第20話 宇宙魔神ダイケンゴー(1978-79年)

※前話の「見栄を切るロボ」にマイトガインを入れるの忘れてたんで補足してあります。こんな大事なこと忘れるなんて!(笑)


 久々のマイナー作品です。リアルタイムでは見てませんでしたが、友達が玩具持ってました。再放送で一回か二回見ただけなので、記憶が定かではなく、二次資料もかなり少なめです。Wikiにも大した情報が載っていないという(笑)。当然スパロボにも出てません。


 堀江美都子が歌う主題歌は名曲です。また、堀江美都子が声優としてもヒロインのクレオを演じており、Wikiによるとこれが初の声優業とのこと。これが真っ先に出てくる番組の特徴というあたりで、お察しを(笑)。


 えーと、ロボとしての最大の特徴は、口元のマスク状の部分をオープンすると牙の生えた口が現れ、そこから火を吐くという変な技を持っていること(笑)。アニパロ雑誌『OUT』でもディスられてたなあ。同時代的にはデザインはそんなに悪くはないです。両肩に日本の鎧武者の大袖おおそで状の防具が付いているのが和風テイストを感じさせます。


 一応変形合体ロボなんですが、どんなマシンに変形合体したのか、ロクに覚えてません(笑)。何か宇宙船状に変形してた雰囲気だけは覚えてますが、ググってみたら、さらに戦闘機、戦車、バギーの三つに分離してたようです。


 必殺技は「回転大輪剣かいてんだいりんけん」と「回転十字剣かいてんじゅうじけん」……とオープニング主題歌に歌われてるんですが、これもぶっちゃけ覚えてない(笑)。


 これだけ忘れてるのに、何を覚えてるのかというと、変なところだけ覚えているのですよ。


 一番強烈だったのは、こいつ、エンペリアスとかいう地球とはまったく縁の無い星の出身で、地球には二~三回しか来たことないってことです。Wikiの各話サブタイトル見る限りでは、第7話、第17話、第22話っぽいんですが、たぶん私はそのうち2回しか見てない(笑)。一度来て、再度来たって話だけは覚えてます。


 こういう、地球とはほとんど無縁のところで戦ってるロボというのは、このあとダイオージャ、ボトムズ、エルガイム、マシンロボの『クロノスの大逆襲』の方など結構出てきますが、たぶんこれが初。ただ、まったく無縁にはできなかったようで、たまに地球に行って主人公たちが地球人の少年と友達になったりしています。


 この点だけは斬新だなあと思っていたんですが、その理由が前回のダイターンを書いてるときに、ダイターンのWikiを読んで初めて推測できました。ダイターンでは「『スターウォーズ』の影響を受けた所がある」と書いてあったんですよ。


 それ読んで「ああそうか、ダイケンゴーが地球と無縁の星のドラマになったのは、地球とは全然関係ないところでドラマやってた『スターウォーズ』の影響か!」と初めて思い至ったという(笑)。


 あと「死んだはずだよお兄さん」やってます。第1話の冒頭は、主人公ライガーの兄が敵の将軍ロボレオンってのに殺されるシーンから始まる(と記憶してるんですが、冒頭じゃないかも)んですが、このお兄さん、あとで顔隠して主人公を助ける正体不明――と言いつつバレバレ(笑)――の味方として出てくるという。


 それ以外で強烈に印象に残ってるのは、最終決戦前にヒロインが死ぬこと。確か宇宙灯台か何かを最後まで守って、主人公のことを想いながら死んでいくシーンを強烈に覚えていたり。Wikiによるとラス前第25話のサブタイトルが「星雲灯台X-01」なんで、ここで死ぬのかな。


 Wikiによると、このヒロインの父親が裏切り者だったりするんですが、そんなこと全然覚えてませんでした(笑)。あと、主人公たちは母星からも追われているというのはストーリー上結構重要な設定のはずなのに、これも全然覚えてなかったよ(笑)。


 それに、肝心の最終決戦のこと全然覚えてないんで、もしかしたら最終回見てないのかも(笑)。


 ……と書いていたんですが、今回アップ後に「なろう」の方でsugi様から「クレオ生きてるっぽい」との情報いただきました。裏取りしたんですが、ネット上だと5chの書き込みしかソースが無い(笑)。ただ、ヒロイン死亡なら逆にそういうこと書いてあるかなと思うので、「死んだと思ったら実は生きてた」パターンの可能性が大ですね。ってことは、やっぱり最終回見てなかったんだな(笑)。


 でも、これ「ラス前にヒロイン死亡」って展開だと素直に信じちゃったのは、絶対に富野監督のせいだと思う。だって、ザンボットだってラス前でロボに乗ってる仲間二人とも殺しちゃった富野監督だったら平然とそういうことやるでしょ!(笑)


 ググって情報調べてたときに、ダイケンゴーには富野監督が絵コンテで参加してるって情報見ちゃったんですよね……普通の監督にはそんなことやる度胸は無いってことに気付かなかった(笑)。やっぱ富野監督は偉大だ(笑)。


 というわけで、全然記憶がさだかではない作品なんですが、二つ三つの強烈な印象が残っているという、そんなマイナー作品でした。

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