乱世の快男子24 翌日は早飛脚便で上洛を承知したと、関白秀吉に手紙を出して帰国の途についたのです、その頃上田では本田平八郎軍と真田昌幸軍が対峙していたのです、昌幸は平八郎


乱世の快男子24


翌日は早飛脚便で上洛を承知したと、関白秀吉に手紙を出して帰国の途についたのです、その頃上田では本田平八郎軍と真田昌幸軍が対峙していたのです、昌幸は平八郎は野戦は得意だが、

城攻めはヘタだ容易には城攻めしないで我々を、おびき出して戦しょうとするだろう、予め掘ってあった抜け道から信幸、兵500、幸村、兵500をつれて、信幸は本田軍の前面、幸村は側面、

に兵を伏せて、


信幸が攻めかけて、こころ間を見て撤収するのだ追撃した本田軍を幸村が突き崩して、本田軍が引くところを追撃すれば、怒った本田軍は総攻めにかかるはずだ、信行幸村軍は一斉に撤退、

して川を渡り、本田軍の大半が川を渡ろうとした時上流の関を一気に崩せば、兵は濁流に飲みこまれ1000人は溺れるはずだ、見届けたら全軍大手門から引き上げるのだ、深追いはならんぞ、

と言うと2人は承知と言ったのです、


大久保彦左衛門が敵は2000、我が軍は5000だ一気に城を攻めれば簡単に落ちるだろうと言うと、平八郎が戦巧者の昌幸だ何が仕掛けてあるか分からん、敵をおびきだして野戦で戦うべきで、

ある、しばし様子をみるのだと言うと、平八郎とも言う豪の者が臆したかと彦左衛門が言うので、くれぐれも敵の手に乗ってはならないと言うと、彦左衛門は立ちあがり陣地に戻ったの、

です、


平八郎がまったく猪、武者め決起にはやって抜けがけしなければいいがと言ったのです、信幸と幸村は抜け道を通り城の外に出て配置に着き、本田軍の正面にいきなり姿を現し、一斉に襲、

いかかったのです、本田軍は不意を撃たれ大混乱したのですが、体制を整え反撃に移ると信幸軍は撤退したので追撃に移ったのです、追撃軍が林の所に来ると、横合いから幸村軍が突撃し、

て横腹を突かれたので、


くそ~つ、伏兵がいたのか撤退しろというと、元の位置に撤退しょうとすると信幸軍が引き返し、本田軍は支離滅裂となり逃げ帰ったのです、これを見た彦左衛門がおのれみなわしに続け、

と信幸、幸村軍に襲いかかると、両軍は一斉に撤退するので、彦左衛門が敵は浮き足だった、ぞ今が時だ一気に大手門を打ち破れと突撃したので、平八郎がいかん深追いはするなと叫んだ、

が兵の勢いは止らず、


全軍が信幸、幸村軍の追撃にはいったのです、川を全軍で渡ろうとした時、地響きがして濁流が本田軍に襲いかかったのです、彦左衛門が敵のワナだ全軍撤退しろとどなったが勢いは止ら、

ず川に入った者はことごとく濁流に飲みこまれたのです、これを確認した信幸、幸村軍は勝ち鬨を上げ大手門より城に入ったのです、本田軍は800人の兵を一瞬で失い昌幸の恐ろしさを、

改めて知ったのです、


彦左衛門がわしの短慮で多くの兵を死なせてしまってた、ここで腹を切ると言うので、平八郎がお主が腹を切っても戦は勝ちにならぬ、昌幸が一枚上だったと言う事だ、ここでの戦は不利、

だ、どんなワナが仕掛けてあるかわからん、城を囲んで兵糧攻めにして、敵が全軍出てくるのを待って合戦するしかあるまい、決起にはやってはならんぞと戒めたのです、家康からの使者、

が来て、


準備を整えて再度討伐するので、一旦撤退せよとの命令である、二千の城を落とすのにはその5倍の兵力が必要だ、ここは一旦引き上げるぞと言い引き上げ命令を出して、上田を後にした、

のです、平八郎が家康の前に顔を出し、真田にしてやられましたと言うと、昌幸めこれで徳川は二度負けた事になると言うと、アッパレな戦でございましたと言うので、まあ天下の情勢に、

はたいして係わりない、


気にするでないと笑ったのです、みんなを大広間に集めこの辺が潮時である、徳川は関白に臣従の礼を取る事にしたと言うと、彦左衛門がまだ負けたわけでは御座らんというと、真田にし、

てやられたではないかと言うと、関白に負けたわけでは御座いませんと言うので、バカめあれは関白が後ろで煽って真田をけしかけたのだ、このままだと、上杉、真田、木曽を背後に受け、

秀吉軍20万と戦う事になると言うと、


背後は北条がおりますと言うので、氏政は徳川不利とみれば背後から我々に攻めかかってくるぞ、さすれば、ここまで生き延びて来た苦労が水の泡だ、一旦秀吉に降り又の機会を待つしか、

あるまい、何とか真田を味方につけなければならないと言うと、平八郎がそれがしの娘を真田に嫁がせて懐柔しましょうと言うと、そなたの娘はそなたより豪の者ではないか嫁入りを承知、

するものかと家康が笑うと、


真田の武勇を聞けば厭とは申しませんし、殿が沼田の領有を認めれば徳川になびきますると言うと、沼田は中浦正直に与えてしもうたと言うと、何とあの正直にですかと聞くので、沼田を、

かけての一騎打ちで負けたて取られてしもうたと言うので、平八郎がアッハッハッハと大声で笑い、ならばそれがしが正直と一騎打ちして取り返しますると言うので、近々上洛するので、

宜しく頼むぞ、


しかし今度は何をかけて勝負するのだ、あ奴は平八郎の首なんぞでは賭けには乗らないぞと言うので、何とそれがしの首では不服といいますのかと聞くと、ああ、あ奴は国をかけなければ、

勝負には乗らないぞと言うので、はて困りましたなと言うと、平八郎の娘を真田の嫁に出し、真田の本領を賭ければ良いではないか、そなたが勝てば沼田の領有を真田認められるわけだ、

よもや平八郎が遅れはとらないであろうと言ったのです、


そなたが自信がないなら柳生十兵衛を代理として立ち合わせてもよいがと家康が言うと、それは名案で御座います十兵衛殿なら万に一つも負ける事は御座らぬと言い、さつそく昌幸殿に申、

しいれにそれがしがみずから出向きますと言うので、そうか行くか、昌幸が承知しょうとしまいととどうでも良いがと言うので、他人の領土を了解も得ずに賭けられると申されるのかと言、

うので、


沼田は元々わしの領土だ真田にしのこの言われる覚えはないと言うと、そうで御座りました、きっと承諾させてご覧にいれますと言ったのです、平八郎が真田に赴き面会を求めると、昌幸が、

何と平八郎が1人で来たのか、さて何のようだというと、信幸がコテンパアに負けたので和議をこいに来たのでしょうと言うと、ほう、沼田の領有を認めるとでも言つもりかなと言い、通す、

ように言ったのです、


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