第21話 機動戦士ガンダム(1979-80年)
※前話ダイケンゴーで「ヒロイン死亡」と書きましたが、どうも「死んだと思わせて実は生きてた」パターンだったようなので、追記いたしました。やっぱ最終回見てなかったっぽいです(爆)。
ついに来ました、ガンダムです。これについては、知らない人の方が少ないでしょう。そして、語りたいことが山ほどある作品です。はっきり言って、一回では語り尽くせないと思いますので、複数回に分けて投稿します。
まず、本作については、確実にリアルタイムで見た記憶があります。ただし、その時点で確実に記憶していたシーンは、最終回でホワイトベースが沈むシーン。爆炎の中にホワイトベースが消えていくシーンだけ覚えていました。
そして、それ以上に記憶していたことがひとつ。最初に見たとき、ガンダムで一番強烈に覚えていること。それは、最終回の次回予告。
あるわけない? あるんですよ。正確に言えば「新番組の予告」ですが。そう、後番組『無敵ロボ トライダーG7』の予告編です。それを見た幼い頃の私が何と思ったのか、今でも強烈に覚えています。
「ああ、今度の番組は面白そうだ」(爆)
そう、初見のガンダムの記憶、そして感想というのは「つまんねえ!」以外の何物でもなかったんです(笑)。
それが、再放送で覆され、何度も再放送を見返し、劇場版を見て、ケイブンシャの大百科とか二次資料も豊富に読み、富野監督が書いた小説版(それもソノラマ版)も読み、ガンプラを作って遊び、MSVにはまってプラモ以外に講談社のMSV図鑑とかも買って、スパロボ以前にもファミコン時代からSDガンダムのゲームで遊んだり、スパロボ後にもガンダム自体のゲーム、特に『ギレンの野望』シリーズをやりこんだり、ようやく出た全話DVDも買ったり……ええ、今まで書いてきたロボたちに比べて、持っている情報量が断然違うわけです。
何より恐ろしいのは、こいつ、初放送以来今年で39年になるというのに、商品として未だに現役ってことです。ウルトラマン、仮面ライダーに匹敵する息の長さです。アラフォー世代への影響力ということでは、この特撮二作を上回るでしょう。
しかし、未だ現役だからこそ、初放送リアルタイム当時の空気感、雰囲気といったものが、現役であるが
その一例として、これは「なろう」の活動報告に以前(2014年12月14日)に書いたことをコピペしたいと思います。内容は一部修正してあります。
それは「初放送や再放送の当時はガンダムってダサいロボットだった」ということです。
異論は認めます。当時からガンダムを「カッコいい」と思っていた人も大勢いただろう、ということは認めましょう。
しかし、当時の雰囲気では、大多数が「カッコいい」と思っていたのは、主役メカのガンダムではなく、敵側の雑魚やられ役ロボ(例外もありますが)の「ザク」だったのです。
ザクのバリエーションです。
「高機動型」だけで専用機まで含めて2~3種類。「デザートタイプ」「マリンタイプ」「キャノン」「タンク」「サイコミュ搭載型」「サイコミュ搭載高機動型」「マインレイヤー」etc
これに対して、主役のガンダムのバリエーションはいくつ出ているか?
実は「フルアーマーガンダム」くらいなのです。
「パーフェクトガンダム」というのもありますが、これはコミックボンボンの人気漫画『プラモ狂四郎』のアイテムと見るべきでしょう。
当時の子供たちは、ザクをカッコいいと思っていて、ガンダムなんかは大してカッコいいとは思っていなかったのです。
この流れが変わったのは、恐らく続編『機動戦士Zガンダム』からでしょう。
一見、顔が同じに見える「ガンダムMK-II」(以下マーク2と略記)は、とてもカッコいいロボットでした。主役メカのZガンダムは、更に洗練されてカッコいいロボットでした。
このマーク2のデザインには、大きな罠があります。顔が、一見初代ガンダムと同じように見えて、実は違うんです。
具体的には「ツリ目」。
初代ガンダムは「垂れ目」なんです。また、目の下の赤色の有無も、かなり印象を変えています。
初代ガンダムは、大河原邦夫の設定画が当時のロボットアニメの通例に従って、少し下から見上げる形になっていることもあって、かなり垂れ目気味です。今も貼ってある版権シールのガンダムを見ると、垂れ目である事がよく分かるかと思います。
ところが、Zガンダム以降のガンダムは、一見同じような顔に見えても、全部
そして、この影響があったのか、ゲーム用のムービーなど、後代作られた初代ガンダムの映像は、全部ツリ目気味に作られているんです。
だから、今見られる初代ガンダムはプラモにしても映像にしても、結構カッコいいんです。ブラッシュアップされているんです。
でも、私の中では、初代ガンダムは、あの垂れ目のダサいロボットなんです。
私と同じように感じている同時代人は、他にも大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
いきなりロボのデザインについて、結構強烈な話を書いてたら二千字を超えてしまいましたので、まずはここまで。これ以降の話は次回に続きます。
君は
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