第7話剣士の試験(ルトハブ第3章)
剣士の試験を受ける時がついに来た、そして俺は立派な勇者、あ、いや剣士・・・えと・・・あーもう剣士も勇者も一緒にするか一緒に。
・・・・特訓室の扉に紙が貼ってある、試験の流れのようだ、1自己紹介2テスト3腕前テスト 以上。 全てが終わったら帰っていいらしい、ただいつテストの結果がでるのか俺は気になる。
ん?そういや学校言うたよな、てことは・・・・
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
俺は心の中で大声をあげた。
「学校、そうか学校てことは、毎日いかなきゃいけねぇのか・・・・。」
「どうして俺はそれを早く気付かなかったんだ!!」
今気づいてしまった俺はしょぼんとした、何故ならメニの仇を討つため旅にでたのに学校へ毎日いくということになるのだ。だとすると、旅に出るのは2,3年後になるだろう。
「どうしよう・・・。」
試験が受かって学校に入れたとしても、通わなきゃいけない・・・。でも今の力で俺は勝てるのか?今までは自分で強くなってきたがモンスターと戦ったことがない。
「次の方どうぞ。」
扉をあけ一言言う、俺はびっくりした。もう試験の先生に謝るしかない。
廊下で謝るのは場所が悪い、だから俺は特訓室の中で謝ることにして、中に入る。
「すみません!」
「はい。」
「俺・・・学校入れないかもしれないです・・・。俺、大切な彼女の仇を討つため旅してる者です、でも、俺は強くなりたいからここにきました。ただ、受かればいいということだけを考えてしまいこれから学校に通うてことを忘れ、俺はどうすればいいかというのがいま気づき・・・なので、キャンセルしてください。」
先生は・・・。
「ははは、確かにここは学校だけれども、忙しくてなかなか来れない人もいるのだよ、その代わりに宿題をだしているのだから心配せんでもいいよ、KILER.君」
「何故俺の名前を知ってるんですか?」
「お前さんのおやじが手紙を送ったから分かったのだよ。」
手紙?それにおやじとは村長のことだ、いつ書いて送ったのだろう?
「さあ、試験を始めるぞ。」
「はい。」
俺は納得した、ありがとな村長。
10分後テストが始まり俺はさらさらと書いていく、昔から頑張っていたということだ。・・・ようやく書き終えた、分からない問題を飛ばすことは無かった。まちがいがないかもう一度自分が書いた答えをよくみる、どうやらまちがいはないようだ。
「お願いします。」
先生に解答用紙を出した、そして採点を始めた、点数は・・・。
「満点だ!一つ目の試験合格、流石だな、次の試験も満点とれるだろ。」
そういわれると俺は自信を無くす、ミスするなというのか。
次の試験、腕前テスト。
「最初は腕立て40回腹筋45回ダンベル持ち上げ75回2セット、そのあとは私と勝負、勝負に勝てば、お前は今日から学生だ。」
うおおおお、絶対に勝ってやる。
まずは腕立て10回するのに7秒かかった、腹筋は10回するのに15秒かかり、ダンベル持ち上げは10回に9秒。
そして・・・・。
「73、74、7・・・5!!」
ようやく2セット目も終わりいよいよ先生との勝負だ。
果たしてKILER.は勝って学校に入れるのか!?
第7話終わり
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