第16話

幼い頃星野リリは母親から虐待をされていた。


彼女は物心ついた時には既に父親はおらず、母親は一人でリリを育てていた。

リリの母親はシングルマザーだった。

母親は駆け落ち同然で実家を出ていた為、実家の援助は一切なく、その為経済的には裕福ではなかった。

着る服は二日に一回は同じ服。食べる物はいつも質素なものが多かった。

母親は懸命に働きながら彼女を育てていたのだが、それでも暮らしは一向に変わることはなかった。


だがリリはそれでも充分に幸せだった。

いつも母親が笑顔で彼女へと笑いかけ、寂しい時には優しく抱きしめてくれる。


ただそれだけで幼い頃の彼女は幸せだったのだ。


だが、その幸せはある日を境に音を立てて崩れ去った。

ある日、学校から帰ってきたリリは自分が棲むアパートの扉を開けた瞬間に、母親の怒鳴り声に驚いた。


「何を言ってるのよ!!話が違うじゃないっ!私は貴方の言う通りにして来た。なのに、なのにどうしてなのよ!!貴方は最初から……あの時から私の事を裏切るつもりだったの!?」


それは今まで彼女が聞いたことも無い母親の怒気を孕んだ声だった。

その声は憤りと憎しみを相手にぶつけている。そんな声だった。


……一体どうしたのだろうか?……


幼いリリは困惑し、疑問を強く抱きながら玄関で靴を脱ぐと母親がいる部屋の方へと向かった。

和室6畳の部屋の中で母親は俯き、その場に立ち尽くしていた。

畳の上に乱暴に投げられたであろう携帯端末が転がっていた。

子供のリリから見ても明らかに母親の様子がおかしかった。

そんな母親にリリは、どう声を掛けていいのか一瞬戸惑い、そして意を決して母親へとおずおずとした様子で心配そうな顔をしながら声を掛けた。


「おかあさん……どうしたの?何か嫌な事でもあったの……?わたしがお話聞いてあげるから元気だして……」


それは子供ながらに精一杯母親を気遣ってのものだった。

母親はその声にピクリと反応をし、そしてゆっくりと後ろを振り向いた。

苦笑し、いつもの母親の優しい声が自分に返ってくる。リリはそう思っていた。


が、彼女の予想は大きく覆された。


そこにはいつもの穏やかな母親の姿はなく、

深い憎しみと、自分の蔑むようにギロっとした突き刺す視線で母親はリリの方を見た。

そして、


「リリ……あんたさえいなかったら、私はこんなに苦労はしなかった。私は普通の暮らしをしてこれた。あんたは私を不幸にする悪魔よ!!あの男とあんたさえいなければ……返してよ!私の人生を返しなさいよ!!」


