乱世の快男子20 いくらでも相手を倒す事ができます、戦場では相手は鎧兜をつけていますから、切る事はできませんカブトか肩を打ち据えて倒し、鎧とおしで相手にとどめをさします、
乱世の快男子20
いくらでも相手を倒す事ができます、戦場では相手は鎧兜をつけていますから、切る事はできませんカブトか肩を打ち据えて倒し、鎧とおしで相手にとどめをさします、この刀は実践向、
きなのですと話すと、成る程峰で叩いたので三成の刀が折れたのだなと言うので、ご明察です、三成殿の刀がなまくらなのではありません、この刃の波紋と言い優れものです、折ってし、
まいましたから、
秀吉様なにとぞ新しい刀を三成殿にお与え下されと頼むと、あい、分かった業物を押し与えようといったのです、それにしても凄腕だこれでは河野道定も驚いていただろうと大笑いした、
のです、三成大丈夫かと秀吉が言うと、死んだと思いましたよ、死ぬと言事は恐ろしい事なんですねと三成が言うと、ゆめ、ゆめ、正直と立ち会ってはならないぞというと、わかりまし、
たと言ったのです、
屋敷に戻り祐兵に拝謁すると秀吉様から聞いた、家康殿への上洛の使者として浜松へ赴けとの事であった、ご苦労だが頼むと言い、家康殿が秀吉様の使者を切るとは思わないが十分気を、
つけてくれと言ったのです、大丈夫で御座います家康様の様子も探ってまいりますと、祐兵の前を辞して旅支度をして浜松に向かったのです、大阪から浜松までは約80里の道のりで歩い、
て9日かかります、
そのころ秀吉は関白になり豊臣の姓を朝廷から貰い、豊臣秀吉と名乗っていたのです、京都に到着して伏見に宿を取ったのです、この頃の京の都は戦乱から立ち直り活気を呈していたの、
です、りょう禅と言う老舗の旅籠に草鞋を脱いだのです、女将が正直様お待ち申しておりましたと部屋に案内したのです、お茶を差し出し、お父上様は息災で御座いますかと聞くので、
手紙では元気にしているとの事だと言うと、
正直様の事は中浦のご家中の方よりお聞きしています、祐兵様は3万石にてお家再興がなったとの事おめでとうございますと言うので、旧領を取り返すまではお家再興がなったとは言えな、
いよと言うと、そんなに日向の地が良いのですかと聞くので、殿にとっては忘れられない土地なんだよと言ったのです、京都も中々の賑わいではないかと言うと、秀吉様のお陰ですよ、
ここの所戦もなく町衆が焼け出される事もなりなりましたと言い、これで戦のない世の中になるのでしょうかと聞くので、それにはもう少しかかるだろうが、もう、都での戦はないだろう、
と言ったのです、まだ夕餉には時間があります、清水寺でもおまいりなさいませ直ぐそこですよと言ったので、おまいりする事にしたのです、この旅籠は中浦家が昔から京都での定宿にし、
ており、
正直も元服前に父と共に逗留した事があったのです、父が使えていた伊東入道は京都の花鳥風月を好み、京都からその文化を取り入れており、城下町も小京都と言われるくらいに、似てお、
り京の公家、茶人とも親しかったのです、その為武門は遠ざけて、文化人を多く登用した為に弱体化し、最後には滅亡してしまたのです、正直の父正光が諌言するも仕舞いには聞く耳ほ持、
たず、
出仕停止となり島津に攻め込まれ、文化人は戦では何の役に立たず、裏切りが横行してあっと言う間に崩壊して、戦かっている家臣を見捨てて主家が国から逃亡すると言う事になってしま、
ったのです、一時は日向に47城を築き栄華を極めた事もあったのです、栄枯衰退は世の習いとはよく言ったものです、清水寺におまいりして参道を降り旅籠に戻ろうとしたとき、女の悲鳴、
が聞こえたので、
路地を曲がると3人の武士が1人の女にわしと一緒に来いと手を掴んでいたのです、傍には下女が震えてうずくまっています、おい、何をやっているのだと声をかけると、振り返り、お主、
には関係ない、引っ込んでおれと言うので、昼日中から女をかどわかすとはお主ら野党盗賊の一味かと言うと、一人の男が刀を抜いて、言わしておけばと切りかかって来たのです、正直も、
刀を抜き峰にもちかえて、
踏み込みその男の右手を打ち据えるとぎや~と、悲鳴を上げ刀を落としたのです、2人の男も刀を抜き切りかかってきたので、刀を跳ね上げて肩と手を打つと、2人共も刀を落としたので、
です、首元に刀をつき付けどこの家中の者だと聞くと、三条家の衛士だと言うので、その三条公がこの女に何の用があるのだと聞くと、ご所望なのだと言うので、何をばかなそんな勝手が、
通るかといい、
わしは中浦正直と申す、関白秀吉様の命により浜松に出向くところだ、三条公に伝えよ、いつでもお相手申すとなと言い行けと言うと、立ち上がり3人は逃げさつたのです、これケガはな、
かったかと聞くと、ハイと返事したの下女の手を引いて立たせて、おまえは大丈夫かと言うと、ありがとう御座いますと泣顔をするので、まったく物騒な事だな、どこに行くのだと聞くと、
祇園の扇屋の娘でございます、お稽古から家に帰るところで御座いますと言うので、物騒だ送って行こうと連れだって祇園に向かったのです、扇屋につきそれではと言うと、どうぞ中へ、
お入りくださいませ、お礼にお茶など差し上げますと言うので、そうか、それではと店の中に入ると、主人の扇屋鶴兵衛に御座います、このたびは娘をお助けくだされたそうで、ありが、
とう御座いますと奥に案内したのです、
奥座敷に座ると膳が運ばれて来て、先ほどはありがとう御座いました、玉と申しますと酌をしたので飲み干したのです、京都ではあのような事を公卿は平気でやるのかと聞くと、前々から、
奉公に上がるように言われているのです、どうせそばめにしょうと言う腹なので、お断りしているのですが、それで無理矢理つれて行こうとしたのでしょうと言うので、秀吉様の名前を出、
たから、
もう二度とは手を出さないだろうと言うと、ほんにありがとう御座います、正直様はお強いのですね玉はびっくりしました、それに下女にまで手を差し伸べてくださり、本当にお優しいの、
ですね、さあもう一献と酌をしたのです、そなたは此処の1人娘かと聞くと、鶴兵衛がこれには弟がいるのですが今修行で奉公にだしており、娘は1人で御座いますと言ったのです、何の、
稽古に行っていたのだと聞くと
踊りにございますと言うのでそうか、上達の程はどうなのだと聞くと、お師匠さんがうるさい人で中々稽古に身が入らないのです、踊りは向いていないのかも知れませんと言うので、それ、
では三味線か琴にしたらどうだと言うと、お琴も習っていますと言うので、それではすこし聞かせてくれないかなと言うと、ヘタでございますよと言うので、かまわんよと言うと、下女が、
琴を持って来たのです、
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