派閥 21 隣の席は近いので白菊の話した事が聞こえたらしく、ユキが戻って来て白菊にさつきはごめんなさい、横で話しを聞いてしまったは酪農家がいやで芸者になったなんてい
派閥 21
隣の席は近いので白菊の話した事が聞こえたらしく、ユキが戻って来て白菊にさつきはごめんなさい、横で話しを聞いてしまったは酪農家がいやで芸者になったなんていうからそう、
だと思つていたのと謝ると、いいいのよ、支部長の話しによると真一さんは罪つくりな男なんですって、と言っても信一さんが悪いわけではないんですよ、会った女がどうゆうわけ、
だか、
惚れてしまうんだって、何かみんなと違うものを持って生まれてきのだというのよ、それが何かは支部長も学生の頃から付き合っているけど分からないのですてと言うとママがそれは、
試練だと思うは、ほらお釈迦様は凡人には慈悲を与えるけど、賢人には試練を与えるのですって、なぜかと言うと凡人には人を助ける力はないけど、賢人は助ける力を持っているで、
しょう、
だから賢人には人を助けるという試練を与えるらしいのよと言うと、柿本がまさにそうだ、今回私の所に真一が現れたのは困っている凡人を助ける為にお釈迦様が送ってくれたのか、
と言うので、柿本おまえは昔から自分の都合のいいように考えるんだなあと言うと、だから凡人なのさと笑ったのです、真一がママの言う通りだと僕は一生辛い目にあうのと聞くと、
だから女にもてるという、ご褒美をお釈迦様が下さっているのよというと、ユキが真一さんがもてるのはお釈迦様のご褒美なんだといい、それでは私も凡人だから一杯助けてねと、
いい、白菊がずる~い私もだよと言ったのです、そういえば真一さんが稚内に来てから、丸菱さんも、支部長さんも店にきて下さって、最近意外とお客さんの入りがいいんですよ、
お釈迦様が私を助けるために、
真一さんを送り込んだんだわ、聞くところによると、丸菱さんの稚内営業所もあっという間に建て直したそうなの、ヤツパリお釈迦様が送り込んだのねと言ったのです、真一は参った、
なあといい、それではもう一つアイデアを出すかと言うと、まだあるのかよと柿本が驚くので、今度はどうやって稚内をサツポロとおなじょうにするかだよと言ったのです、
ママがどうするのこんどは稚内市役所の市長にでもなるの、立候補したら私は必ずいれるわよと言うと、皆が入れるというので、これはありがたいここで5票はいれば当選間違いなしだ、
と言うと、みんながどっと笑ったのです、ユキが早く聞かせてというので、これからは冬になり観光客も少なくなり半年は灯が消えたみたいになるでしょう、そこでサツポロ雪まつり、
に対抗して稚内氷祭りをやるのさ、サツポロ雪祭りは二月にやるけど一週間くらいで終わるでしょう、稚内氷祭りは冬中やるんですよ、氷でお城とか色んな物を作り、そこに屋台村、
を作って、ジンギスカン、ラーメン、海産物から酪農の牛乳、チーズ、バター、牛肉などの出店を開くんだよ、氷の彫刻は一度つくれば冬のあいだ溶けない、ただ吹雪いた時は地下、
にもぐるしかないけど、稚内は地下も発達しているでしょう、
昔は稚内空港は整備してなかったのでサツポロで小型飛行機に乗り換えなければならなかったが、今は羽田から直行便が出ている、冬の間観光するところがないから観光客がこないのさ、
氷のトラツクを作りドッグレースレースを開催し、スケートリンク、などスポーッ場も整備すれば冬でも観光客は来るようになる、氷の下を見れる水族館、天気のいい日は星は満天だか、
ら天体観測もいいし、いっぱいあるよと話すと、
稚内氷まつりかそれはいい、稚内の観光課の人間は何を考えているのだろうと言うと、稚内市役所だから、わっかないのではとユキが言うと、ママがそれは私の十八番というと、
皆がどっと笑ったのです、女の子がママにあちらのお客さんがあそこの席は随分盛り上がっているけど、ママにこっちも盛り上げてと言ってくれとの事ですがというので見て、