口汚く彼女を罵り、そして母親はリリの頬を平手で勢いよく殴ったのだった。


「おかあさん……何言っているの?……わたしが……リリが悪いのなら謝るから……だから止めて……痛い……痛いよ、おかあさん……」


それは何度も、何度も繰り返され、幼いリリは泣きながら何故自分が殴られているのか分からず何度も謝った。

それを切っ掛けに母親の虐待は始まった。

罵詈雑言を浴びせられ、殴る、蹴るは日常茶飯事の事となり、また真冬の寒空の中下着姿で外へと放り出された事もあった。

リリは身体も心もボロボロに成り果てていた。

暫くして、学校側と児童相談所がリリの虐待に気づいた。

虐待をしていた母親とリリは引き離され、施設へと入れられた。


どうしてあの時、自分の母親が突然豹変し、自分を虐待し始めたのか分からない。

いくら考えても分からないのだ。


だからあの時、人を簡単に信じる事が出来なかった。

怖かった。

また信じたら、また裏切られてしまうかもしれない。

そう思うと誰も信じられなかったのだ。


だけど桐生時雨は怯え、警戒しきっていた自分の方へ歩み寄り、話し掛けてきてくれた。

いくら自分が素っ気ない態度を取ろうが、冷たい言葉を浴びせようが、怒ることもなくめげずに自分へと話し掛けてくれた。

彼を信じてみたい。

彼と関わるうちにそんな気持ちが次第に芽生え始めた。

彼を信じたい。

もう一度信じたい。だから彼女は彼を信じた。


彼は母親(あの人)とは違う。


そう思いながら。


だが、結果違っていた。

彼は自分の事を愛するあまりに狂い、リリの事を手に入れる為に、リリの大切なものを壊していった。

それも自分の強い独占欲によって。


……こんな筈じゃぁなかった……。わたしは認めて貰いたかった。ただそれだけだった……


今思えば自分は大切な人に自分の歌を認めて貰いたかっただけなのかもしれない。

だからあの時、彼が犯人だと気づいた時、彼女は《クライニング·セクニッション》に依頼をした。

彼を警察に突き出すのではなく、彼が自分の過ちに自ら気付き、それを改心し、昔のような彼に優しい彼へと戻って欲しいと思い、彼らに依頼をしたのだ。

だけど彼が抱いていた恋慕は自分の予想以上……それよりさらに深かった。

きっともう止める事は出来ないかもしれない。

きっと彼はライブを爆破するその為に、用意周到に動くだろう。

彼はやると言ったらやる男だ。昔からそうだった。

アリーナ会場に設置されている爆弾の数が幾つ設置されているのかは分からない。

もし例え分かったとしても、それを解除する時間は残されているのだろうか?

せめて爆弾が会場に設置されていると言う情報だけでも警察に伝える事が出来れば、状況は変わるかもしれないが、今の彼女ではそれは叶わなかった。


自分の大切なものさえも護れない……。

わたしの信じたもの……信じてくれたものすらも護れない……いくら頑張っても、やっと掴みかけた夢ですらも零れ落ちてしまうのならば最初から願わずにいれば良かった……諦めていれば良かったんだ……。


リリはそう思い、虚ろな目をしながら激しく燃え盛る炎を眺める。

炎は周囲に幾つも積まれているコンテナ、機会を飲み込んでいき、さらに激しさを増していく?

