132話 龍帝の卵と愛されし姫
意識を取り戻すと、私の目の前には何もなかった。そうだ、私が削り取ったのだ、その空間を。
体を見る、若干半透明な鱗のような肉体……私はアクラスと合体している。
「先ほどのあれは……ゆ(ちょっとフレンズ! ボーっとしてないで!)」
夢だったのか……と言いかけたところで、同化しているアクラスが私の内側から焦ったような声をかけてくる。
「ミネルヴァ! しっかりするのだ!」
叫ぶアポロの声で、やっとどこかに飛んでいた意識もハッキリしてきた。
振り向けば、苦しそうに悶えるミネルヴァとそれを支えるアポロの姿が見えた。
「(急にミネルヴァっちが苦しみだしたんだヨ! フレンズ、どうにかできないかイ)大丈夫だ、こうなることは想定済みだ」
片方が消滅すれば繋がりによって保たれていたもう片方の肉体も消滅が始まる。
今ミネルヴァには常人では考えられないほどの苦しみが襲ってきているはずだ。
「盟友よ、頼む! ミネルヴァを救ってくれ……!」
涙を流し嘆願するアポロ。大丈夫だアポロ、そのために私がいる。
だが、これがほんとの最後の確認だ。
「ミネルヴァ……一つ、聞かせてくれ」
「ハァ……ハァ……な、に?」
「お前は……生きたいか?」
それは、今までのミネルヴァの人生のすべてを振り返らせ、へーヴィとの復讐の連鎖が終わった今だからこそ聞きたいこと。
ミネルヴァの人生には辛いことがありすぎた。死にたくなるような出来事もあったはずだ。だから、それをすべて背負って生きていくだけの想いがあるのか……私は確かめたかった。
「ハァ……わたし……は……」
苦しみながらも、必死に言葉を紡ぐ。ミネルヴァはそのまま私を見据え、そしてアポロへと視線を移す。
そして、彼女が下した決断は……。
「生き……たい! 今まで……苦しくて……辛かった……けど。やっと……! 誰かを……愛せるから!」
涙を流し、過去の悲痛さを思い出しながらも、必死に"今"の自分の意思を言葉にしていく。
それは数百年ぶりのミネルヴァの『本音』なのかもしれない。
「アポロが……好きだから! 愛してるから! ……生き、たい……よぉ……」
「ミネルヴァ……。ううっ……!」
ああ、やっとミネルヴァの本心を聞くことが出来た。……これで、すべての条件は整った。
悲しい物語は終わり、これからは……新しい物語をはじめよう。
「アポロ!」
私は泣きわめくアポロに向かい叫ぶ。
「これから先、どんなことがあろうとミネルヴァと共に生きると誓うか!」
「……あ、ああ! うむ! 誓う、我の体も魂も、いつまでもミネルヴァと共に生きる!」
「ならば今こそその"愛"を永遠のものとして繋げよう!」
さぁ、今こそお前の置き土産を使わせてもらうぞ、メリクリウス!
あのノートに記されていた、あいつ独自で作り上げた『
「今、愛の名の下に! 追加術式、属性《愛》! 『
ドクン!
「こ、これは!?」
わかる……行き場を無くして彷徨っていたミネルヴァの繋がりが今、アポロの中へと入っていったのを。
繋がった……アポロとミネルヴァの想いが。
「う……ぐ……。あ……苦しく、ない」
「お……おおお! ミネルヴァ! うおおおおお!」
成功だ。
術の苦しみから完全に開放されたミネルヴァを見たアポロは、嬉しさのあまりその巨体で覆いかぶさるように抱き着く。
「ちょ、ちょっとあんたその図体で抱き着かな……きゃあ!」
どうやらこれで、二人の物語はまだまだ続いていきそうだ。
私の中にあった黒い感情も、同時にどこか消え失せたような、そんな気がするしな。
「(しっかしフレンズ、何さあの恥っずかしい詠唱はサ)うるさい! 作った奴に文句言え!」
私だって滅茶苦茶恥ずかしかったっつの! なんだよ「愛の名の下に!」って……。
言わされる奴の身になって考えてみ……って言っても創造主があの男だからなぁ。
「で、でもちょっと待って! これってただ単にへーヴィの変わりがアポロになっただけだったり……」
「ぬ! そうなのか? 我は構いはしないが……ミネルヴァが不快に思うのなら……」
「あー、大丈夫だ。これは今までのものを大幅に改善されたものだから大丈夫だ。一番の問題の『想いの逆行』もない(どういうことなんだいフレンズ?)」
もし問題があるのなら私はこれを使わなかっただろう。だが、メリクリウスが考案した改善は完璧だった。
