Chapter4 『不器用』 4-10
「さぁ~あね~・・。」
「からかってますね?」
「真剣だよ~・・僕は~・・いつでも~・・ぐぅ。」
「・・もう。」
(言葉の最後は、寝息になってよく聞こえなかった。)
『やはり聖様は、結界ができるまでは、夏樹様を現場から遠ざけておきたいと思って
らっしゃるのかな。』
『民間人を巻き込むリスクを、夏樹様には負わせたくないんだ。』
『誰かを巻き込めば、民間人に負担を負わせる。』
『それは、夏樹様が一番したくない事だから。』
(菖蒲は、白の方を向いた。)
「よかったです。 見つけたのが聖様で。」
「私たちは、国家機密組織・・。」
「もし誰かが見ていたら、記憶に触れなければなりませんから。」
(白はうっすらと目を開けた。)
「すぅ~・・、記憶を~・・操作すると・・。」
「消したい~・・部分だけじゃなくて~・・。」
「その人の大切な~・・記憶まで一つ・・無くすんだって~・・。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます