを発見して、「そういやそうだったなあ」とか懐かしい思いにひたったり(爆)。好きだったんですよ、このゲーム。閑話休題。
ヒロインのひとりなんですが、TV版の終盤では負けが込んだり、劇場版では一度は無双するものの最終的にはズタボロにされたりと、意外に作中での扱いが悪かったりするんですよね。
ただ、サブタイにもいただいた「あんたバカァ!?」に代表される強気美少女キャラとしての人気は非常に高く、レイと並んで後のエンタメヒロイン像に多大な影響を与えたキャラであることは間違いないかと思います。
新劇場版では、なぜかアスカだけ名字が「
さて、次回は残りのヒロイン……というか、主要女性キャラである
「この次も、サービスサービスぅ!」(爆)
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