炎の海と化している状況の中で、とても逃げ出す事は不可能にさえ思えた。


もういいや疲れちゃったな……。全部諦めよう……。


そう思い、彼女はそっと瞳を閉じた。


だが、その瞬間。


近くの大きな窓ガラスがパリィィィンと、砕ける音がその場に響き渡ると同時に、バイクに乗った人物がそのまま突っ込んできた。

あまりの突然の事にリリは再び閉じた瞳を開け、その人物へと視線を向けた。

砕けた窓ガラスの中をくぐり抜け、バイクは燃え移る炎の中を疾走しながら天井から次々と落下してくる建物の破片を避け、そしてリリの近くへと止まった。

バイクに乗っていた人物はバイクから降り、被っていたヘルメットを脱ぎ、そしてリリの目の前へと近づいた。


リリはその人物を見、驚愕しながら静かに唇を動かした。


「さ………とる………」


信じられないものを見るような目で見るリリに悟は唇の端を吊り上げ、そして不敵に笑った。


「助けにきてやったぜ。お姫様」


「どうしてここが分かったの?……だってピアスは壊れた筈なのに……」

「そんなもんまだデーターが生きてりゃ簡単に解析と追跡が出来んだよ」

そう言いながら悟は周囲にいる筈の犯人を警戒し、どこからとも無く取り出したカッターでリリの身体を縛っていたロープーを切った。

自由に動けるようになったリリを確認し、悟は再び周囲を見渡した。

周囲は炎が燃え盛り、建物から建物へと火の手が移り、バチバチと音を出しながら激しさをより一層に増していた。

この中に犯人が潜んでいるとは、とても考えにくい。やはり犯人はここでリリを殺す行動に出たのだ。

自分の読みが当たっていた事を確信しながら、悟は焦りを含んだ声でリリへと強い口調で告げた。

「リリ早くここを出るぞ!急いで俺のバイクの後ろに乗れ、ここを突発するぞ!」

そう言う悟にリリは俯き、一歩もその場から動こうとはしなかった。

悟はそんな彼女を不信に思い、小さく眉をひそめた。

「リリ何してんだ!?早く行く……」

「いかない……」

悟の言葉を遮り、リリは小さな声音でポツリと言った。


「行かない……わたしはもう全部諦める……」


「は?」

「……わたしを拐った犯人は時雨だった。時雨はわたしを殺すだけじゃなく、わたしのステージを……会場を破壊すると言っていたわ!会場に爆弾を仕掛けているの。今から警察に連絡してコンサートを中止させても会場に設置された爆弾は幾つか分からない……。それに、もし爆弾が運良く全部処理されたとしても時雨はまたやるわ。きっと何度も、何度もわたしの大切な場所、大切な人達を傷つけるかもしれない……もうそんなの耐えられない……。だからもう諦めるの……」

リリは今にも泣きそうな顔をして言った。

それは諦めと、悔しさと、絶望感の全ての感情を入り交じったものだった。

その場に暫しの沈黙が流れる。

それは一秒か、はたまた数十秒か分からなかった。

だが、それを打ち破るかのように悟は呆れた顔で「はー……」と短いため息を吐きながら、頭をポリポリと掻き、そしてリリを真剣な瞳で見て一言告げた。


「リリ……お前本当は時雨が犯人だって最初から気づいてたんだろ?」


その言葉に胸がドキリとし、驚愕した表情でリリは悟へと視線を向けた。

その表情はどうして分かったのか。そう物語っていた。

それを見、悟は鼻でふっと軽く笑う。

「お前からの依頼は”犯人を捕まえて欲しい”それだけだった。犯人を捕まえるだけならば警察に言えばいいだけの話だ。現に警察の方が警護体制が整っているしな。だけど、お前はそうはしなかった……。警察に言えない別の理由があった。それはお前が犯人の正体をすでに知っていたからだ」

「……………」

「お前は犯人を……桐生時雨のお前に対する行動を止めて欲しくって俺らに依頼をした。警察に引き渡す事は視野に入れずに、桐生時雨を説得し、改心させる目的の為に。違うか?」

問い掛けるように言う悟にリリは苦しそうに顔をしかめ、そして彼から目を逸らした。

目の前の彼は自分の本当の目的を知っていたのだ。

もし時雨が警察に捕まるような事になれば、学院の特待生の特権が全て失われる事になる。そうなれば前科を持った生徒として扱われる事になり、当然受験にも大きく影響が出てしまう。

リリ自身は時雨の事は憎んではいない。

時雨に改心して欲しい。

出来る事ならば元の関係に戻りたいとも思っていた。だからこそ時雨の将来に対しての傷が付く事は出来るだけ避けたかったのだ。


自分が相手に対して、どれだけ恐怖を感じていたとしても。

自分は彼を信頼していた。


リリは苦い顔をしながら再び悟の方へと顔を向け、ポツリと言葉を零した。

「そうよ。アンタの言うとおりよ……」

一度言葉を切り、そして続けた。

「わたしは時雨を止めたかった。あの時犯人からのメールで違和感を覚えた。マネージャー以外、わたしのスケジュールを知る人間は殆どと言っていい程いないわ。なのに、メールはわたしの仕事の休憩時間、休みなどのタイミングを見図ったように何十通も送られて来た。最初はありきたりで、”今日のステージの君可愛かった””愛しているよ”そんな内容だった。だけど、だんだんと”アイドルを辞めろ”とか過激なものへと変わっていった。正直気味が悪かった……だけど次第に文面をよく見ていくうちに気づいてしまったの。時雨の文面の書き方と似てるって……」

