第63話 超時空要塞マクロス その5 プライベート・タイム編
さて、マクロス語りも5回目です。何でこのサブタイトル? と思うかもしれませんが、TV版第34話からいただきました。実は、この回で輝がデストロイド・スパルタンに搭乗しているので、デストロイド語り回の2回目のサブタイとしていただきました。
ということで、まずはそのスパルタンから行きましょうか。最近だとこの名前、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の第二部に出てくるペガサス級の母艦に使われてたなあ(笑)。
格闘戦用デストロイドということで、腕が砲撃兵器になってるデストロイドが多い中で、唯一きちんとした腕がついてます。たしか輝が搭乗して出撃した際には格闘戦用の棍棒を持ってたはずです。
それだけでなく、肩にはミサイルを、胸部にはトマホークの胸についてるようなクラスターガンを装備してました。頭部に対空レーザー機銃もついてたような。ということで、格闘戦特化ではなく遠距離装備もあるという。当時の二次資料では「高性能な反面高価」みたいな設定が書いてあったかと思います。
主人公が主役ロボ以外に乗るということでいうと、既にガンダムでアムロがガンキャノンに乗ったことがありますし、ダグラムでもクリンがソルティックに乗ってるので、そんなに珍しいことではありませんが、やはり印象には残っています。
ただ、このスパルタンってデザイン的には、そんなにカッコ良いとは思えなかったんですよね。デストロイドの中では「兵器っぽさ」が低いというか。逆に「ロボっぽさ」で言うならバトロイドの方が上ですし。微妙に中途半端な感じがしたのでした。
お次のデストロイドはディフェンダー。名前の通り対空防御用のデストロイドで、両腕が連装機関砲になっていました。
こいつは対空用ということで、艤装未了で対空兵装を積んでないマクロスの対空防御に使用されたので、モブながら作中の出番は結構あります。
設定上、対空レーダーとか射撃管制装置が高性能なため高価というのを読んだおぼえがあります。
こいつはデザイン的にはそんなに嫌いじゃないんですが、トマホークほど好きではありませんでしたね。
そして、ほかのデストロイドの余りパーツを使ってマクロス内で応急的に作られたデストロイドという設定なのがファランクス。両腕に対空ミサイルを山ほど積んでますが、武装はそれだけ。ディフェンダーよりも弾切れが早そうな感じですが、撃ち切ったらさっさと撤退してミサイルを補充するんでしょうね。
設定上、物語後半にしか出てこないモブロボでしたので、あまり印象は残っていません。弾切れが早そうという点がひっかかって、そんなに好きではありませんでした。
デストロイドのバリエーションって意外に少ないんですよ。もっとも、味方のモブロボとして考えると充分多い気はしますが。特にバルキリーという主役ロボが量産されているので、あまり印象は強くないという。
でも、デストロイドには「兵器感」がものすごくあったんですよね。このあたり、アメリカでは受けたみたいで、後年『バトルテック』というロボ戦闘をテーマにしたアメリカ製テーブルトークRPGが翻訳紹介されたときには、これ明らかにデストロイドだろって感じの設定のロボがいくつも出てきてます(笑)。マクロスが『モスピーダ』とかと合体して輸出された『ロボテック』とかを元にしてるんだろうなあ……なんて思ってググってみたら、初期のバトルテックではインスパイアどころか丸々デザイン盗用されていたとかWikiに書いてあったんで、思わず笑ってしまいました。
デストロイドについてはセットになった玩具も出てましたがこれは買っておらず、プラモは一部買っていました。プラモについてはあとでまとめて書こうかと思っています。
さて、お次は敵メカです。これ、ロボというのは少し難しいんですね。メインの兵器である「ワンマン戦闘ポッド」ってガウォーク系の足メカなんで、人型してないんですよ。特に一番多く出てくる量産型「リガード」は腕も付いてないという。
一応人型のメカも出てくるんですが、敵が巨人なんで、乗り込んで操縦する「ロボ」じゃなくて、着込む「パワードスーツ」って扱いなんですね。
でも、敵メカとしてワラワラと出てくるリガードは結構好きだったりします(笑)。デザイン的には結構面白いんで。とにかく、卵形の胴体にヒョロ長い足が付いてる以外は、メインカメラとビーム砲が突き出してるだけというシンプルなデザインなんですよ。
こいつ、バリエーションもいくつかあって、大型ミサイル搭載型と、小型ミサイル搭載型がありました。あと偵察型もあったような。
とにかく量産型の
と書いてきたところで、そろそろ時間なので本日はこれまで。次回は残りの敵メカについて書いていきましょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます