乱世の快男子14 翌日は讃岐、丸亀と進軍すると殆んどの城が戦わずして開城して、秀次は領地を安堵したのです、開城を拒む者はことごとく討ち取られ、讃岐、丸亀は平定されたので
乱世の快男子14
翌日は讃岐、丸亀と進軍すると殆んどの城が戦わずして開城して、秀次は領地を安堵したのです、開城を拒む者はことごとく討ち取られ、讃岐、丸亀は平定されたのです、次は伊予の国、
です、ここを領有しているのは河野道定で名うての戦上手です、特に野戦の名人で長宗我部元親が軍門に降らせるのには10年の歳月を要し、今では盟友となっており容易には開城はしな、
いと思われたのです、
もう少しで伊予の国に入ろうとした場所で、軍議を開く事にしたのです、正直が敵はこの山倉城兵3000、高井城兵3000、そして本城兵1万4000で御座る、藤堂高虎がそれでは各城を我が、
軍勢6万で囲み、一気に落とせば良いというので、そうすると後ろから1万4千、わき腹を3000の兵で攻撃されますと言うと、こちらは6万でござるぞ、城を出てくればもっけの幸いではな、
いかと言ったのです、
6万のうち2万はつい最近まで長宗我部にしたがっていた者達です、我が軍が不利となればたちまち寝返ります、そうなると4万対4万となり地の利に長けている敵が圧倒的に有利となり、
我が軍は大打撃をうけて、四国攻略は頓挫してしまいますと話し、四国攻略はすくなくとも半年以内でなければなりません、それ以上になると徳川が背後を襲う事になり、徳川、上杉、
北条が手を組んで、
大阪になだれ込むことになるでしょうと言うと、高虎がそれではどおすればと聞くので、ここは、三方同時に攻めなければ落ちない配置になっているのです、山倉城を2万、高井城を2万、
本城を2万で囲み、応援が出来ないようして、山倉城か高井城のどちらか一方が落ちたとき、その軍勢と合流して4万で攻めかかれば、野戦の名手である河野道定は必ず城から出てきます、
山倉城攻めは藤堂、福島殿以下1万5千に讃岐、丸亀の兵5000、総勢2万とし、高井城は加藤、京極殿以下1万5千に讃岐、丸亀5000、総勢2万、本体は秀次様1万に讃岐、丸亀1万、総勢2万、
で御座るというと、本体にいつ裏切るかも知れない1万を入れると、敵1万4千に讃岐、丸亀1万が合流したら、2万4千対1万になり秀次様軍は壊滅するではないかと高虎が言うので、讃岐、
丸亀の兵を分散させたのは、
裏切りにくくしたのです、本体は城を囲んでいるだけで戦はしないのです、山倉、高井の城が落ちれば絶対裏切らないでしょうと言うと、その前に河野道定が開門して讃岐、丸亀の兵と、
合流して秀次様にかかって来たらどおするのだと聞くので、大手門を挟んで讃岐、丸亀の兵5000づつ配置して秀次様軍はその配置の大手門を正面にした後方に1万を配置します、さらに、
讃岐、丸亀の5000の後方には1000丁の鉄砲隊を配置するのです、こうすれば城兵と合流して裏切れば後ろから銃撃を、受ける事になり相当の兵を失うでしょう、又正面からも1000丁の、
鉄砲に銃撃され支離滅裂となります、城兵が打つてでたら讃岐、丸亀兵は即座に横に退避するようにして置けば、裏切らなかったばあいは城兵は3方から3千丁の鉄砲にうちかけられ、
城に逃げ戻るしかなくなり、
二度と出てこなくなり、裏切りはなくなると言ことです、この話は讃岐、丸亀の諸将に話します、1万中2、3千の損出を覚悟で河野道定に味方するかどうかの覚悟が必要であり、真後ろ、
に鉄砲隊がいると言う事は、両軍の大将を狙っている事になります、裏切ればその軍の大将はことごとく鉄砲の餌食となり、1万は壊滅するでしょう、それを見た河野軍は驚いて城に、
籠もりますよと言ったのです、
ただ秀次様のご覚悟が必要です、これで河野道定を討ち取れば天下に名をとどろかす事になり、長久手の汚名が挽回できますがどうですかと聞くと、わかった、全ては正直にまかせよう、
あの時拾った命だ惜しくはないと言うので、諸将いかがで御座ろうかと言うと、皆が承知と答えたのです、くれぐれも言っておきますが無理攻めはいけませんぞ、高松城は敵が油断した、
為に陥落したのです、
こんどは城壁に着くまでは銃窓から離れて、近づいたら一斉に鉄砲、弓をいかけてくるでしょう、同じ手には二度と引っ掛かりませんよと念を押したのです、それではそれぞれ進軍だ、
と言うと全軍がそれぞれに、移動を開始したのです、加藤が傍にやって来たので、福島、藤堂が上手くやれますかねと言うので、無理でしょう功名争いをする、御仁ですからと言うと、
それではなぜと言うので、清正殿の陣にあの2人のいずれかを入れると清正殿は城は落とせません、清正殿に城を落としてもらわねば戦が長引きますというとと、どうすれば早く落と、
せるのですかと言うと、囲んだら暫くして総攻めをして、こころあいをみて撤退して全軍本城向かうのです、少しでも兵を損出しょうと打って出てきます、その前に伏兵を隠しておき、
叩き潰すのです、
慌てて城に逃げ帰ります、そこで5000の兵は撤退せずに大手門の近い草むらか林に潜んでおかせ、城に逃げ帰り城門が開いたときに一斉になだれ込み、引き返した全軍で突撃すれば、
本丸まで引くしかなくなります、後は火矢を射掛けて城に火をつけていぶりだせば降伏しますよ、逃げかえれるのは1000人にもみたないでしょうと言うと、成る程見事な策ですなと、
言ったのです、
それぞれが城を囲み伊予攻防戦がはじまったのです、正直は囲む前に讃岐、丸亀の兵の配置、本体の配置と鉄砲隊の配置を伝えると、讃岐の国人がそれでは我々が裏切ると申されるの、
かと言うので、諸将は四国に領地をお持ちだ我々が不利とみれば強い方にするのは領土をまもる為に仕方ない事ではないですかと言うと、それは、そですがと言うので、もし河野道定、
に味方されれば、
後ろの鉄砲と正面の鉄砲3千丁の餌食となり軍は壊滅するでしょう、お味方くだされば城兵が打って出て来た時に、両脇にお下がりくだされ、そうすれば城兵は3千丁の鉄砲の餌食と、
なります、城内からの誘いがあれ合力すると答えてください、合力するも良し、両脇に下がるもよし、得とみなで相談してくだされ、お味方くだされば恩賞も与えましょうと言って、
配置についたのです、
讃岐、丸亀の諸将が集まり、讃岐の国人熊谷直実が中浦正直と言う御仁は恐ろしい人だ、我々がどちらに転んでも殲滅させる陣立てでござる、いかがしたものであろうかと発言すると、
背後に1000丁の鉄砲隊が控えておるのだ、我々を始めとして大将は全て討ち取られるであろう、この際は日和見は捨てて全面的に秀次軍に合力するしかあるまいと言い、全員了承した、
のです、
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