乱世の快男子18 来年伊東家の旧領が戻ったら、余の言う事を聞いて高松12万石は受け取るのだ辞退は許さぬぞと言うと、祐兵が正直ありがたく頂戴するのだと言うので、祐兵様がそうい


乱世の快男子18


来年伊東家の旧領が戻ったら、余の言う事を聞いて高松12万石は受け取るのだ辞退は許さぬぞと言うと、祐兵が正直ありがたく頂戴するのだと言うので、祐兵様がそういわれるのならあり、

がたく頂戴いたしますと言うと、そうか、それで良いのだこれからも羽柴の家を頼むぞ、今回の褒美だ5万両くだしおくぞと言うので、それはもう頂いておりますというと、家臣が増えれ、

金も要るたろう、


遠慮はいらぞと言うのでありがたく頂戴いたしますると頭を下げたのです、しかし、よく秀次の面子を立ててくれた、余は鼻が高いぞと言って部屋を出て行ったのです、三成がおめでと、

うございますと、3万石の書付を祐兵に渡したのです、金寸5万両は屋敷にとどけますと言い、しかし、正直どのはバカ正直ですねと言うので、バカはないだろうと言うと、これは失礼と、

言うので、


バカはお手前でござろう、殿帰りましょうと席を立って部屋を出て行ったのです、三成が呆然としています、祐兵が申し訳御座らぬと正直の後を追いかけたのです、おいついて何もそん、

なに怒る事はないではないかと言うと、祐兵様演技ですよ、秀吉様の威光をかさに来ているのでチョット脅かしただけですと言うと、お前も人が悪いと大笑いしたのです、


祐兵がなぜ高松12万石を断るのでわしに遠慮しなくてもいいんだぞ、正直はわしの為に十分つくしてくれたと言うので、私は大名には向いていないのです、城に登城して正座をしなけれ、

ばならないのでしょう、思っただけで足が痺れますと言うと、大笑いをして、しかし、来年は断るわけには行かないぞというと、きっと、すっかり忘れますから大丈夫ですと言ったの、

です、


恩賞だがと言うので、こんどは半分増えましたので私は600石でいいですよというと、まいった奴だなと言うとので、また100人は増やさなければなりません、今度は徒歩でいいでしょう、

旧家臣で馬に乗れない物が可愛そうですと言ったのです、屋敷に戻り祐兵が恩賞の発表をして労ったのです、5万両が届き、勘定奉行がまた貰ったんですかこれで13万両の蓄えができま、

したと言ったのです、


そこから5千両出してくれ、新しい武器を考えようと言うと、今度はどんな物ですかと聞くのだ大筒だよ、今の鉄砲の弾の100倍大きな玉を飛ばすのさと言うと、何に使うのですかと言う、

ので、城の門をこの玉て壊せば近づかなくてもいいだろう、オランダ、エゲレス等の外国の船にはこれが何問もついており、相手の船に穴をあけて沈めるのだそうだ、それの、開発費だ、

よと言ったのです、


成る程我が藩がそれを持てばまた、手柄が立てられますねと言ったのです、さつそく桔梗屋に運んでくれ、仔細は後で私が話すと言ってくれと頼んだのです、後は兵奉行だなと呼んで、

加増になったので今度は徒歩を100人程集めてくれ、旧家臣から選ぶのだ才をひけらかす奴はダメだぞ、それから体力だな、剣は強くなくてもいいぞと言うと、承知しましたと言った、

のです、


自分の屋敷に戻っていると、河野道定がだずねて来てお雪が案内してたので部屋へいくと、領地は安堵してくれましたかと聞くと、ええ全て安堵してもらい今回の働きで3万石ほど加増、

を受け18万石となりました、全て正直殿のお陰ですというので、いや、道定殿のお働きによるものですよと言うと、高松12万石を辞退なさつたとか、勿体無いと三成様が言っていまし、

たよと言うので、


あの三成と言う男にはお気をつけなされ、秀吉様のお傍にいる事を良い事に、色んな懺悔を言っているらしいです、秀吉様も耳元で100回も囁かられれば信じてしまう事もあるでしょう、

からというと、よくご存知ですね、私もあ奴は嫌いなのですと笑ったのです、今日は伊予の干しあわびと干物を持参して奥方にお渡しして置きましたと、言うのでそれはあり難い、それ、

では一献というと、


頂ましょうと言うので、お雪頂いた干物で一献やるぞしたくしてくれ、それから、お供の方々にも部屋にお通しして、振舞ってくれと言うと、承知しましたと返事したのです、お気使い、

いたみいります、しかし、正直殿が戦場に肴を持って飲みにこられた時はビックリしましたよと言うので、あの酒は美味かったですねと言い、申し訳ないが足をくずしてもよろしいか、

と聞くと、


どうぞ遠慮なくと言うので道定殿もくずしてくだされ、どうも、正座は苦手でしてと言うと、それではと足を崩したのです、酒と肴が運ばれて来たのでお雪が酌をして、乾杯したのです、

いよいよ九州征伐ですねと言うので、その前に徳川様を上洛させて臣従させなければなりませんがと言うと、どうするかですねと言ので、秀吉様の事です朝廷から関白くらいの官位を、

もらい、


威光にて従わせようとするでしょうが、中々一筋縄で行くお方ではないですよと言うと、正直殿ならどおしますと聞くので、私なら真田を使います、真田昌幸殿は知恵者でして徳川に、

二回も勝っています、今は8万石くらいでしょうから、これを30万石にして駿河を脅かせますというと、徳川の後ろの北条は使えませんかと言うと、あれは、秀吉様を百姓あがりだと、

バカにしているので、


協力はしないですよ、上杉を味方に引き入れて、真田を使えば家康は一番困ります、真田に徳川領に侵攻させ、真田討伐に行こうとしたら浜松を狙うのです、家康は溜まらず秀吉様に、

臣従の労をとるでしょう、そこで真田に徳川領は返還させて、代替地を与えればいいわけですよと話すと、成る程、さすがわ知恵者ですねと言ったのです、秀次様は秀吉様の後を継い、

で上手くいきますかねと聞くので、


いや、徳川様がいる限り無理でしょう、もし、秀吉様がなくなったら羽柴家は分裂します、そうするのは三成でしょう、そこを徳川様が上手利用するはずです、中々天下は諦めません、

よ、羽柴家のアキレス腱は三成と言うわけですというと、そうなったらどちらにお味方するつもりですかと聞くので、勿論家康様ですよ、そうしないと又戦国の世に戻ってしまいます、


もうそろそろこんな時代は終りにしなくては、あの、日野富子より100年も戦乱が続いているのですよ、もう、いいでしょうと言うと、本当にその通りです、親兄弟が殺しあわなけれ、

ばならない時代はお終いにしないといけませんねと言ったのです、アジの干物を食べてこれは酒のつまみにピッタリだと言うと、おりがあればお届けしましょうと言うので、それは、

あり難いと酒を飲み干したのです、


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る