第96話 機動戦士Zガンダム その7 味方機編

 前回語れなかったメタスや、ほかの味方機ディジェ、ネモあたりを語っていきましょう。何かもうサブタイに使えるネタが底をついてしまい、考えるのが面倒になったので、これ以降は適当に内容に合わせて付けていきます。味も素っ気も無いですがご容赦ください。


 まずはメタス。ぶっちゃけ、弱いです。ついでに言うと、デザインもダサい。一応変形機なんですけど、それ以外に取り柄がありません。以上、終わり。


 ああ、二行で終わってしまった(笑)……というワケにもいかないのですが、こいつはヒロインのファ・ユイリィが乗ってる以外に印象に残ってないのですよ。と、思ってWiki見てみたら、最初はレコア・ロンドが乗っていたと書いてあって驚愕しました。あれ、レコアがティターンズに寝返ったのって、メタス登場よりあとだったっけ? レコアの裏切りはもの凄く印象に残ってはいるのですが、そんなにあとだったんだ。


 Zガンダムと、ほぼ同時に登場していますが、同時期のMSとは思えないくらいに弱いです。変形したMA形態時の加速度以外に取り柄がない。逆に、こいつに乗って最後まで生き残ったファのパイロット適性は、ことサバイバビリティだけに限って言えば、意外に高く評価できるのかもしれません。


 あんまり弱くて使い道が無いものだから、スパロボでは修理装置搭載ロボになりました(笑)。一応ヒロイン機だからというのもあるのかもしれません。


 これまでの作品だと、ダンバインはマーベル、エルガイムはアムと、一応ヒロイン(アムは微妙ですが)に譲られています。また、これ以降でもZZにおけるZガンダムはルー・ルカ(これまた微妙ですが)、シャイニングガンダムはレイン・ミカムラ(わずかな間ですけど)、インパルスガンダムはルナマリア・ホークと、主人公が二号主役ロボに乗り換えたあとの一号主役ロボはヒロインに受け継がれるという伝統があったりはするんですよね。


 ただ、このZガンダムだと、ヒロインのファは、わずかな例外を除いて終始メタスに乗ってて、一号主役ロボであるマーク2はカミーユとは徹底的に恋愛関係にならないエマ・シーンが譲り受けてるんですね。


 カラーリングは黄色です。弱いくせに派手だ(笑)。一応量産されているのか、試作機が何機かあったのか知りませんが、何度か撃墜されては、またメタスに乗り換えています。ZZの序盤まで登場しますが、ファのレギュラー落ちに合わせるように最後の機体も大破して消えました。


 お次の味方機はディジェ。外見は青いゲルググといった趣がありますが、中味はリック・ディアスです。そして、何とアムロ専用機という。これが登場した頃は、リアルタイムだと切ってた時期なんですよね。再放送では見ましたが、やっぱりアムロがこれに乗ってるのは違和感しかないという。


 ただ、Wiki読んでみたら、デザイナーの藤田一己はディジェをハマーン用MSとしてデザインしたとのこと。これは、そのデザインをアムロ用MSに流用した方が悪いよ(笑)。


 アムロが乗っているせいで、撃墜されるはずもなく活躍しているのですが、登場期間は短いという(笑)。


 ある意味、前作主人公のアムロが完全に脇役になったという象徴のようなMSではあるかと思います。


 ネモについては、先にも少し触れたのですが、エウーゴの主力量産機です。そらリック・ディアスは高価だろうなあというのは設定見てるだけでわかったので、こういうローコスト量産機が出てくるのは当然かなと思ったり。


 ただ、こいつ量産機のくせに装甲材質はガンダリウム合金だったりします。決して安かろう悪かろうの機体ではない。そのあたり、ジムⅡとはやはり違います。ビームライフルとかの武器はジムⅡの流用してますけど(笑)。あと、Wikiによるとガンダリウム合金でもガンマじゃなくてアルファを使ってる説もあるようです。


 味方量産機という特性上、そんなに活躍してるわけではないのですが、強化人間ロザミア・バダムが乗ったときには結構いい動きをしてたりするので、性能自体は悪くなさそうです。


 カラーリングは、エウーゴカラーの緑を主体にしています。同じ緑でもザクとは微妙に違うという。


 デザインも結構カッコ良く、量産機の割にはヘボそうではないです。ジム系ではあるのですが、正当なパワーアップをした強化新型に見えます。「ジムとは違うのだよ、ジムとは!」とか言いたくなる感じですね(笑)


 こいつ、先のジムⅡのところで書いた『ギレンの野望 ジオンの系譜』では最強量産型のうちのひとつです。


 特に特筆すべきが、データ上の性能が一機あたりだとガンダムとほぼ同じという感じになっていたことですね。七年たって、ようやくガンダムを完全量産できたのか、という印象を受けたおぼえがあります。ただ、今攻略データ見てみると、やっぱりガンダムの方が僅かに高性能だったり。


 ザク系MSは好きだったのに対して、ジム系の量産型MSについては、ジム・スナイパー・カスタムなどの一部を除いてそんなに魅力をおぼえなかった私ですが、こいつは好きでしたね。そういう意味では、やはり良い機体だったのかなと思います。


 そういえば、Zガンダムにはファンサービスの意味合いもあったのか、はたまたプラモの販売戦略によるものか、MSVが結構登場してるんですよね。特に、上記のジム・スナイパー・カスタムはエウーゴによるジャブロー攻略戦の際に、敵としてザクタンクやザクキャノンとかと一緒に出てきたという。まあ、一年戦争時の機体なんで旧式機扱いでしたけど(笑)。


 でも、アニメ本編への登場ですから「公式」扱いになるということで、登場するだけで嬉しかったなあ。


 何か、結果的に味方MS総ざらえになってしまったので、次からは敵陣営MSを語っていきましょう。


 君は、33年の涙を見る。

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