第57話 魔境伝説アクロバンチ(1982年)
「クワスチカー、クワスチカー」
……ということで、アクロバンチの登場です。マイナーロボだと思うんですが、今回ググってみたら携帯機専用ゲームとはいえ一回だけスパロボに登場してると知って驚愕しました(笑)。残念ながら私はやってません。リアルタイムでは、珍しく最終回を見た記憶があります。そのかわり前半部を見た記憶が無いという。調べてみて納得。第13話以降がゴッドマーズの直前の金曜十七時に移動しています。そうか、それで移動後にはチョロ見してたんだな。この、リアルタイム時の視聴の記憶だけの印象しかありません。
その最終回で残ってる印象が「クワスチカー、クワスチカー」って変な声なんですね。このクワスチカというのが、主人公たちが探し求める古代の秘宝だったりします。ところが、そいつが発動したら、何と敵味方全滅して精神体になってしまったという。この最終回見て何を思ったか。はい、皆さん、ご一緒に、せーの……
「イデオンのパクりじゃん!!」
当時はまだイデオン未見だったにもかかわらず、二次資料などでオチを知ってたから、そう思ってしまったんですねえ(笑)。
今回ググってみたら、地球の滅亡は避けられないので善良な魂だけ集めて次の星に転生するってオチだったようですが、そこまでは記憶してませんでした。そうか、転生エンドだったのか。これ異世界転生の元ネタに使えないかな?(笑)
なお、ググってみたら、私以外にも「イデオンみたいな最終回」と思った人は結構いたようです(笑)。てか、普通の感性ならそう思うよねえ。
それ以外のストーリーなんて、これっぽっちもおぼえちゃいませんが、この作品は巨大ロボットアニメとして非常にユニークな点があります。
何と、主人公が四十八歳のおっさんです(笑)。微妙にインディジョーンズ意識してるような格好しつつ、鼻髭が渋いおっさんです。
……と、大学のサークルの先輩に言ったら「違う!」と否定されたんですが、Wiki読んでも、どう考えてもロボのメインパイロットで主人公なのは蘭堂タツヤ氏(四十八歳)にしか思えないんですが。
いや、確かにエンディングテーマで歌われてるのは末っ子の三男ジュン(十五歳)ですし、たまにメインパイロットもやったみたいですけど、私の見てた限りでは主人公は父親のタツヤ氏にしか思えなかったんですが(笑)。Wikiでもジュンについては「まともに主役を張ったのは第3話のみ」とか書いてありましたし(笑)。
そして、ロボに合体する前の各メカのパイロットは、タツヤ氏の五人の子供たちだったりします。息子が三人、娘が二人で双子です。顔は同じだけど双子なのに髪色が違うのはこれいかに……と思ったものの、長男もひとりだけ変な髪色してたから染めてるんだろうなあ。それだと真面目そうな方が金髪に染めてるっぽいけど、まあ女子のおしゃれだからいいのかな。
ちなみに、奥さんはいません。死んでるのかなと思ったら、Wikiによると末っ子のジュンを生んだときに亡くなったとか。娘の顔からすると美人さんだったんだろうなあ。
あと、Wiki読んで初めて知ったんですが、タツヤ氏って海洋牧場で成功した大金持ちだったのね。そうか、アクロバンチって金持ちが道楽で作ったロボだったんだ(笑)。
それと、もうひとつWikiで初めて知った衝撃の事実が。キャラデザがいのまたむつみだったという。正直、全然そう見えなかった(笑)。これが初キャラデザだそうです。
声優がまた豪華だったり。タツヤ氏があの「ミスター悪ボス」柴田秀勝で、長男が若本「ロイエンタール」規夫、次男が野島「ナイト2000」昭生、長女が三輪「パーマン1号」勝恵、次女が杉山「アルプスの少女ハイジ」佳寿子とベテランがつとめ、ジュンが中原「ショウ・ザマ」茂の初出演作品だったりするという。リアルタイムで見てた頃はまだ声優とかあんまり気にしてなかったから、気付かんかったわ……。
さて、ロボについて語りたいのですが……「ダサい」以外の記憶が無い!(笑)
何というか、顔が微妙なラインでダサいんですよ。目の周りのマスク状の飾りがSMの女王様みたいな感じというか(笑)。しかも、額のマークだか凹みだかが、微妙にハートマークに見えるという(笑)。
カラーリングも、赤のほかにピンクが入ってて微妙に変なんですよ。
必殺技とか武器とかも全然おぼえてません。変形前は一家の家になってたということなんですが、そのシーンも記憶に無い。
それから、こいつは非合体だけどデザインは同じ量産型が数機出てきたみたいですね。ググってみたら六体ぐらい一緒に出てる画像を確認しました。量産型バクシンガーが量産型と言いつつ一体だけなのに比べると、ちゃんと量産型っぽく出てたみたいですね。記憶には全然ありませんでしたが(笑)。
玩具はポプラというメーカーから出てたんですが、ほかで聞いたことが無い(笑)。ググってみたら、あのクローバーの子会社で本来は女児向き玩具のメーカーとして設立されたとか。そうか、あの微妙にクローバーっぽい雰囲気の玩具は子会社だったからなのか(笑)。いや、別に持ってませんでしたけど、CMとか微妙にクローバーっぽいなあとは思ってたんですが。
ということで、こいつについては「主人公がおっさん」「ロボがダサい」「最終回がイデオン」の三点と「クワスチカー、クワスチカー」しか記憶にございません(笑)。
後年の二次資料とかで読んだら、娘のひとりが敵につかまってムチでしばかれる拷問を受けるなんてシーンもあったようですが、そんなの見ちゃいねえ(笑)。
……てか、敵のこともよくおぼえてません。ゴブリン一族なんて名前の地底人のようです。何か、転生ネタといい、今のWeb小説におけるパワーワードが微妙に出てくるんですけど(笑)。
DVD-BOX化されたりはしてるようですし、スパロボにも出たりはしてるんですが、やっぱりこいつマイナーロボなんじゃないかなあと思ったり。
あ、そうだ、主題歌は「アクロバンチ」ってロボ名は出てこないんですが、結構名曲です……って、こいつも山本正之作曲かい! 何か「主題歌だけは名曲」って山本正之率高くねえか?(笑)
……いや、もしかして、こいつ「主題歌でロボ名が出てこない」初の主題歌? ちなみに前回書いたイッパツマンも出てきませんけど、あっちは主人公ヒーローであるイッパツマンの名前は最初っからシャウトしてるんでヒーローソングとしては正しいかと。なお、ヤットデタマンの主題歌には「大巨人」も「大天馬」も出てきます。あの素敵に暗い主題歌のダグラムですらロボ名が出てたんですが、こいつにはロボ名が出てこない。
もっとも、歌われてる内容は秘宝探索という作品の
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