第205話 黄金勇者ゴルドラン(1995-96年)

 さて、今回のお題は勇者シリーズ第五弾『黄金勇者ゴルドラン』なのですが……これは、ぶっちゃけ一話切りしました。ものすごく相性が悪かったんです。


 勇者シリーズの原点回帰かなとは思いました。謎の宝石から蘇る勇者を探して世界を旅するという冒険もの。今になってWikiを読んでみると、結構設定は面白そうなんですよ。


 しかし、しかし! 残念ながら、第1話を見終わった時点で即切りするほど、相性が悪かった。高松監督作品は『マイトガイン』『ジェイデッカー』と二作品続けて全話コンプリートしてるのに、これは一話切りだったんですよ。


 コメディは嫌いじゃないはずなんです。『ガラット』とか好きでしたし。メタネタやパロネタも『マイトガイン』のときは「勇者シリーズとしてどうよ?」とは思ったものの、それ自体は嫌いじゃないんです。


 ただただ、キャラデザが合わなかった。『ヤマトタケル』のサブキャラもそうだったんですが、本作主人公の拓矢たくやみたいな目尻がとがった目の形で、頭身が小さめのキャラってもの凄く合わないんです。


 あと、コメディタッチではあるものの、その塩梅が自分の好みと微妙にズレがあったのも事実なんですね。ただ、これはたぶん見通してたら、大して気にならない程度の問題かとは思います。


 とにかく、キャラデザが合わなかったのが一番の大きな問題だったのかなあとか思ったりしました。


 ロボ的には、名前のとおり全身金色という派手な主役ロボです。もっとも、ゴールドライタンという先例があるので、それほど奇異には思いませんでした。「ゴルドラン」って名前的にもゴ(ー)ルドラ(イタ)ンの短縮形だよなあとか思ったり(笑)。


 最初は恐竜モチーフだったのが、あとでパワーアップ合体して胸ライオンロボになります。これはアニメ誌等で見て知っていました。


 あと、第1話から登場している敵の巨大戦艦ザゾリオンが、露骨に『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』のラスボス「恐怖大帝メガザラック」からの流用で思わず笑いました。


 そのザゾリオンに乗って拓矢たちを襲っていたワルター・ワルザック皇子が、のちに改心して味方になるというのはアニメ誌などの情報で知ってはいました。拓矢たちに「お子たち」と呼びかけているのは印象に残っています。


 何でか知らないのですが、最終回の最後だけは見たおぼえがあるんですよ。最終決戦が終わっても敵のラスボス(ワルター皇子の父親の皇帝)は健在でしたが、その皇帝に対して「もっと凄いお宝があるよ!」みたいに言って騙して、また冒険の旅と追いかけっこが始まる、みたいな終わり方だった記憶があります。


 ということで、すみませんが今回は通常の半分くらいしか書けませんでした。前回は通常の倍の分量があるので勘弁してください(爆)。


 次回は、平成ガンダムシリーズの大成功作にして、私個人としてはワースト作のひとつである『ガンダムウイング』に行ってみたいと思います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る