「…………」

「違うって思いたかった。否定したかった。だけど調べれば、調べるほどに彼に近づいてしまっていた。もし彼ならば確かな証拠もないままじゃぁ簡単にはぐらかされてしまう。それにもし時雨が犯人ならば彼を説得し、心を入れ替えてもらって、もう一度昔のような関係に戻りたかった。だからアンタ達に依頼をした。彼を”捕まえる”為だけに……だけどそれも、もういいの……」

そう言い、リリは悲しそうな顔を浮かべながら目を伏せた。

「彼はもう止まらない。時雨はわたしを手に入れる。ただそれだけの為に周りの人達を巻き込んで、傷つけた。関係ない人達でさえも。もういくら足掻いても、きっと変わらない。だから諦めるのよ……。だからもう、わたしの依頼は取り消す。アンタは早く会場に連絡してコンサートを中止させて。それで全ては終わるかもしれない。それで終わるのならわたしはそれで諦めはつくから」


「何お前?それ本気で言ってんの?」


悟はリリへと鋭く射抜くような目をして言った。

それに対してリリは思わずビクリと一瞬怯み、だが彼へとキッと睨むように強い口調で言い返した。

「そっ……そうよ。依頼は取り消しだって言ってんの!だって、わたしがここで死んでアンタが会場に連絡すればライブは中止になる。時雨の計画は全て破綻に終わる、わたしが死ねば皆丸く収まるのよ!!」

「……………」

「依頼は取り消しって言ったけど、お金は払うわ。それなら文句ないでしょう?前にアンタは言ったわよね?ビジネスで動いてるって。だからわたしとの関係もビジネスじゃない。わたしが死のうが、どうしょうがアンタには関係ないじゃない!?」

リリは顔を歪め、悲痛な声で叫ぶように強く言い放った。

それに対して悟は眉をピクリと動かし、そして。


「ふざけんじゃねぇ!!」


リリを強く睨みながら怒鳴った。

「何勝手な事をほざいてやがるんだよテメェは!全てを諦める?私が死んだら全て丸く収まります?ライブを中止すれば犯人の目的は無くなる?ハッ馬鹿馬鹿しい。お前は自分が悲劇のヒロインか何かか?馬鹿を言うのも休み休み言えってんだよ!!」

「アンタには分からないわよ!!ずっと信じていた人に裏切られたら人の気持ちなんか!!護りたい場所も護れない人の気持ちなんかアンタには分かんないわよ!?」

「ああ!!んなもん分かんねーよ!?確かにお前に言ったとおり、俺の仕事はビジネスだよ!嘘じゃねぇ。だけどな、これだけは分かる。お前のライブの為にどれだけの人間が頑張り、動いてきたと思う?どれだけの人間がお前の歌を楽しみにしているのだと思うんだ?お前はそんな人間の努力を踏みにじろうとしてんだよ。お前自信が簡単に諦める事によって」

「だったら……だったらどうしたら言いって言うのよ。わたしの護りたいものはいつも護れなかった。壊れてばかりだった。本当に護りたいものをどうやって護ればいいと言うのよ!?わたしにはもう……分からない……わからないのよ……」

瞳から涙を零しながらリリは、涙に濡れた声で強く、強く叫んだ。

それは彼女自身の心からの叫びだった。


「そんなもん俺が護ってやる」


悟はリリへと一歩近づく。

そして。

「どんな我儘だろうが、理不尽だろうが、傲慢だろうが、お前の本当の”依頼”(願い)の為ならば俺はお前の事を全力で救い出してやる。お前はどうしたい?ここで泣きながら諦めるのか、それとももう一度立ち上がって本当に護りたいものの為に足掻くのか。星野リリお前はどうしたい?」

「わたしは………」


彼の言うとおりもう一度自分自身が本当に護りたいものを護りたい。

だけど、もし今までみたいに護りたいものが壊れていったら?

