派閥 5 日曜日になり稚内に行く準備をしょうとまずつり道具をだして、竿と仕掛けだけでいいだろう、でも冬になるので釣りが出来るのかなと思ったが用意したのです、後は冷


派閥 5


日曜日になり稚内に行く準備をしょうとまずつり道具をだして、竿と仕掛けだけでいいだろう、でも冬になるので釣りが出来るのかなと思ったが用意したのです、後は冷蔵庫に入って、

いる物を整理して着替えを入れて準備が出来たので昼飯を食べようと街に出たのです、えびす屋という定食屋に入りレバニラ炒め定食を頼むと、大将が真一さん来週の土曜日に伊豆、

に釣りに行こうと言うので、


残念明日から稚内に6ケ月出張だよと言うと、いいなあこれからはシャケの季節だから大物が岸壁で連れるし、紅葉も始まって綺麗だよと言うので、そうかあシャケの季節かこれは楽し、

みだと言うと、仕事ではなく釣りに行くみたいだねと笑い、それでは今日は壮行会を店でひらこう、つり仲間に声をかけておくよと言うので、了解6時頃店にくるよと約束したのです、


店を手伝っている娘の久美ちゃんが今日は形のいいカレイがあるから刺身にしてあげるはと言うので、どうしたのと聞くと昨日九十九里浜に仲間と行って3枚あげたのよ、真一さんは、

家にいなかったので誘わなかったけどと言ったのです、どうだったと聞くと浜辺からなげ釣りしたのだけど、入れ食いで皆大物を釣っていたよ、今日は自慢話で盛り上がるわよといい、


真一さんがいなくなると寂しいわね、なんと言っても真一さんは私の釣りの師匠だからと言うので、師匠はお父さんだろうというと、ダメ、ダメお父さんはへたくそなんだからと言う、

ので、こら、こら、真一さんと腕は同じくらいだぞと笑うと、目の前で何回もバラシタのよと教えたのです、そうかあ、久美ちゃんも腕が上がったんだと褒めると、腕に拳をつくり、

自慢したのです、


家に帰り競馬中継をみながらつりの仕掛けをいじっているともう夕方です6時になったので定食屋に出かけると、もう仲間があっまっていたのです、真ん中の席を勧めるので座ると、

皆で稚内で大物が釣れますようにと乾杯したのです、釣り仲間の一人が真一さんシャケを釣ったら、冷凍便で送って、ここでビールを飲みながらチャンチャン焼きをしょうと言う、

ので、必ず送るよと言ったのです、


大将釣りにいくので店を休むとお客が減りその内つぶれるのではと聞くと、久美がそれが大丈夫なのよと言うのでどうしてと聞くと、次ぎの日には釣れた魚を安くで食べさせるので、

それを目当てにくるお客さんが多いのよ、だから臨時休業の張り紙を出した次の日は大入り満員なので、一日休んだのは取り戻せるのよ、仕入れてないので原価も安いというわけ、

なの、


でも釣れないとお客さんががっかりするから、つれなかった時は魚を仕入るので赤字だわ、お父さん釣りに行ったら、バラシてはだめだよと久美が言うので、大将が段々遊びではなく、

なってまるで漁師みたいだよとぼやいたのです、カレイの刺身を出したのでつまむとこりこりしていて美味しいので、これは美味しいというと、だれも箸をつけないのでどうしたの、

美味しいよというと、


久美がみんなも沢山釣ったので食べ飽きたのよねというと、そうなんだよ、昨日から朝昼晩とカレイを食べているんだよと笑ったのです、今日はお父さんの釣ったカレイの刺身と、

塩焼きをお客さんに出したら大喜びして、こんどはいつ行くのですてと久美が笑ったのです、それでは稚内でシヤケが釣れたら沢山おくるよ、シャケ定食が沢山できてお客さんは、

大喜びするねと真一が言ったのです、


次の日は稚内に赴任する為会社にチケットを貰いに行くと、課長がおいおい、釣りに行くのではなく仕事優先だよと笑うので、バイヤーは釣りくらいできないと、地元の漁師と仲良、

くできないでしょうと笑ったのです、書記の女子社員ががシャケを送ってと言うのでまかしといてといい、チケットと出張旅費を受け取り羽田空港に向かったのです、


手荷物を預け飛行機に乗り込んだのです、羽田からは一時間半のフライトです、機長が稚内空港は晴れで気温20度というのでもう寒いのだと思ったのです、程なく稚内空港に着き、

荷物を持ってゲートをでると営業課員が出迎え、先輩こっちですと言うので彼の乗ってきた車に乗り込むと、まさか先輩が来るとは思いませんでしたよと言うので、こちらに来て、

もうどのくらいと聞くと、


まる二年です後一年で本社にもどれますと言うので、森、稚内の住みごごちはと聞くと自然豊かでいいところですよ、でもこれからが地獄ですこれからの時期は寒くなります寒さは、

半端ではありません、雪が降っていなくても風で山はだの雪が吹き飛ばされ、まるで雪が降っているみたいなんです、外には人っ子一人いませんよ、春から秋まではいいところ、

なんですけどと言ったのです、


出張所につくと所長が出迎え、皆に本社の営業のエキスパーと村上君だ、山田課長の後任として6ケ月いる事となったと紹介したので、皆さん宜しくと挨拶すると、村上さん山田です、

すみませんね、私が会社に残るのを断ったので巻き添えになってと言うので、いいえ先輩釣り三昧できると喜んできたのですと言うと、そうでした村上さんは釣りが趣味だったんだ、

これからはシャケの時期ですよと笑ったのです、


窓側の机を示しここが君のつくえだよ、白井君と女の子に声をかけ彼女が営業の書記をやつている白井君だと紹介すると、白井ですわからない事は何でも聞いてくださいと頭を下げた、

のです、それから君の部下の佐藤君、島村君、中田君に森君だよ、森君は本社にいたから村上君は知っているよねと言うと、森がええ本社では大変お世話になったのですと返事した、

のです、


それから総務課長の杉下君と部下の鈴木君に書記の徳山君だよと紹介したのです、それでは早速仕入先の水産会社に案内しましょう、森君運転を頼むと山田がいい、車に乗り込み、

取引先に向かったのです、海岸に行くと沢山の水産会社が並んでいたのです、ここで一番大きい水産会社ですよと言うので見ると、花崎水産株式会社と書いてあります、


入り口をはいり社長いると山田いうとええどうぞと言うので階段を上り二階に行き突き当たりの部屋に入ると、恰幅のいい紳士が立ち上がって、山田課長さあどうぞと応接を勧め、

るので、私の後任の村上課長ですと紹介したので、村上ですと名刺を出すと、花崎ですとイスを勧めたので座ったのです、山田課長に聞いたのですが、村上さんも釣りをやるん、

ですてと言うので、


ええ仕事より、釣りの方が面白いですと答えると、なるほどこれからはシャケの季節です、この岸壁からも大物が釣れますよと笑ったのです、山田が魚にも中々詳しいですよと言うと、

山田課長と取引してもう30年になりますか、目が肥えているので中々ごまかせませんよと笑うので、山田が私より村上課長の方が目が肥えていますというと、まいつたなあ、ひとつ、

お手あわらかにと握手をしたのです、

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