第4話ルトハブ町へ・・・(後編)
「まずは東草原を抜けてルトハブ地方へ入らねえとな。」
実はまだ東草原にいるんだ、まだルトハブ地方への道が見えない。どこにあるのか分からない。
そうだ!地図!忘れていた、俺は地図も見ずにここまできていたんだ、でもさっき俺が休憩してたところで「ルトハブ町はどうやって行けばいいですか?」と聞けば道に迷うことないと思う。
地図を出した、まずは自分のいる場所を探して見つけ出す、ペルウム東草原に入ってることは間違いない、けれども東草原のどこにいるかを探すべし、できればマジックがあれば自分がいまいる場所、目的地に印をつけれるのだが今は持っていない。
「ここだな。」
地図にも俺が休憩したテントものってるからそれを見ればなんとなく分かる、ということはまだ草原から東草原に入ったばかりの場所ということだ。
「地図見ながら行けば着くだろう。」
少し不安心だ、もし今日までに着かなかったら野宿ということになる、後戻りするわけにはいかない。でも馬車でいけば約30分くらいで着くのでは??と思った。
歩きながら地図を夢中になっていて、俺は地図を見るのをやめた、前を見ると、また木で出来ている看板がたててあった。
「ルトハブ地方」と書かれている。道もようやく見えた今度は道が前より狭くなっている。これじゃあ馬車でルトハブ町へ行くことなんて無理だ。
身体を立っている状態で横ではなく縦にして歩けばすらすらと進むし岩にぶつかってけがすることなんてないから。俺はそうした。
道はすらすらと進んでいるが、そろそろ元の体勢にしたい。
「まだ抜けれないのか・・・・。」
こうなったら早歩きだ、そうすればすぐ道は抜けるだろう。
うおおおおおおおおおおお!
俺は全部の力をかけて早歩きをした、ぶつからなければいいぶつからなければ・・・。
・・・・?
「うお、後少しでこの道も抜けれるぜ!」
あと少しでこの道も抜けれる、何故ならもう俺の目の前にゴールが見えてるからだ、あと少し!あと少し!あと少しっ!!!・・・・・
「抜けれたっ!」
けれども・・・・
「うああああああああああああああ!」
そこは急坂だったどうやら左足が右足にこてんと転び俺はボールが転がっていくようになり目も回った。
「誰か止めてくれえええ・・・・。」
何か細い棒などに素早く手をつかめば動きは止まるがだけどこの急坂にはない!
「痛てええ・・・。」
どうやら木にぶつかってようやく動きが止まった。
でも目が回りすぎてまともに起き上がれない、背中に激痛も走りもっと酷いけがになると思った、勢いよく木にぶつかったんだから・・・。
深呼吸をして力を抜く、そして息を口から吐き出す、これで起き上がれる。
起き上がると町が見えた、後10分くらいで着きそうだ、
「抜けれたのはいいけどよ・・・何で急坂なんだよーー!!!!!」
第4話終わり
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