まず、肉体の相互再生だが、これが行われるのがミネルヴァだけとなる。
今まで相互の繋がりを世界のエネルギーを使って治していたものが、アポロからの供給に変わる。
「つまり、ミネルヴァが傷つけばその分アポロの生命力から補われることになる。同時に、アポロが死ねばミネルヴァも死ぬこととなる(ナルホドネー)」
つまり、完全な一方通行だ。
今までは世界のエネルギーを利用するために繋がりの経由地点にその日の想いを留める必要があり、それが想いの逆行につながっていた。
だが一度繋がりを引っ張り出し、直接繋げるこの術にはそれがない。
「つまり、我の死が直接ミネルヴァの死となる……」
「ああ、だから聞いたんだ……「ミネルヴァと共に生きると誓うか」ってな」
これは、ある意味愛の一つの終着点とも言える。
お互いを愛し続ける意思から生まれ、お互いの死がお互いの
斬っても切れない愛の形ってとこかね。
「とにかく……これで、全部終わったのね」
「ああ、これからは共に生きよう」
晴れてお互いの気持ちを確かめ合った二人は、これからも永遠の愛を紡いでいくことになるだろう。
まぁそれはそれとして、実は皆大事なこと忘れてるよね……。
「ワウンワウ……(ううう……よかったっすねぇ。全部が全部ハッピーエンドというわけにはいかなかったっすけど。これで問題は全部かいけ……)」
「解決してないんだよ! (あー……ヤバいネこれ)ってなわけでアポロ、ミネルヴァ! すぐにここから離れるぞ!」
ゴゴゴゴゴゴ!!!
私の撤退の合図と同時に、今まで収まっていた地鳴りがもの凄い勢いでうねりを上げる。
「な、なにこの尋常じゃない魔力……!」
「これは……! 目覚めるのか!?」
そう、今までの静寂は溜め込んで溜め込んで溜め込んで……それを一気に爆発させるための余震にすぎない。
「アポロ! 犬とミネルヴァを乗せて全力で飛べ! ……“炎神”が、目覚めるぞ!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
火山の噴火と共に火口からゆっくりと燃え盛る手と頭のようなものが這い出てくる……。
根源精霊の中で最も有害で手に負えない最強最悪の悪魔……火の根源精霊である“炎神”が今、目覚めた……。
「飛べえええええ!」
もう限界だ、もう一秒でもこの場に残っていると消し炭にされてしまう。
アポロはミネルヴァと犬を乗せて、私はアクラスと同化しているのでその力で飛び立つ。
チラッと後ろを向いて確認したが、炎神の体は上半身だけが火口の外に出ている状態で、それ以上は出ることができないようだ。
これは前世で私とその仲間が施した封印だ。これなら……まだいける!
「ワウーン!? ワウワウワウ!(うっひゃあああああ!? ご主人! これなんとかできないんすかあああああ! どうにかできる算段があるからここまで来たんすよねぇ!)」
「別にあれを抑えるとか止めるとか治めるとか期待してるんなら残念だったな! この状況をどうにかする方法は……あれの攻撃をできる限りこちらの攻撃で抑えつつ全力で逃げるんだよおおおおお!」
つまりゴリ押しである!
だって仕方ないだろ! 何の前準備もなしにあれとガチバトルなんて死ねと言われてるようなもんだぞ!
アクラスに水の根源精霊並みの力があればまだ別だったが、生憎アクラスはその力のほんの一端しか持ち合わせていない。
「だから、全力で抵抗するだけの用意はしてあるぜ!」
取り出すのは、前世からの私の最強装備ケルケイオンと、現代の私の技術の結晶魔導銃アルマデス。
だがこれらもそのまま使うわけではない。私はアルマデスの持ち手を両手で掴み、そのまま内側に90度曲げる。
それによって現れた複雑なドッキング機構、これをそのままケルケイオンの先端に……合 体!
杖であるケルケイオンに元々銃剣であったアルマデスが先端に合体することによって半分だけ刃があるやや不安定な槍が完成する。
だがこれでは終わらない、ないなら足せばいい! 私が魔力を込めると、アルマデス部分のもう半分側に魔力でできた透明な刃が出来上がる。
さぁこれで……!
「完 成! 『
ババーン!
最後にサンライズ立ちして完璧に決まったぜ!
「ワウーン!(ってんなことしてる場合じゃないっすよ! 前! 前!)」
っと……流石にこの状況は私もふざけすぎてる場合じゃない。
では見せてやろう、この進化したケルケイオンの力を!
