2


1


北海の友が送りしごつき蟹やや友に似ていと食い難し



2


日限りの些末なミスに泣きながらわが家の星降る敷石を踏む



3


雨に濡れても桜撮る父 晴れ着のむすめ駆け寄る あまからこんと



4


「ささめ雪」のはずが何故にこうなったケツまで浸かるごちゃまぜの泥!



5


好きな人に笑ってもらえた 嫌いな人には笑われたけれど



6


「こいつが魔性かよ」とゲラ笑い が、しっかり手を掴み



7


地を抜けて羽と思えばそれは雪 天使が来たかと期待したけど



8


すみっちょにて縮こまるカタツムリ雪降る夜に捨てる ごめんね

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