乱世の快男子15 熊谷が普通は降伏した軍は先方を押し付けられ、兵の消耗をさせられるものだが、そんな、気配もないと言うと、一人の国人が讃岐、丸亀の兵を分散して戦列に加え、裏


乱世の快男子15


熊谷が普通は降伏した軍は先方を押し付けられ、兵の消耗をさせられるものだが、そんな、気配もないと言うと、一人の国人が讃岐、丸亀の兵を分散して戦列に加え、裏切りにくくした、

上に、攻略する戦術も見事なもの御座る、戦上手の道定、元親殿も勝てない相手で御座るなあと言ったのです、一方山倉城攻めの福島、藤堂は早くも陣割で激突していたのです、福島が、


自分は大手門口を攻撃するのでお手前はからめて口から攻めるように言うと、なにをいうか、わしが大手門口を受け持つので、おぬしは絡めて口にまわられよと、激しく対抗したのです、

これを見た山内一豊が福島殿は高松城攻めで手柄を上げられているではないか、今回は大手門口は藤堂殿へ譲られよと言うと、おぬしが落とせなかったら、そっこく入れ替わるぞと言っ、

てしぶしぶ承知したのです、


藤堂は福島に言われて激高しているために、家臣に大手門を攻略できなかったら死ねと撃を飛ばし、一気に攻めるぞと5000の兵で突撃したのです、鉄砲と弓と石、材木が降り注ぎ大手門、

にはたどり着けず多くの死傷者を出して、一旦引いたのです、一方福島軍も絡めて口に突撃したがこれも破れず多くの死傷者をだして後退したのです、戦線は膠着して容易に攻撃できな、

かったのです、


河野道定は城の囲みを見て、成る程城の全面に軍勢を配置して三方には配置していないと言う事は、我が軍をおびき出して叩こうと言う事かと言う、讃岐、丸亀の国人は当方に味方する、

のかと聞くと、合力すると言っていますが、我が軍が有利でなれけば日和見を決め込むでしょうと言ったのです、それでは今夜絡めてから1000人が迂回して秀次軍の背後に回り奇襲する、

ぞ、


そうすれば本陣が総崩れとなるであろう、崩すだけでよい直ぐに城に撤収するので、山口新三郎そなたが兵1000をつれて城を抜けよと命令したのです、正直が正面以外は開けてあるので、

夜陰にまぎれて奇襲するだろう、秀次軍の背後に回り込むはずだ、我が騎馬隊は絡めて口のここの林に150で待ち伏せする、50人づつ3隊で連続射撃をすればたまらず、引き返すだろう、


一体はここの草むらに隠れており、引き返したら後の3隊で連続射撃をすれば城には戻れず逃げさるだろう、今回は馬は置いていくのだと言ったのです、今夜は闇夜だ夜討ちにはもって、

こいだと言う、殿も今夜は出撃しましょう、林の一隊の指揮をお願いします、それがしは草むらの一隊を指揮しますと言ったのです、秀次に銃声が聞こえても慌てず軍勢は決して動かさ、

ないように頼んだのです、


握り飯をもち迂回して林と野原に配置したのです、深夜過ぎに絡めてが開きおよそ1000人が静かに城を出たのです、林から250間に来た時、祐兵が狙え、放てと命令すると敵の先頭の兵、

がバタ、バタ倒れてのです、続けて銃撃すると間断なく銃撃されるので敵は相当の人数がいるぞ引け~と命令した時には300人以上が倒れて、一斉に引き返したのです、草むらに隠れて、

いた、


正道達が一斉に連続銃撃すると退路を絶たれて右おう、左おうして逃げ惑ったのです、山口も眉間を射抜かれ討ち死にして、1000人中400人が死傷して夜の闇に消えたのです、秀次は始、

まったなと思い、諸将が集まって来たので、騒ぐな時期おさまる、いま頃は城兵は待ち伏せに会って、全滅しているだろうと笑ったのです、正直は祐兵と合流して殿お手柄で御座ると、