「術式カートリッジ三連結! 《水》《水》《水》! ケルケイオン、サポート&ブースト! 全開術式ブラスターモードセットオン! 対象範囲設定、『炎神の火山』周辺全域!」
『
カートリッジに溜めておいた魔力を全力術式や合成魔術として撃ち出すことが出来るようになり、さらに強力な戦術を組み込めるようになったといってもいい。
実戦は初めてだが、何の問題もなく機能している……これならいける!
「発射! 全開術式弾! 『
カッ!
瞬間、ケルケイオンから魔力の波動が放たれると共に凝縮された魔力の弾丸が弾け、抑えられていた全開魔術が発現する!
ズゴオオオオオオ!
生み出されたのは流水。それは私達に迫る熱気を飲込み、大地を飲込み、火山を飲込みながら天へ向かっていく。
すでに私達の視界にはもの凄い勢いで流れる流水しかなくなっている程に。
「やったの!?」
「おお、これは……」
(はいそれフラグ! というかこっちはこの程度のもので終わるなんて最初から思ってねーけどな!)
一見私の放った流水が完全に炎神も熱波も抑え込んだように見えるがそれは違う……。
よく見れば流水のあちこちで煙が上がっている……水蒸気だ。
私の放った全力の魔術は、ものの数秒で破られようとしているのだ。
「気を緩めないで全速力を維持し続けろ! アクラス、次だ!(オウ! 了解だヨ!)」
だが見ての通り普通の魔術は愚か、全開術式の魔術でさえもあの有様……ならばどうするか?
「全開術式を……重ねる!」
私は、すでに発動済みの『
元々私の魔力だ、捉えるのは容易でできる。さぁ、ここから追加していくぞ!
「(イクヨ! 時間さえ凍り付く絶対零度の世界!)全開追加術式! さらに《水》! 『
全開術式の魔術にさらに全開術式を加える……これもアクラスと合体しているからこそできる芸当である。
熱波によって崩されようとしていた魔術はさらなる力を得て勢いを取り戻し、新たな術式ですべてを凍てつかせた。
「ワウー!(やったっす! 今度こそ……)」
「だからそんなに上手くいかないっつってんだろ!」
ここまでやりはしたが……正直雀の涙程度の時間稼ぎである。
事実、すでに氷壁にほんの小さな亀裂が見え始めている。
(あと一発ってとこか……)
元々時空属性の全開術式を放った身だ。無茶はできないのは承知の上だ。
むしろよくここまで保っていると言っていいほどだろう。
アクラスと合体したこの姿は凄まじい魔力と回路を持つが、それでもあと一発全力術式を撃てるまでしかない。
それを撃てば、魔力を使い果たし合体も終了してしまうだろう……。
「けどそんなこと考えてる場合じゃねぇ! アクラス!(オッケーイ! すべての生命が終わりを告げる季節よ、今!)全開追加術式! もういっちょ《水》! うおおおおお『
……魔術の発現と共に、周囲が暗くなっていく。そして、その直後、すべての生物も無機物も静止させる終末を告げる冬が訪れる。
「ぬおお!? この……冷気は!」
「凄い……これも魔術……なの? わたしなんかとは全然比較にならない……」
アポロでさえもたじろぐほどの冷気。空が、大地が、海が、生命も、時さえも凍り付く冬の到来。
私とアクラスは力尽き、ゆっくりとアポロの腕の中へと落ちていく。
(氷壁に入り始めていたヒビも、圧倒的な冷気によって元に戻り始めている)
これで逃げ延びるまでの時間が稼げる……そう思ったその時だった。
力尽きる最後の瞬間……見えてしまった。
ただ一つ、目の前に見える亀裂だけが、少しづつ広がり始めているのを……!
「逃げ……!」
パリン……
砕け散る氷壁……そこから、一筋の炎が飛び出し、形を成してゆく。
それは、腕……まぎれもない、炎神の腕だった!
「く……っそおおおおお!」
せっかくここまで頑張ったというのに!
これで、すべてが終わったしまうのか……?
ミネルヴァが取り戻した本当の幸せも、アポロの描く輝かしい未来も……友の皆から願われた私の新しい人生も……。
「いや! 終わりになど……させてなるものかあああああ!」
「アポロ!?」
逃げることをやめ、炎神の腕へと向き直るアポロ。
これは……すべての魔力を口内へと凝縮して……。
「我らの未来は、誰にも邪魔はさせん! それが例え……“神”であろうと! おおおおお!」
そうだ……どんな未来だろうと選ぶのは自分自身。だけど、それを邪魔される道理は、誰にだってありゃしねぇ!
