第6話剣士の試験前(ルトハブ第2章)

剣士の試験を受けれる建物の前に俺は立つ、心臓がドキドキしてるから中に入る前深呼吸を3回した。

「すぅ~・・・はぁ~~すぅ・・・はぁ~~すぅ・・・はぁ~~~。」

すっきりした、心臓はドキドキしていないから落ち着いてるようだ。

試験を受けられる建物には勇者学校とペンキで塗って書いてある。他には剣士・魔法使い・僧侶・剣・杖・盾のイラストも塗って書いてあり、赤くて大きいタペストリーも飾ってあった。

「学校というより、まるで城だな~。」

そう言って中に入った、扉は手すりを掴み押引式のようだ、中に入るには押して入ればいいようだ。 手すりを掴み扉を押して中に入ろうとしたが、扉を押すのがきつすぎる。どうやら力強く押さないと中には入れないようだ、まさか力を試すためにこうしたのだろうか?

俺は力強く扉を押す。

「ぐぬうぅぅぅぅぅ!!うおおおおおお!」

顔が赤くなっている、力を入れているという証拠だ。

「うおおお!」

扉が開いた、だけど勢いよく開き俺はこけてしまった。

「いってー・・・。」

俺は起き上がった。周りを見ると奥に受付カウンターがある、隣に兵士の防具と武器と盾も飾って置いてある。

あ・・・。

「やびぃ、受付てことはまさかとは言え入門試験を受けるための許可証みたいの必要だったりして・・・?」

許可証なんて持っていない。

「終わった、やっぱりこの学校に入れるなんて無理だったんだ・・・くそ!」

入門するのは諦めるしかないようだ。

「何が許可証なの?」

誰か喋った、それは受付カウンターにいる方だった。

俺は受付カウンターに向かい喋る。

「だから、この学校に入るには試験を受からないとダメなんだろ?その為に許可証みたいなもん渡さなあかんやろ。」

「そんなの必要ないわよ、力を試すという試験というか特訓かしらね、もしかしたらあなた、学校に入りたいの?」

「まあな。あ~せや、試験受けんのと特訓するのにお金かかんだろ?」

「試験だけお金かかるわ、特訓はかからない。」

「そんじゃいくら?」

すると・・・。

「6000G」

「6000だな、だいじょぶだいじょぶ。はいよ、6000G」

「はい、じゃあこれ持ってって。」

学校内のマップと名札を貸してくれた、名札には研修生と書かれていた。

「2階に上がってまっすぐ歩けば特訓室につくよ、受かれば学校に入れるわよ。」

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!

「絶対受かってやる!!」

俺は左に向くと階段があった、マップによるとあそこの階段からいけばすぐ特訓室につくようだ。

「うひょうひょぉぉぉぉ絶対受かる!絶対受かる!絶対ぃぃぃぃ!う~~~か~~~るぅ~~~~!!

と言いながら向かい特訓室にすぐ着いたのだ。

第6話終わり

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る