・横切る女の子

第1話 - 事件 -

1942年。平坦村での出来事。

いつも習い事で通る道はとても安全で、事故など起きる場所ではない。

むしろ、事故が起きることが珍しい。それもそうだろう。

ひたすらまっすぐな道で人口約50人というとても小さい村なのだから。

いつも妙な気配を感じる「平坦橋」。

ある日、平坦橋で女の子が首吊り自殺をしたという噂が流れた。

そして、私は恐れながら平坦橋を通った。

確かに首吊り紐が残っている。

しかし、その場所に登ることはできない。女の子はどのように登ったのか。。。

その日から村で証明不可能な現象が起きている。

事例として出せるものは「少年少女行方不明事件」だ。

あの日から1週間も経たずにことも達の人口が激減し、人口約30人となった。

行方不明となった子供たちは今どこにいるのか。。。

生き残っている私たちで謎を解き明かすしかない。

子供はあと5人。誰が生き誰が死ぬかわからない。

しかし、おとりを置くことで行き先が分かるかもしれない。。。