「アポロ!」
「ゴー! アポロ!」
「ワウン!(アポロさん!)」
「……いっけえええええ! アポロおおおおお!」
「『
-----
「ハァ……ハァ……。……うお~、よっしゃあああああ! 生きてるううううう!」
「ワウウウ!(うええええ! 今回は本当に死ぬかと思ったっすううううう!)」
私達が今いるのは、『炎神の火山』から遠く離れた、あの廃墟と化した村だ。
つまり、私達は逃げ切ったのである。
「ふ、フハハハハハ! 我も、ここまですべて出し切ったのは初めてだ!」
最後のあの瞬間、アポロの放った『
あの程度で傷つく炎神ではないだろうが、それでも私とアクラスの魔術も合わせて逃げる時間を十分に確保することができた。
「だが、心地いい疲労感だ……。こうして自らの手で、愛する者を守れたという実感があるからな」
「でも……無茶しすぎ。もうちょっと自分のことも心配しなさいよね」
「む、そうであるな。もうこの体は我一人のものではないからな。ミネルヴァの負担にならぬよう気を付けなければいかんな。ハッハッハッ!」
「あーもう……そうじゃないってのに」
「マァマァ、アポロが行き過ぎちゃった時は、ミネルヴァっちがブレーキをかけてあげればいいんだヨ!」
その通りだ。まったく本当にお似合いの二人だよ……チクショウ。
ま、なにはともあれ、これでミネルヴァの抱えていたすべての問題は解決した。
元々私がこの大陸まで赴いた理由……悪竜の討伐と魔石の採掘はすでに終了している。
「それで、フレンズ達はこれからどうするんだイ?」
「私は……こいつを持ち帰って研究の続きだ」
村に置いていた魔石を拾い上げて指をさす。
そう、私はここからは別の道を行くことになる。過去の因縁はすべて終わったのだから。
「ハッハッハッ! 我のやることは決まっている。これよりこの大陸に新たな『龍皇帝国』を築き上げるのだ!」
「ワーオ! アポロのチルドレンの時からのドリームだネ!」
「わたしもアポロについていくわ。一応お……お嫁さん、なんだし……」
デレた!? ミネルヴァがデレたぞ! うん、いい照れ顔です。
あー、私にもデレてくれるヒロインいないかなー。
「さしあたってまずは……この村を復興し、帝国第一の領地とするのだ!」
そのアポロの言葉に皆、ええ……! という顔になる。
なんというか、いきなりハードルたけぇな。
「大丈夫なのか? なんというかここは……一夜で壊滅した不吉な場所だと思われてそうだが」
「盟友よ、困難とは超えていくためにある。それに無念の内に死してしまった者達が眠るこの場所を、笑顔溢れる明るい国にできれば、彼らも浮かばれるのではないか……と思ってな」
「アポロ……そうね。わたし達で、作っていこう。誰もが笑い合える国を……」
ミネルヴァの手には、一輪の魔色花が握られていた。その色は穢れない純白の白。
もう彼女は憎しみを背負ってはいない。あの女の子のように、純粋な心でこれからを生きていくだろう。
「いよーっし! それならミーも少なからずお手伝いするヨォー!」
私達の頭上を元気よく飛び回るアクラス。
うん、なんだか私も楽しみになってきたな、こいつらが作り上げる『龍皇帝国』が!
「よっしゃ! それじゃあ新たな門出を祝って……。全員ちょっと寄ってくれ!」
私は一歩下がり、スマホのカメラを起動する。
そして……。
「ほいパシャっとね」
画面に写し出されたのは、今はまだまだ未熟な龍の帝王さんと、それを支える優しきお姫様。空にはそれを祝福するように陽気な精霊が飛び回っている。
じっと目を凝らすと、沢山の国民に囲まれた明るい国の未来が……見えてきそうじゃないか。
遠くに写ってる『炎神の火山』からは、未だ炎神が狂乱したまま火山弾や噴煙を立ち昇らせてるのは若干恐怖を覚えるが……まぁいずれ収まるだろう。
(さて、兎にも角にも、私の出番はこれで終わりだ)
アポロ達に背を向けて歩き出す。日本に帰る前には、ほんの少しでも国っぽくなったこの場所を訪れようと胸に決めながら。
「ムゲンよ! 我らは心を通わせたまぎれもない盟友だ! 困ったことがあれば、我はいつでも力になろう!」
「わたしも、あんたには返しきれない仮が出来ちゃったからね!」
「ああ! それじゃそん時は、よろしく頼むぜ!」
最後にあいつらの方へ向き、大きくサムズアップ!
さぁ、もうこれで後腐れはない。私は袋に詰めた魔石を抱えて走り出した。
「ワウン!(いやー今回はマジでハラハラしたっす。早くおうちに帰ってゆっくり眠りたいっすよ!)」
「私はこれを使って早速魔導ゲート(仮)の改良だ! それじゃあ戻るぞ! 中央大陸へ!」
第5章 龍の王と呪われし姫 編 -完-
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