第13条〜第14条 レッドカード! な条文たち
第13条 禁止事項等
諸君、これからは気を引き締め給え。今回の解説の中ではもっとも重要な条文に突入する。
禁止事項。カクヨム上でやっちゃいけないこと。3号27項にも及ぶ利用規約条最大の条文である。当初の疑問であったアカウントbanに直接関わってくる内容だ。
まずは本稿で各号について確認をし、次回以降第1号の各項について数回に分けて確認してゆく。
第1号はまさに禁止事項の列挙である。解説は次回に譲るとして、第2号と第3号について。第1号に違反するまたは違反する恐れがある場合、事前通告無しに、
・カクヨムの全てもしくは一部の利用停止
・投稿コンテンツのもしくは一部の削除
・運営が必要と考える措置の実施
ができるとしている。ただし、第1号の違反に対して措置をとる義務はない。
この措置によって利用者に損害が発生したとしても運営の責任ではない。
本条では会員の利用停止つまりアカウントbanを事前通告無しに行うことができると説明している。この内容だけを解釈すれば、会員はアカウントbanされた事実しか知ることができず、なぜアカウントbanされたのかどうかを知る方法はない。やってしまった過ちを是正することはできず、二度と戻ってこれなくなる。ああ恐ろしや。
その一方で、違反行為を必ずアカウントbanする義務は運営にはない。多くのユーザを抱えた状況で、全ユーザ全アクティビティを監視するのは無理だと白旗を上げているわけだ。Googleやtwitterがしているようなアルゴリズムを用意すれば機械的な運用は可能だろうが、この条文がある限りは無理なのだろう。現実、この手の対処は人の手でやっている可能性が高いわけで、その点鑑みればやむなしと言ったところか。一部の心ないユーザのために運営の違反行為ウォッチャーをデスマーチに追い込んではならない。
これらの措置による損害を運営は関知しないことは自然な流れである。違反行為をしている人は会員であっても会員にあるべからず、なので運営の関わるところではない。ただし、この考えは第1合の内容を細かく見ていないから言えること、とりあえずは禁止事項を眺めてゆこう。
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