天使の洋服屋#7
「ほら、変な意地を張ってないで入るよ」
「だ、ダメです。他の生徒の模範となるべきわたしたちが寄り道なんて」
コラボ企画に付きっきりだったボクが久しぶりに店へ顔を出すと2人の女子中学生が店に入るか入らないかというギリギリのラインで言い合っていた。
「ほら、つべこべ言ってないで入った」
「ちょっと、押さないで下さい!」
「い、いらっしゃいませ」
ボクがそう言うと入店を嫌がっていた青い瞳の眼鏡の少女は深々とお辞儀をし、エルフを思わせるほど綺麗な金髪の少女は頭だけを軽く下げて無言の返答をすると、なんだかんだ言いながらも楽しそうにショッピングを楽しんでいた。
5月21日 ゼバ
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