派閥 8 それではママ何か魚はあると聞くとぶりが一匹ありますよというのでそれを貰います、別料金でいいですよね所長にいうと、いいよこれからの事を考えれば安いもんだ
派閥 8
それではママ何か魚はあると聞くとぶりが一匹ありますよというのでそれを貰います、別料金でいいですよね所長にいうと、いいよこれからの事を考えれば安いもんだと言ったの、
です二人の女子社員をつれて厨房に行き、まな板にぶりを載せ、デバを取り出し魚はデバがさばきやすいんだよといい、まずうろこを落とし、こうやって刃先を立て頭に一気にい、
れひっくり返して片方に入れると簡単に頭が落とせる、
水洗いをして尻尾のほうからデバを入れ骨に当たったたら、それにそって頭の方に引いていき三分の1までデバが入ったたら尻尾を布巾でつかみ垂直にして一気に切り裂くのだよ、
これで半身に綺麗になるので、包丁についた油を水で丁寧に洗いながすんだよ、油がつくと切れが悪くなるのさ、次にひっくり返し尻尾から丁寧に骨にそって切り開くと三枚に、
おろせてこうなるよ、
後は細身の包丁に変えて、身の方の横に溝があるので真っ直ぐ切りとり、またひっくり返して厚さを5mmくらいに切って刺身にするんだよとやり方を教え、包丁を渡すと最初は、
おそる、おそるやっていたが、その内慣れてきて綺麗に厚さがそろってきたのです、大皿に盛り付け、きゅうりを取り出し皮を向いて切り添えて、山葵の塊を載せれば出来上、
がりだよ、
綺麗にできたねと褒めると二人とも始めてやりましたうれしいというので、後は手についた魚の生臭さを食器洗いの洗剤をつけ丁寧に洗い落としてというと、洗い落とし匂いをかぎ、
ほんとだ匂いはしないはと言うので、お湯を使っては手が荒れる元になる、魚の油は手にもいいんだよと言ったのです、出来たのをテーブルに持っていき二人がさあどうぞと勧めた、
のです、
所長がこれを二人が料理したのと聞くので三枚におろしたのは課長だけど盛り付けは二人がやつたのよ、最初は厚さがバラバラだけどこの辺からは綺麗に並んでいるでしょうと指さ、
すと全体的にまとまっていると感心したのです、さあ頂こうと箸をつけると甘みがあって美味いのでみんなが美味しい、美味しいと食べたのです、
ママが刺身のつまにダイコンではなく、キュウリというのがいいですねと言うので、ダイコンのつまは意外と残すでしょう、キユウリは甘みがあり熱を冷ます効果があるからサツパリ、
していて食べ易いから残こさないんですよと言うと、ママがなるほど今度からキュウリにするわと感心していたのです、歓迎会もお開きとなり店を出たのです、
店を出ると所長がもう1軒行こうと言うのでまだのむのですかと言うと、山田達が僕達は失礼しますといい、森が所長は酒クセわるいので先輩気をつけてくださいと帰っていったので、
す、近くだというので歩いていくとクラブクリオネと書いてあります、へえ、稚内にもクラブがあるんだと言うと、銀座のクラブと比較してはダメだよ、スナックに毛が生えたくらい、
のものさと笑ったのです、
店に入るとママがあら所長さんいらっしゃいと席を勧めると、女の子が一人傍に座り、ママがしおりといいますと名刺をだしたので、村上ですと名刺を出すと、新任の課長さんですね、
凄腕の人が本社から来るといっていましたが、お若いのに課長さんですかと言うので、正確には課長代理ですがと笑ったのです、傍についた女の子がユキですと挨拶し独身ですかと聞、
くので、
ああそうだよと答えると稚内の女はどうですかと聞くので、来たばかりだからわからないよと言うと、情が深くていい女が多いんですよとユキが言うと、あんたは生まれは九州でしょう、
道産子ではないのに稚内の女はわかっないでしょうと言うと、おもしろいとみんなが笑ったのです、ここのママとは高校の同級生なんだよと所長がいうので、そうですかヒョットとて、
マドンナだったのではと聞くと、
所長がそうなんだよ、僕なんか高値の花だったんだよと言うと、そんな事はありませんよ、所長さんこそ結構もてていたんですよと言ったのです、水割りで乾杯すると、ユキが村上さん、
は生まれはと聞くので、長崎の佐世保だよと言うと、え~、私も佐世保よ、ここに来て佐世保の人と初めてあったはと驚くので、なんでまた此処にいるのと聞くと、札幌の畜産大学を、
出て獣医をやっているんです、
この街に知り合いの獣医が開業しているのでそこで働いているの、給料が安いのでここでバイトしているのよと言ったのです、へえ獣医さんか、北海道は酪農家が多いから獣医はかかせ、
ないんだ、でも都会で犬猫をみていた方が儲かるのではと聞くと、牛、馬は可愛いの、男とちがって裏切らないのよと笑ったのです、
馬かいいなあ暫く乗っていないよと言うと、乗馬ができるんだと言うので、これでも大学の時は乗馬クラブで大会で優勝した事もあるんだよと言うと、こんど牧場を紹介してあげるわ、
北海道の草原を馬で駆け回ると爽快な気分になりますよといったのです、所長が馬にも乗れるんだと感心するので、競馬も得意ですよ、馬のまつげはすご~く長いんですよと言うと、
牧場は海産物は買ってくれないからうちの会社の取引先はないなあと所長が言うので、そうですか、何でもホタテの貝殻を砕いて粉にして飼料にまぜれば牛馬にいいと聞いた事がある、
けどと言うと、そうだは貝殻はカルシュームだから動物の成長もいいかもと言うので、ホタテを取った貝殻は棄てているのでしょう、所長花菱の社長に話して粉にする工場を作って、
もらい、
それを牧場や畜産農家に販売できるではないですかと言うと、面白いかもしれないというと、ユキが稚内には沢山あるのに全然気がつかなかったはと驚いていたのです、ママが成程、
ヤツパリ本社の人は目のつけどころが違いますねと感心していたのです、所長さん稚内営業所は村上さんのおかげで凄く儲かりそうですね、そうなたら一杯店に来てくださいよと、
言ったので、
いやあ村上君これで本社に行っても形見のせまい思いをしなくても済むよと上機嫌で、女の子に好きなものを飲んでいいよと言うと、二人がワインをといい、ママが珍しく大判ぶるま、
いね、気が変わらない内にボトルを入れようとスタッフに頼んだのです、これから雪が降って寒くなるでしょう、その間牛馬はどうしているのと聞くと、雪が降っている時は牧舎に、
いるのよ、
下に干草がしいてあるので温かいんですよ、天気のいい時は外に放して運動させるのです、一冬秋に刈り取った牧草を食べているのですが、毎日寝床を綺麗にしてあげなければならない、
のです、この作業が大変な労働なんですよと言うので、朝早くから夜遅くまでか、僕には出来そうにない職業だよ、そだてている人に感謝して牛乳を飲まなくてはとうなずいたのです、
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