護れなかったら?

その絶望に似た不安感が彼女の中で今でも蓄積され続けている。

だけど。

それでも彼女はそれを必死に振り払うかのように、


(わたしは……わたしはもう一度自分の手で本当に護りたいものを護りたい!)


そう強く思った。

今度こそ何もしないまま壊れていくのを、ただ黙って見ているのではなく、自ら行動を起こし、足掻くために彼女はそう思った。



そしてリリは悟を濡れた瞳で見詰め、そして唇を動かした。


「お願い……わたしを助けて……」


それは彼女の意志がこもった願い。

それを聞き悟は、唇の端をニッと吊り上げ、そして彼女へと手を差し伸べた。


「お前のその依頼(願い)受理した」


彼のその言葉と共に彼女はその手を取った。

それは彼が彼女の本当の願いを引き受けた瞬間だった———。


悟から引き上げられるように、その場から立ち上がったリリは、周囲へと燃え盛る炎の海へと変わりゆく姿に目を向け、そして不安そうな顔をしながら悟に問い掛けた。


「ねぇ……これ、どうやってここから出るのよ?」


焦るようにリリが悟に疑問をぶつけるのも無理がない話だった。

何故ならば、先程より炎の勢いが周囲の建物を多い尽くすかのように、天井の骨組みのような鉄筋からギシギシと嫌な音を出していた。

まるで今にも天井から落下してきそうな勢いだ。

だが、悟はそれに対してあっさりとした口調で彼女へと答える。

「こりゃ、さっさと出ねーとヤベーな」

「アンタそんな悠長な事言ってる場合じゃぁ……って、ひゃぁ」

そう喚くように言うリリを悟は面倒くさそうにしながら、彼女を抱えると近くに止めていたバイクの方へと向かった。

「悟!アンタ何すんのよ!?」

顔を真っ赤にしながら喚くリリに悟は呆れたような顔をして、

「だからさっきも言ったように、ここからでバイクで出るつーてんだろ」

そう言った?

そして彼女をバイクの後部座席に乗せると自分もバイクへと跨り、乗った。

悟はエンジンを捻り、後ろに乗っているリリへと声を掛ける。

「おい、リリ!しっかり捕まってろよ!?出ないと振り落とされっからな!!」

「えっ?……振り落とされっるって……」

困惑し、そう言葉を口にした瞬間。

バイクは突然走り出し、加速した。

建物が炎で崩れ落ち、通路を走るに連れ炎で狭くなる一方、悟はそれをバイクでスピードを落とさず走り抜ける。

が、炎を避けて走っている為、目の前に迫る光景は出口ではなく大きな窓ガラスだった。

このままではぶつかってしまう。

そう思ったと、同時にリリへと声が飛ぶ。


「リリ!!しっかり捕まってろよ!?」


「え?え?」


リリは反射的に彼の腰へと強くしがみつき、迫る窓ガラスを凝視しながら、ある考えが頭の中を過ぎり、一瞬で青ざめる。


(まさか、まさか、まさか……この状況って、このまま突っ込むって事なの!?わたし聞いてない!!!)


リリは心の中で激しく突っ込みをいれつつ、恐怖のあまりきつく瞼を閉じた。


その瞬間。


さらに加速を伴ったバイクは近くにある小さなコンテナへとジャンプし、そして窓ガラスを突き破った。

パリィィィンとした音と共に無数の硝子の破片を浴び、悟は跳んだバイクを地面へと着地させるように横へと滑らせた。

ギュルルルルっと、タイヤを擦らせ、バイクを止めた悟は後ろに座るリリへと再び声を掛ける。


「おいリリ、大丈夫か?」


「わたし今度からアンタのバイク乗らない……本気で死ぬかと思った……」


悟の言葉にリリは青い顔をしながら、げっそりとした顔でそう言ったのだった。


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