言うと、


わしもやっと活躍できたぞと満足していたのです、陣地に帰り祐兵が敵およそ400を討ち取りました、残りの600あまりは逃げ去り、城には入っていませんと言う、敵の大将首で御座る、

と差し出したのです、さつそく近くの寺の坊主に首実権させると山口様でこの城のご家老でございますと言ったのです、秀次が祐兵に敵の大将首で御座るぞと褒めると、祐兵は喜んだ、

のです、


それでは兵を出して、まだ生きている者を寺へ運びましょう、和尚手当てを我が軍に同行している医師に治療させます、境内をお貸しくだされと言うと快く承知したのです、運び込まれ、

れたものは212人で186人はそこに埋めて和尚にお経を上げてもらい弔ったのです、翌日は全軍に昨日の夜打ちの事を話し祐兵が敵の大将を討ち取り1000人の兵を壊滅させたと話し、全軍、

で勝ち鬨を上げたのです、


河野道定は兵が一人も帰ってこないので、絡めてを開けておいたのは策略だったのか、待ち伏せを受けて壊滅したのだろう、敵の口上によれば山口は討ち死にして首を取られたという事、

だ容易ならざる軍師がいるとみえると言うと、黒田官兵衛は病気で軍勢には加わっていないとの事でしたがと言うと、それより凄い軍師がいると言う事だ、時が来るまで打ってでてはな、

らんと言ったのです、


囲んで1週間がたちも加藤がそろそろ言い頃だろうと、総攻撃を命じたのですが大手門を破る事はできず撤退して、次の日に全軍に撤退命令を出して、陣を引き払い秀次軍の陣地に向かっ、

たのです、それをみた城将がばかめ敵は諦めて本城に向かったぞ、小山田1000人を引き連れ追い討ちをかけて、少しでも兵を減らすのだ、深追いせずに戻るのだ我々も後を追うぞ、本城、

の兵1万4千と挟み撃ちにしてくれると言ったのです、


小山田が兵ほ連れて追撃に移り林の傍に来ると伏兵が一気に襲いかかったのです、ワナだ引き返せというと、一目散に城に逃げ帰ったのです、城門が開くと近くの林から5000の兵が忽然、

と現れ城門を閉じようとしましたが、敵味方入り混じっているので弓、鉄砲は撃つ事ができず、城門になだれこんだのです、加藤は全軍を反転させ一気に城に向かったのです、2万の兵に、

3千の兵は次々と討ち取られて陥落したのです、


およそ1000人が討ち取られ後は逃げ去り、城将の河野道定の弟を始め多くの敵将が討ち死にしたのです、城は大手門と絡めて門を壊し、そのまま放置して全軍秀次軍に向かったのです、

この知らせを聞いた、福島、藤堂軍は必要に攻撃するも城はびくともしなかったのです、やがて加藤軍達2万が本体に合流して、総勢4万対1万3000となり対峙したのです、山倉城は無傷、

ですが、


福島、藤堂軍が囲んでいる為身動きができなかったのです、河野道定はこれではわが方の負けだな、元親殿にはすまんが城は開城するしかない、絡めては囲まれていない、軍師は城を出、

て一戦しろと言っているのだ、全軍城を出て一戦し、土佐の元親軍に加わり、もう一合戦するぞ、1万4千の内1万でも行きつければ、いいだろうと言ったのです、加藤が秀次に1000人を、

討ち取り、城は陥落しましたと報告すると、


よくやった、これで河野道定はお終いだなと言ったのです、加藤が正直殿の策に敵はピッタリはまりましたよというので、清正殿の手柄で御座ると笑い、道定は明日は絡めてから全軍出、

てきて一戦まじえるでしょうと言うと、夜陰にまぎれて奇襲するのではと言うので、そう、させないようにこれから城に降伏勧告しに行きますと言うと、それは危険だと言うので、

河野道定程の者は使者を切りはしませんよと言ったのです、


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