派閥 13 程なく牧場に着き看板に水上牧場と書いてあります、車を止め庭に入ると左側に大きな牧舎があります、こんにちわと声をかけると主人が先生いらっしゃいといい、傍に来たので、


派閥 13


程なく牧場に着き看板に水上牧場と書いてあります、車を止め庭に入ると左側に大きな牧舎があります、こんにちわと声をかけると主人が先生いらっしゃいといい、傍に来たので、

村上ですと挨拶すると、よく来ましたね水上ですと言ったのです、毎日掃除するんですか、大変な作業ですねと言うと、なれているのですよといい、奥の方から奥さんと、二人の、

女性が出てきたのです、


うちで働いてもらっている、山崎さんと武田さんですと紹介するので、村上ですと挨拶したのです、ユキがお二人は動物が好きで北海道旅行に来てすつかり此処が気に入ってOLを、

やめて牧場で働いているんですよと言うので、力仕事は大変でしょうと聞くと、最初はきつかったですが、なれてコツを掴むとそうでもないんですよ、牛や馬は人なっこくて、

可愛いんですよと笑ったのです、


馬に鞍がつけてありますよと主人が馬小屋に案内して二頭の馬を馬小屋から外にだしたのです、こっちがオスの太郎でこっちはメスの花子です、二頭ともおとなしい馬ですよとたず、

なを渡したのです、鞍をつかみくつわに足を引っ掛けて馬に乗ると、主人が成るほど慣れていますねと感心したのです、ユキは傍にあった台にのり花子の鞍に乗ったのです、

主人が二人にムチを渡したのです、


そそれではお借りしますとたずなを緩め首を手で叩くとゆっくり牧場に出て行ったのです、ユキが牧場を案内するわと言うので後をついて行くと、多くの牛が草を食べていたのです、

横をゆっくり通り過ぎて、それでは駆けましようとムチを一発いれると勢いよく走りだしたのです、林までくるとたずなを引いてゆっくり歩くと周りは綺麗な紅葉です、


すご~いと声をだすと、もうそろそろ紅葉も終わりになり、雪が降る季節よ、雪が降るとあっというまに野原一面が雪化粧になり、綺麗なんだけどとても寒く乗馬なんて出来ないの、

よ真一さんはいい時期にきたのよと言ったのです、回りをゆっくりあるいて牧舎まで帰ったのです、馬を降りると暫く休ませてからこんどは反対側にいきましょう、川が流れていて、

もうシャケが登っているのよと言ったのです、


奥さんがお茶にしましょうと家に案内したのです、テーブルに座ると牛乳とクッキーを出して、どうでしたと聞くので、久しぶりに馬にのって、しかも壮大な草原を走ってとても気持、

ちがよかったです、関東の牧場に比べて広くてビックリしましたと言うと、それは良かったは馬に乗りたくなったら言ってください、ユキ先生には大変お世話になっているのですよと、

言ったのです、


さあ飲んでください、今朝しぼったのですよと言うので、一口飲みうま~い、絞りたては違いますねといい、もうどのくらい牧場をやっているのですかと聞くと、主人で3代目なんです、

よと言うので、息子さんはと言うと札幌で会社に勤めています、主人は俺で終わりだなあとぼやいていますよと笑ったのです、ユキがサラリーマンなんてつまらないと、その内戻って、

きますよといい、


あいけないここにもサラリーマンがいたんだと言うので、いいんだよ、ユキちゃんが言うとおり必ず戻ってきますよ、若いと色々違うことをやりたいものなんですよと話すとそうだと、

いいんですがと奥さんが言ったのです、仕事が一段落したらしく、主人と二人の女の子がもどってきて、テーブルにかけ牛乳をのみ美味しいと言ったのです、奥さんがもう直ぐ昼食、

ですから食べてくださいというと、


ユキがありがとうございます、実は弁当を作ってきたんですよと言うと、ああそれでは川まで行って紅葉を眺めながら食べると美味しいですよと言うので、それでは馬に乗って川の傍、

まで行きますといい、再び馬に乗ってゆつくり歩き川に行ったのです、綺麗な川が流れていてなにやら黒い魚がひしめきあっています、傍に寄るとシャケの大群です、


そろそろクマがやってくる頃だはと言うので、それは危険ではというと、向こう岸に住んでいるから脅かさない限りこちら岸にはこないから大丈夫だよ、すこしはなれた場所にしまし、

ようと川から外れたところに馬を繋ぎ、マットを引いて弁当を広げたのです、小さな冷凍ボックスからビールを取り出し真一に渡したのです、私は運転しているのでノンアルコールだ、

よといい、それではと乾杯し飲んで美味しい、


こんな紅葉の綺麗な場所で飲むビールはたまらないなあと言うと、さあ食べてというので見るとおにぎりに沢山の手料理がありました、すご~い料理が上手いんだねと言うと実家は、

佐世保の町で食堂をやっていて、手伝わされたので意外と作れるのと話すので、お父さんとお母さんが寂しがっているのではと聞くと、私は次女でお兄さんとお姉さんがいて、


お兄さんは結婚して後を継いでいるから大丈夫なの、真一さんはと聞くので、姉さんが二人地元で結婚しているよ、僕は末っ子長男というわけだと言うと、お父さんはと聞くので造船、

技師で造船所で働いているよと答えたのです、佐世保には毎年帰っているよと言うと、ユキが私もお盆かお正月には帰っているよといい、こんどは地元で会おうと言うので、


今年の年末には帰るつもりだから、来年のお正月に会おう、店の名前はというとレストラン武蔵といい、私の祖父のお父さんが戦艦武蔵に乗っていてフイリピンで沈没したのだれど生、

き残って戦後レストランを開いたそうなのと答えるので、商店街の真ん中あたりにあるレストランだね、子供の時親父と行った事あるよ、海軍カレーを食べたなあ懐かしい、


その時ユキちゃんと会ったかも知れないねと言うと、子供の頃店が遊び場みたいだったから会っているかも、今でも海軍スレーは人気メニューなのよと言ったのです、ガサ、ガサと、

音がして林からクマが出て来たのです、大きなヒグマです、川に入り水にてを入れ激しく叩いて手を上げると大きなツメにシャケが引っ掛かっています、口にくわえ林に帰って、

いったのです、


すご~いクマがシャケを捕まえるのを始めてみたよ、いけない写真をとるのを忘れたというので、ユキがスマホを見せ、ほら撮ったよと言うので川に入ったとこから連写でシュケを、

口にくわえたとこまで映っています、添付フアイルで送ってあげるといい、真一のスマホに送ったのです、ユキちゃんは凄く機転が利くんだなあと感心したのです、

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