Chapter7 『いつもの朝』 7-13

(桜が見送った。)


「行ってらっしゃい。」


「誠司さん、お仕事。 無理しないでね。 私に話せることなら、


時々愚痴を言っても良いのよ。」


(桜はウインクした。)


「ありがとう。 桜さん・・。」


「今日は、僕と桜さんが良く知っている人に会うよ。」


「え?」


(誠司は、桜に微笑んだ。 スーツ姿の誠司が、海からの暖かな朝日を

背中から受けていた。)


「桜さんにだけ、話せる人です。」


***









『いつもの朝』

Chapter7 End


Fragment of Time・・・時の欠片の道しるべ

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