稚内市役所の助役さんだはと言うので、
それは都合がいい、ママこの話しをして来てというと、あの助平助役が理解できるかしらといい、それではごゅくりといい席を立ち、それではあなたは此処に座ってというとかおり、
ですと言って座り、ユキが水割りをつくると頂きますと一口のんで、どんな面白い話をしていたのですかと聞くので、ここにいるすけこましの話を聴いていたのよとユキがいい、
え~と、その人はこの方でしょうと真一を指さすので、ユキがどうしてわかったのと聞くと、だって私のタイプだもんと言うので、ヤツパリお釈迦様のご褒美だと笑ったのです、
かおりですと名刺を渡すので受け取り、村上だよと言うと、下のお名前はと聞くので真一だよと言うとこんどデートしてくださいと言うので、いきなり言われてもと苦笑いする、
と、
柿本がユキさんが惚れてるからダメだと思うよ僕はいつでもいいよと言うと、え~そうなんですか、でも真一さんでないとダメなんですと言うので、ユキがどうしてと聞くとだって、
お父さんが真一さんの事を凄く気にいっていて、お前はあの人の嫁さんになれといっているのですと言うので、ゆかりちゃんのお父さんはと聞くと、山形水産の社長ですというので、
え~っ、どうしてここで働いているのと聞くと、学生で秋休みなのです、ここに出入りしていると父が言っていたので、ママに頼んでここでバイトする事にしたのです、私みたいな、
タイプはダメですかと聞くので、歳はと聞くと今年20才になりましたもうすぐ短大を卒業するんですと言ったのです、どうして僕なのと聞くと、だって大きな会社に勤めているし、
この若さで課長さんでしょう、将来有望だし楽できるでしょうと笑ったのです、彼氏はいないのと聞くと、いるんですが将来有望ではないしすぐ別れますと言うので、皆があきれて、
います、柿本が平成生まれの子はこんなもだよと言うと、私何がおかしいこと言っているんですかと聞くので、おじさん達には分からないよと柿本が笑ったのです、
梅菊があら私と同じ歳だわ、かおりさんはしっかりしているんだと感心すると、白菊があんた達の歳の子は彼氏がいても、目の前にそれよりいい男が現れたらすぐ乗り換えるのと聞、
くとかおりが皆そうですよ、同じくらいの歳の男の子は優しいけど将来なんて何も考えていないですよ、付き合っているのはタダの遊びだと思っているのが殆んどですよと答えた、
のです、
柿本がこんな調子ではこれからの日本はどうなることやらと言うと、真一が今かおりちゃんが言った人がほとんどだとすると、世の中の常識はもう変わったということで回りがそうなら、
それでうまくいくんだよ、我々が非常識という事かもと笑ったのです、白菊がそれで時々梅菊のいうことが理解できないことがあるんだと水割りをグイ飲みすると、梅菊があらお姉さん、
何かおかしい事を言っていますと聞くので、時々私が注意すると返事はするけど、聞いているのかいないのか分からない事があるのよといい、まるで馬の耳に念仏なのというという、
と、梅菊がどういう意味ですかと聞くので、馬は人間の言葉が分からないからいくら言って聞かせても理解できないでしょうと言うと、ふ~ん、おねえさんがガミ、ガミ言い出すと、
まるで耳に入ってこなくなるのです、
と申し訳なさそうに言うので、真一が白菊ちゃん、梅菊ちゃんは、馬の耳に念仏ではなく、馬の耳に粘土なんだよと笑うと、どういう意味と聞くので、馬の耳に念仏は人間は言葉が理解、
出来るので、一応聞いて聞かないふりをすると言う意味だけど、耳に粘土がつまったみたいに何も聞こえないんだよ、説教が始まると自動で耳栓が働いて何も聞こえなくなるのさと説明、
すると、かおりと梅菊がそうなんです、何も聞こえなくなるのですと真面目に答えたのです、
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