第101話 機動戦士Zガンダム その12 何か印象が薄い編

 さて、今回はティターンズの残り、バイアラン、バウンド・ドック、サイコガンダムMk-Ⅱを語りたいと思います。パラス・アテネやボリノーク・サマーンについては、シロッコお手製ということで、ジ・OとまとめてMS編の最後にまとめようかと思います。


 この三機については、リアルタイムの頃は切っていた時期の登場なんで、今までのMSに比べると印象が薄いんですね。なので、こんなサブタイトルになりました。ヒドい(笑)。


 特にバイアランは、変形するわけでもないので何か印象が薄いという。ただ、外見的には変です(笑)。妙に怒り肩だったり。


 MSとしては、その肩とかにバーニアをたくさん積んでて、SFS無しで飛行可能というのが特徴だったりします。


 腕部に固定火器としてメガ粒子砲を内蔵している代わりに三本指なんで、ビームライフルとかは持てません。それなのにビームサーベルは使えるという(笑)。


 ジェリドの搭乗機で、何度か被弾するものの最後まで撃墜されなかったとWikiには書いてありますが、再放送で見たときもあまりおぼえていないという。


 こいつ、フォウに致命傷を与えてたり、アポリーのリック・ディアスを撃墜してたりと、結構活躍してるはずなんですけど、何か印象が薄いんですよねえ。強MSであることは間違いないのですが、ジェリドの印象と相まって、あまり強そうではないという。


 お次は、バウンド・ドック。よくバウンド・ドッと間違えます(笑)。こいつは外見からしてティタン獣です。狐っぽい顔、片手がクロー状、釣り鐘みたいなMA形態に変形と、デザインからしてツッコみ所満載です。ハンブラビの次に変なデザインのMSと言えるでしょう。


 こいつはサイズもデカいので可変MA系ですね。なおかつ、サイコミュ搭載機です。ただ、ニュータイプじゃないジェリドも乗っていたので、NTニュータイプ専用機というワケではなさそうです。


 ロザミアが乗っていたのですが、ロザミア自身は後述のサイコガンダムMk-Ⅱに乗り換えます。ほかに、ゲーツ・キャパとジェリドが乗ります。ジェリドにとっては、最後の機体ということになりますね。


 これまた外見のインパクトに比べて作中での印象が薄い機体だったりします。Wikiなどでは、ビームライフルの直撃をくらっても無傷という重装甲っぷりが書いてありますが、おぼえてないなあ。


 バイアランもバウンド・ドックも、むしろスパロボでジェリドが乗って出てきたりするときの方が印象に残ってたりする気はしますね。


 そして、サイコガンダムMk-Ⅱです。こいつは、その名のとおりサイコガンダムの改良機なのですが、顔が悪役面になるなど、全般的にデザインが禍々まがまがしくなっています(笑)。色は全面紫色で、黄色と赤のアクセントが入っています。


 Zガンダムではロザミアが搭乗して、この機体で戦死します。サイコガンダム系なんで強いんですけど、Iフィールドを持ってるはずなのに、ビームライフルのコクピット直撃で落とされてるんですね。


 なお、こいつは続編のZZにも出てプルツーが搭乗しています。Zガンダムのときはシールドも持たず、MA形態にも変形せず、オプション武装のレフレクター・ビットも装備していませんでしたが、ZZではこれらフル装備で出てくるという。


 何でティターンズ系のMSなのにアクシズ側で登場するのかという突っ込みはリアルタイム当時から入っていましたが、設定上はコクピットを破壊されて漂流していた機体をアクシズが回収、修復したとされています。


 サイコガンダムに比べて、全身にビーム砲が増設されているほか、腕から極太のビームサーベルが出ます。また、腕も有線式サイコミュで飛ばして攻撃できます。


 そして、面白いのがレフレクター・ビット。こいつは無線式サイコミュで誘導される子機なのですが、ビットやファンネルと違って、攻撃武器を積んでいません。かわりに、ビームを反射するミラーを搭載しています。それで、サイコガンダムMk-Ⅱ本体から発射されるビームを反射させて攻撃するという。


 そう、発想がヤマトの「反射衛星砲」と一緒なんですね。「ひとり反射衛星砲」なのでした。スパロボで敵として出てくるときも、きちんと設定を反映してビームを反射する演出になっていました。


 こいつも問答無用で強い機体のはずなのに、何だか作中での印象は薄いんですよねえ。Zガンダムの劇場版だと登場自体がオミットされてますし。


 ということで、強いはずなのに印象の薄いティターンズ系機体三機種のまとめ紹介でした。


 ……よく考えてみたら、ジェリドとロザミアの搭乗機だけじゃないか(笑)。


 次回は、アクシズ系の二機種について語りたいと思います。


 君は、33年の涙を見る。

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